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インタビュー文字起こし

インタビューの録音を、確認できる記録に。

許可を得た録音をアップロードし、話者、固有名詞、数字、引用を元音声で確認する実務フローです。

  1. 1. 許可を得た録音を用意

    利用目的、共有範囲、保存期間を参加者へ説明し、組織の手続きに沿って録音します。

  2. 2. 話者ごとに整理

    録音ファイルをアップロードし、発言者の区切りと会話の流れを確認します。話者の自動識別はプロプランの機能です。

  3. 3. 引用を元音声で照合

    氏名、組織名、数字、専門用語、重要な引用は対応する音声を聞いて確認します。

  4. 4. 共有と削除を管理

    必要な人だけに共有し、調査や制作の終了後に保持・削除方針を実行します。

BY PURPOSE

同じ文字起こしでも、記事にするのか、分析するのか、評価の記録にするのかで、残すべき情報と確認の重点が違います。録音前に目的を決めておくと、表記ルールと共有範囲も決めやすくなります。

インタビューの種類別:文字起こしの仕上げ方
種類向いている仕上げ方特に確認すること共有範囲の例
取材・記事制作整文(読みやすい文に直す)引用する発言、固有名詞、数字。記事化の前に本人確認編集担当と取材対象者
ユーザー・顧客インタビューケバ取り(言いよどみを除く)課題や要望の発言、製品名、条件付きの意見プロダクト・調査チーム
研究・学術調査素起こし(言いよどみも残す)匿名化、聞き取れない箇所の記号、同意の範囲研究倫理審査で認められた範囲
採用面接ケバ取り+評価の根拠メモ評価の根拠にする発言と時刻、適性と関係のない情報を残さない選考に関わる担当者のみ
記者会見・囲み取材全文は素起こしに近く、記事用は要旨と一問一答に分ける司会・登壇者・質問した記者(社名)の区別、引用する発言の一字一句編集部・広報担当
証拠として出す録音(反訳)素起こし。聞き取れない箇所は推測せず記号で示す時刻と話者、数字・日付・否定。全行を録音と照合代理人の弁護士・提出先

研究での使い方は研究インタビューの分析手順、採用面接は採用面接の録音同意と評価メモで詳しく説明しています。記者会見の全文と一問一答は記者会見の文字起こし、証拠用の書き起こしは反訳書の書き方を参照してください。

編集方法を示すために作成した架空の台本です。実在の顧客・録音やKlangの自動出力ではありません。時刻と聞き取り不能の表記も説明用です。

素起こし:言いよどみと言い直しを残す

00:12 聞き手:引き継ぎで困るのは、どんなときですか。 00:17 P01:ええと、前は、担当が変わると、あの、説明を最初からしてました。でも、全部じゃなくて。急ぎの案件は、今も電話です。 00:29 聞き手:メモを見るようになって、何か変わりましたか。 00:34 P01:うーん、探す時間は減ったと思います。半分、いや、どれくらいかは測ってないです。[聞き取り不能 00:42–00:44]の案件では、メモだけだと不安ですね。

「半分、いや」という言い直しも残します。迷いや言い方を分析するための素材です。

ケバ取り:言いよどみを除く

00:12 聞き手:引き継ぎで困るのは、どんなときですか。 00:17 P01:前は、担当が変わると、説明を最初からしてました。でも、全部じゃなくて。急ぎの案件は、今も電話です。 00:29 聞き手:メモを見るようになって、何か変わりましたか。 00:34 P01:探す時間は減ったと思います。半分、いや、どれくらいかは測ってないです。[聞き取り不能 00:42–00:44]の案件では、メモだけだと不安ですね。

「ええと」「あの」「うーん」だけを除きました。「全部じゃなくて」「半分、いや」は意味に関わるため残しています。

整文:読みやすい文に直す

00:12 聞き手:引き継ぎで困るのは、どのようなときですか。 00:17 P01:以前は、担当が変わると最初から説明していました。ただし、すべての案件がそうだったわけではありません。急ぎの案件では、今も電話を使っています。 00:29 聞き手:メモを見るようになって、何か変化はありましたか。 00:34 P01:探す時間は減ったと思いますが、どの程度減ったかは測定していません。[聞き取り不能 00:42–00:44]の案件では、メモだけだと不安です。

話し言葉を整え、言い直しを「どの程度減ったかは測定していません」にまとめました。編集した文章なので逐語的な引用には使いません。

引用する前の確認例

「検索時間が半分になった」とは書けません。00:34の発言者は直後に数値を撤回しています。聞き取れない00:42–00:44も推測で埋めず、実務では元音声を再生し、それでも不明なら印を残します。必要に応じて本人への確認を別の記録として残し、元の発言を書き換えません。

Klangで音声を確認するときは、元の文字起こしを保持したうえで編集用の文書を分け、引用候補の時刻と確認結果を記録してください。表記と編集ルールの決め方では、この例の記号・削除・匿名化を詳しく説明します。

複数人の発言整理が重要な場合は、話者分離の確認方法も先に確認してください。

文字起こしは確認作業の出発点です。聞き取りにくい箇所、同時発話、固有名詞、数値には印を付け、公開・報告・分析に使う前に人が元音声と照合します。話者名も自動判定に任せず、録音の文脈と参加者情報で確認してください。

確認メモの例

  • 00:12:34:組織名の表記を確認
  • 00:27:10:同時発話のため引用対象から除外
  • 00:41:02:数値を元音声と資料で再確認

個人を識別できる録音内容は個人情報に該当する場合があります。事業で扱うときは、利用目的、権限、共有、保存、削除を自社の責任者と確認してください。このページは法的助言ではありません。

個人情報保護委員会 FAQ:通話内容の録音と個人情報(公式)
インタビューの録音を文字起こしするには、何が必要ですか?

参加者の許可を得た録音ファイルがあれば始められます。Klangには音声・動画ファイルを1ファイル10GBまでアップロードでき、オンラインのインタビューはZoom、Microsoft Teams、Google Meetに会議ボットを参加させて記録できます。対面ならスマートフォンアプリで録音できます。

素起こし・ケバ取り・整文は、どれを選べばよいですか?

目的で選びます。話し方や迷いまで分析する研究なら素起こし、内容を読みやすく残したい調査ならケバ取り、記事や報告書に載せるなら整文が向いています。整文した文章は逐語的な引用には使わず、引用は元の文字起こしから取ります。

話し手とインタビュアーの発言を分けられますか?

話者の自動識別はプロプランの機能で、7日間の無料トライアルで試せます。自動で分けた後も、話者名と引用に使う発言は元の音声で確認してください。

日本語と英語が混ざったインタビューも文字起こしできますか?

はい。Klangは日本語と英語を含む17言語に対応し、区間ごとに言語を自動で判定するため、日英が混ざる会話も文字起こしできます。翻訳機能はありません。

文字起こしはどの形式で書き出せますか?

Word、Excel、SRT、VTT、TXT、HTML、CSV、JSONで書き出せます。タイムスタンプと話者名を含めるかどうかも選べるため、引用確認用には時刻付き、記事の下書きには時刻なし、のように使い分けられます。

インタビューの録音データはAIの学習に使われますか?

いいえ。Klangはお客様の会話データをAIモデルの学習に利用しません。共有範囲はフォルダごとに設定でき、削除したデータはバックアップを含めて継続的に削除されます。

参考にした資料

2026年10月6日時点で内容を確認しています。制度や資料は改定されることがあるため、実務では最新版を確認してください。

PRACTICAL REVIEW

取材先への説明内容を整理するための運用例です。この表や録音への了承だけで、すべての利用が認められると判断しないでください。研究・取材先・所属組織の規定に合わせます。

録音・社内分析・公開引用は、確認する範囲を分ける
利用するもの説明して確認すること変更があったとき
録音と文字起こし記録の目的、使用するツール、見る人、保存の扱い目的や共有先が変わる場合は追加の確認が必要か検討
社内の分析・報告引用する範囲、実名を使うか、資料の共有先録音原本まで共有する必要があるかを別に判断
記事や公開資料の引用掲載文、氏名・肩書、掲載先、確認の手順編集で意味が変わる場合は再確認。記録への了承と混同しない

QUOTE REVIEW

引用確認の依頼ひな形

掲載先・目的:[媒体、記事のテーマ]
確認したい引用:[実際に掲載する文]
前後の文脈:[必要な範囲]
氏名・肩書の表記:[希望する表記を確認]
元の発言の参照:[取材日・時刻]
編集した点:[ケバ取り、語順、補足など]
確認してほしい点:意味、数値、公開できる範囲
回答の期限・方法:[日付と連絡方法]
未回答を了承とは扱わず、掲載の可否を確認する。

この依頼文は契約書や同意書の代わりではありません。誰が何を確認するかを取材の取り決めに合わせ、必要な範囲で使ってください。

DELIVERY PACKAGE

取材記録の3つの成果物
成果物残す内容受け手ができること
確認用の文字起こし話者・時刻・聞き取り不能を含む発言記録原音に戻り、引用の前後を確認する
編集した原稿公開目的に合わせた文章と必要な注記読み手に伝わる文脈で内容を検討する
修正・確認ログ直した箇所、根拠、取材先への確認状況未確認の項目を見つけ、次の担当へ引き継ぐ

全員に原音を配る必要はありません。成果物ごとに共有範囲を決め、確認・修正シートの録音名と時刻を参照に使ってください。

文字起こしの後に何をするかで、確認する箇所と共有範囲が変わります。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。