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Microsoft Teams文字起こしガイド

Teamsを文字起こしする3つの方法と、議事録にするまでの手順

Teams標準のトランスクリプション、Klangの会議ボット、保存した録画のアップロード。開始・停止・ダウンロードの手順、OneDriveの保存先、共有範囲を比べ、会議後に議事録を仕上げるまでを解説します。

日本語が英語になる場合は話し言葉の設定、開始ボタンがない場合は権限、会議後に記録がない場合は字幕と文字起こしの違いを確認します。以下はデスクトップ版の公式手順に基づく案内です。

日本語の会議なのに英語になる・日本語に変更できない

  1. 開催者、共同開催者、文字起こしを開始した人、または文字起こしを有効にした機能を開始した人に操作を依頼します。この人たちは会議中も話し言葉の設定にアクセスできます。
  2. 「その他のアクション」→「レコーディングと文字起こし」→「トランスクリプトの表示」を開きます。
  3. トランスクリプト内の「言語設定」から「この会議で話している言語」を日本語にして「更新」を選びます。翻訳先の表示言語と、音声を認識する話し言葉の設定は別です。
  4. 日本語で短く発言し、新しく追加される行が日本語で内容に沿っているか確認します。変更は参加者全員の文字起こしと字幕に影響するので、会議中に一言知らせます。
Teamsの言語不一致通知。検出言語は英語(米国)で、設定と変更のボタンがある
Microsoft公式の通知例。通知部分は日本語、周囲の操作バーは英語です。この例が検出した言語は英語(米国)なので、日本語の会議なら変更をそのまま承認せず、「設定」で日本語を選びます。通知が出ない場合も上の手順で設定できます。

変更できないとき:一般の参加者が設定にアクセスするには、進行中の文字起こしやそれを開始した機能の停止と、文字起こしの再開が必要になる場合があります。まず上記の権限を持つ人に変更を依頼し、記録を中断する場合は開催者と相談してください。

確認する結果:変更後の発言が日本語で記録されること。すでに誤って記録された行まで自動で直るとは限りません。会議後、元音声があれば照合し、開催者が保存済みトランスクリプトを編集するか、ダウンロードした文書を修正します。

「文字起こしの開始」がない・選択できない

  1. 開催者に、対象ライセンス、参加に使っているアカウントと会議内の役割を確認してもらいます。外部組織や匿名の参加者は開始できません。同じ組織のアカウントでも、会議オプションで開始できる役割が制限されている場合があります。
  2. IT管理者に、開催者と開始する人の両方に割り当てられた会議ポリシーで文字起こしが有効か確認を依頼します。開催者が会議のCopilotをオフにしている場合も、録画と文字起こしがオフになります。
  3. 条件が合っても使えない場合は、管理者がMicrosoft 365管理センターのTeamsトランスクリプト診断で、対象ユーザーのメールアドレスと会議URLを調べます。診断の提供対象外の環境は公式案内を確認してください。

確認する結果:許可された人が「文字起こしの開始」を選び、言語を確認すると、参加者に通知されてトランスクリプトに新しい発言が表示されること。ポリシー変更だけで直ったと判断せず、会議で開始できるか確認します。

社内ルール上有効にできない場合は、利用許可のある録画ファイルがすでにあるときに限り、録画をアップロードする方法を検討します。録画が残っていなければ、過去の会議の音声を後から取り戻すことはできません。

字幕は出たのに、会議後の文字起こしがない

ライブ字幕は会議中の表示用で、保存されません。後で読み返すには会議中の「文字起こしの開始」が必要です。「ライブ字幕を表示する」だけで済ませていなかったか確認してください。

  1. 会議後にチャットで対象の会議を開き、「まとめ」→「トランスクリプト」を確認します。
  2. 全文がある場合は「ダウンロード」から.docxか.vttを選びます。既定でダウンロードできるのは開催者と共同開催者です。ボタンがない場合は開催者に共有・ダウンロード権限を確認してもらいます。
  3. 保存したファイルを開き、変更後の日本語の発言が入っているか読みます。発言内容、固有名詞、数字を確認してから議事録に使います。
Teamsの英語UIでRecapのTranscriptからDownloadを開き、docxとvttを選ぶ画面
Microsoft公式の英語UI例。Recapは「まとめ」、Transcriptは「トランスクリプト」、Downloadは「ダウンロード」に当たります。日本語UIで撮影した操作結果ではありません。

確認する結果:会議後にも全文を閲覧でき、権限があればファイルを開けること。字幕だけで終了し、録音も残っていなければ、その字幕を後からダウンロードすることはできません。

Microsoft Teams(チームス)の会議をテキスト化する方法は、大きく3つです。Teams標準のトランスクリプション、Klangの会議ボットを参加者として入室させる方法、録画のアップロード。この記事を読み終えると、自社のライセンスに合う方法を選び、議事録に仕上げるまで進められます。先に結論を書くと、Microsoft 365を全社導入していて記録をTeamsの中に置きたいなら標準機能、要約・決定事項・ToDoまで自動で作りたいなら会議ボット、ライセンスの条件を満たせない場合や過去の録画を処理したいならアップロードが向いています。

Teamsの文字起こし3方法の比較(2026年9月4日時点、条件は各社の公式ヘルプで要確認)
方法利用条件精度の確認保存先向いている場面
Teams標準のトランスクリプション対象ライセンス、開催者と開始する人の文字起こしポリシー、会議内の役割・許可を確認会議後にチャットの「まとめ」でトランスクリプトを読み、.docxまたは.vttでダウンロードして修正会議開催者のOneDrive for BusinessMicrosoft 365を全社で使っていて、記録をTeamsの中に置きたい社内会議
Klangの会議ボットKlangのアカウントと会議URL。開催者がロビーでボットの入室を許可する(ネイティブ連携ではなく参加者として入室)話者ごとに区切られた文字起こし。文をクリックすると該当箇所の音声が再生され、確認が必要な箇所はハイライト表示Klangのワークスペース(ワークスペースごとの固有鍵で暗号化して保存)要約・決定事項・ToDoまで自動で作り、あとから検索や横断分析をしたい会議
保存した録画・録音をアップロードTeamsの録画ファイル、または会議室やスマートフォンで録音したファイルがあることアップロード先のサービスで確認。Klangなら話者識別と元音声での照合が使えるアップロード先のサービスライセンスの条件を満たせない場合や、過去の録画をまとめて文字起こししたい場合

Teamsだけで完結する方法です。会議中に開始すると参加者にライブで文字が表示され、会議後にはトランスクリプトとして残ります。画面の名称は更新されることがあるため、最新の条件は公式ヘルプで確認してください。

  1. STEP 1

    利用条件を確認する

    Teamsのトランスクリプション(文字起こし)は、対象のMicrosoft 365ライセンスと、IT管理者による有効化が前提です。開催者と開始する人の両方に文字起こしが許可され、会議内の役割と会議オプションの条件を満たす必要があります。外部組織や匿名の参加者は開始できません。

  2. STEP 2

    会議中に文字起こしを開始する

    会議コントロールの「その他のアクション」から「レコーディングと文字起こし」を開き、「文字起こしの開始」を選びます。会議で話す言語を確認して「確認」を押すと始まり、参加者全員に文字起こし中であることが通知されます。

  3. STEP 3

    言語を会議に合わせる

    開始時に、会議で話す言語が日本語になっているか確認します。途中で英語になる場合や変更できない場合は、上の「日本語の会議なのに英語になる」の手順で、操作できる人と言語設定を確認してください。

  4. STEP 4

    停止して、会議後に「まとめ」で読む

    「レコーディングと文字起こし」から「文字起こしの停止」で止められ、全員が退出すると自動で停止します。会議後は、その会議のチャットにある「まとめ」タブの「トランスクリプト」から全文を読めます。

  5. STEP 5

    ダウンロードして修正する

    トランスクリプトは.docxまたは.vtt形式でダウンロードできます。既定でダウンロードできるのは開催者と共同開催者で、管理者のポリシーで他の参加者にも許可できます。ファイルは開催者のOneDrive for Businessに保存されます。

ライセンスや管理者設定に手を入れず、会議後に話者ごとの文字起こしと要約まで受け取る方法です。ボットはTeamsの連携アプリではなく、開催者が入室を許可する一人の参加者として動きます。

  1. STEP 1

    会議URLを指定する

    Teamsの会議参加URLをKlangに登録します。ボットは開始時刻に参加者の一人として入室を試みます。

  2. STEP 2

    開催者がロビーで許可する

    ロビーが有効な会議では、開催者または発表者がボットの入室を許可します。

  3. STEP 3

    参加者に説明する

    録音・文字起こしの目的と保存先を会議の冒頭で伝え、社内ルールに沿って必要な同意を得ます。

  4. STEP 4

    会議後に文字起こしと要約を確認する

    終了後、話者ごとに区切られた文字起こしとAI要約、決定事項・ToDoがワークスペースに届きます。固有名詞と数字は元音声で確認してから共有します。

トランスクリプションの条件を満たせない場合や、過去の録画をまとめて処理したい場合の方法です。録画できるのは対象ライセンスを持つ開催者と同じ組織のユーザーで、ゲストは録画できません。

  1. STEP 1

    Teamsの会議を録画する

    「その他のアクション」から「レコーディングと文字起こし」を開き、「レコーディングを開始」を選びます。録画は個人・グループ会議なら開催者のOneDrive for Business、チャネル会議ならSharePointに保存され、開始時に参加者全員へ通知されます。

  2. STEP 2

    ファイルをKlangにアップロードする

    OneDriveまたはSharePointから録画ファイルをダウンロードし、Klangにアップロードします(mp4、m4a、mp3、wav、webm、movなど、上限10GB)。

  3. STEP 3

    言語と用語を確認する

    言語は自動検出されますが、日本語を手動で指定することもできます。社名・製品名・担当者名は用語集に登録しておくと、表記のぶれが減ります。

  4. STEP 4

    文字起こしと要約を確認する

    自動話者識別つきの文字起こしと要約が届いたら、確認が必要な箇所のハイライトを中心に元音声と照合し、編集して共有します。

トランスクリプトは「誰が何を言ったか」の記録で、議事録は「何が決まり、誰が何をするか」の記録です。全文をそのまま配っても議事録にはなりません。Teamsの記録から議事録を仕上げるには、次の4段階で進めます。

  1. STEP 1

    議事録の骨組みを先に決める

    日時・参加者・議題・決定事項・ToDo(担当者と期限)・次回の予定。この型を用意しておくと、トランスクリプトから必要な箇所だけを拾えます。

  2. STEP 2

    トランスクリプトから決定事項とToDoを抜き出す

    Teams標準なら.docxでダウンロードした全文から、決定と依頼の文を拾います。Klangなら会議後に届くAI要約と決定事項・ToDoの抽出をそのまま下書きにできます。

  3. STEP 3

    数字・固有名詞・担当者を元音声で確認する

    金額、日付、人名、製品名は文字起こしで誤りやすい箇所です。Klangでは文をクリックすると該当箇所の音声が再生されるので、疑わしい箇所だけを確認できます。

  4. STEP 4

    共有と保存期間を決める

    議事録は参加者と関係者に共有し、録画とトランスクリプトの原本は社内規程に従って保存または削除します。

Teamsの「まとめ」について:録画または文字起こしを行った会議には、チャットに「まとめ」タブができ、録画・トランスクリプト・共有ファイル・メモ・タスクがひとつの画面に集まります。AIノートやインテリジェント要約はTeams PremiumまたはMicrosoft 365 Copilotのライセンスが必要です。詳細は公式ヘルプで確認してください。Klangの要約は、会議ボットまたはアップロードした録画から、契約プランを問わず作成されます。

どの方法を選んでも、記録を始める前に押さえておきたい点は共通です。社内で運用ルールを決めるときの確認項目として使ってください。

参加者への通知と同意

Teamsは録画や文字起こしの開始を参加者全員に通知しますが、通知が出ることと同意を得ることは別です。目的と保存先、共有範囲を開始前に伝え、社外の参加者には招待文で事前に知らせます。

アクセスできる人の範囲

会議オプションの「レコーディングと文字起こしにアクセスできるユーザー」で、全員・開催者と共同開催者・特定のユーザーから選べます。この設定にはCopilotまたはTeams Premiumのライセンスが必要で、チャネル会議では使えません。

個人情報・機密情報の扱い

会議には顧客名や人事情報が含まれることがあります。個人情報の取り扱いは個人情報保護委員会が公開するガイドラインを参照し、個別の判断は専門家に確認してください。

保存と削除のルール

録画とトランスクリプトは開催者のOneDriveに残ります。開催者が退職・異動したときに誰が引き継ぐか、いつ削除するかを、社内規程で決めておきます。

Klang(クラング)はスウェーデン生まれのAI議事録・文字起こしサービスです。Teamsの会議は、会議ボットの参加、録画ファイルのアップロード、Teamsを使わない打ち合わせならブラウザやアプリでの録音と、3つの入口で記録できます。どの入口でも、会議後には自動話者識別つきの文字起こし、AI要約、決定事項・ToDoが同じワークスペースに届き、OneDriveへの連携もできます。

フリープランは0円でクレジットカード不要、1ユーザーで文字起こしは無制限です。プロプランは月払い1,180円、年払いなら月あたり980円(いずれも1ユーザーあたり・税込)で、初期費用はかかりません。会話データをAIモデルの学習に利用しないことはプランを問わず例外なく約束しており、ISO/IEC 27001:2022の認証を取得しています。

3つの入口

会議ボット、録画ファイルのアップロード、ブラウザやiOS/Androidアプリでの録音

自動話者識別

誰の発言かが区切られた文字起こし。40以上の言語に対応、日本語は自動検出

要約・決定事項・ToDo

会議後に自動で作成。文字起こしへの質問や複数会議の横断分析も可能

OneDrive連携

Slack・Teams・Notion・ドライブ・CRMなど10の送信先へ、オートメーションで自動送信

Teamsの文字起こしは無料で使えますか?

Teams標準のトランスクリプションは、対象のMicrosoft 365ライセンスと管理者の有効化が前提です。条件を満たせない場合は、録画をKlangのフリープラン(0円、クレジットカード不要)にアップロードして文字起こしする方法があります。

チームスの文字起こしは日本語に対応していますか?

はい。開催者・共同開催者・文字起こしを開始した人などが、トランスクリプトの「言語設定」で「この会議で話している言語」を日本語に設定します。変更は全員の文字起こしと字幕に影響します。英語になる場合の詳しい手順と、変更後の確認方法は、このページのトラブル対処をご覧ください。

Teamsで字幕が出ていたのに、文字起こしが保存されていないのはなぜですか?

ライブ字幕は保存されません。会議後にも残すには、会議中に文字起こしを開始する必要があります。会議後はチャットの「まとめ」にあるトランスクリプトを確認します。字幕だけで終了し録音も残っていなければ、その字幕を後からダウンロードすることはできません。

Teamsの文字起こしはどこに保存され、誰がダウンロードできますか?

会議開催者のOneDrive for Businessに保存され、会議チャットの「まとめ」から閲覧できます。ダウンロードは既定で開催者と共同開催者に限られ、管理者のポリシーで他の参加者にも許可できます。

Teamsの会議から議事録を自動作成できますか?

トランスクリプトは発言の記録で、そのままでは議事録になりません。Teams PremiumまたはMicrosoft 365 CopilotがあればAIノートが使えます。Klangは契約プランを問わず、会議後にAI要約と決定事項・ToDoを作成します。

Klangの会議ボットは、Teamsにアプリとして追加する必要がありますか?

必要ありません。ボットは会議URLから一人の参加者として入室し、開催者がロビーで許可すると録音を始めます。テナントの会議ポリシーで外部参加が制限されている場合は、事前に管理者へ確認してください。

このガイドは会議の録音・文字起こしを扱います。確認済みの会議レポートをTeamsへ届けたい場合は、送信先の連携手順を確認してください。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。