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Wordの文字起こし

Wordで文字起こしする方法。トランスクリプトの使い方と、使えないときの対処

Wordで文字起こしするには、Web版Wordの「ホーム」>「ディクテーション」>「トランスクリプト」から録音するか、音声ファイルをアップロードします。トランスクリプトが表示されない・使えないときの確認表と、録音を文字起こししてWordファイルで受け取る別の方法もまとめます。

音声ファイルを無料で文字起こしフリープランは文字起こし無制限・月額¥0・クレジットカード不要。

公開日:更新日:執筆・運営:

「word 文字起こし」と調べる人の目的は2つに分かれます。Wordの中で音声を文字にしたいのか、文字起こしの結果をWordファイル(.docx)でほしいのか。どちらかで、使う方法が変わります。

目的別:Wordで文字起こしする方法の選び方(Microsoftの条件は2026年11月2日確認)
あなたの状況向いている方法理由
Microsoft 365を契約していて、月に数本の録音(合計300分以内)を文書にしたいWordのトランスクリプト追加の契約なしで、Wordの中で録音・アップロード・本文への追加までできる
Mac版Word、スマホ版Word、Word 2021などの買い切り版しかない録音をKlangで文字起こしして、Wordで書き出すトランスクリプトの対象はWeb版Wordと、商用テナントのWindows版Word for Microsoft 365だけ
録音がWMA・AAC・MOVなど、.wav・.mp4・.m4a・.mp3以外Klangにそのままアップロードし、Wordで書き出すWordのトランスクリプトがアップロードを受け付けるのは4形式だけ
今月すでに300分近く使った、または長い録音が続くKlangで文字起こしして、Wordで書き出すKlangはフリープランでも文字起こしの時間に上限がなく、1ファイル10GBまで
話しながら自分の文章を入力したい(録音はない)Wordのディクテーション話した言葉をその場で本文に入れる機能。録音ファイルは扱わない

Wordで音声を文字にする機能は2つあります。これから自分が話す文章を入力するのか、会話の録音を後から読むのかで使う機能が変わります。

Windowsのパソコン全体で話して入力したいときは、Wordの外でもWindows キー+Hの音声入力が使えます。どちらも録音済みファイルの文字起こしはできません。

Wordで音声を文字にする2つの機能
目的機能仕上げ
話して文章を入力するディクテーション入力された文を編集する
会話を録音する・録音ファイルを文字にするトランスクリプト話者と時刻を確認して文書に追加する

Microsoftの公式手順に沿った流れです。ボタン名は2026年11月2日に日本語版の公式ページで確認しました。画面の表記は更新で変わることがあります。

  1. 01

    Web版Wordで「トランスクリプト」を開く

    Microsoft 365にサインインし、Web版Wordで文書を開きます。「ホーム」>「ディクテーション」>「トランスクリプト」を選ぶと、トランスクリプトのウィンドウが開きます。

  2. 02

    「オーディオのアップロード」を選ぶ

    録音ファイル(.wav・.mp4・.m4a・.mp3)を選びます。mp4の動画もそのまま選べます。処理が終わるまで、トランスクリプトのウィンドウは開いたままにします。

  3. 03

    話者名と本文を直す

    区間の「トランスクリプト セクションを編集」で本文や話者名を直し、「すべての話者の変更」で「Speaker 1」などを名前に置き換えて「確認」を選びます。

  4. 04

    本文に追加する

    一部なら「ドキュメントにセクションを追加」、全文なら「すべてをドキュメントに追加」を選びます。元の音声はOneDriveの「トランスクリプトされたファイル」フォルダーに保存されます。

トランスクリプトのウィンドウで「録音の開始」を選び、ブラウザーのマイク利用を許可します。終わったら「保存してトランスクリプトを作成する」を選びます。

最初に短く録音し、実際に聞きたい参加者の声が入っているか再生してください。マイクの選択違いや相手の音声が入らない状態のまま、本番を始めないようにします。

「ディクテーション」はあるのに「トランスクリプト」がない、アップロードが進まない。原因の多くは、使っているWordの種類・ブラウザー・アカウントです。2026年11月2日にMicrosoftの公式ページで確認した条件に沿って、上から順に確かめます。

提供終了について:2026年11月2日時点で、Microsoftの公式サポートページには、Wordのトランスクリプトの提供終了や廃止の案内はありません。公式ページは「この機能は現在、商用テナントの Windows 上の Word for Microsoft 365 でのみ使用できます」と書いており、Microsoftが通知している変更は上の表の最低バージョンです。

公式ページは、1ファイルの長さや容量の上限、Personal・Familyや法人向けといったプラン名ごとの違いを書いていません。自分の契約で何分使えるかは、Wordの画面の表示で確かめてください。

Wordのトランスクリプトが表示されない・使えない原因と対処(2026年11月2日確認)
症状確認すること(Microsoftの条件)対処
デスクトップ版Wordに「トランスクリプト」がないデスクトップで使えるのは、商用テナントのWindows版Word for Microsoft 365だけ。Mac版・iPhone・Android版の案内はない同じ文書をWeb版Wordで開く。Macでも、Web版WordをChromeかEdgeで開けば対象になる
Web版Wordでも見当たらないトランスクリプトが動くのは新しいMicrosoft EdgeとChromeだけSafariやFirefoxで開いている場合は、EdgeかChromeで開き直す
サインインしているのにボタンがない公式ページは対象を「Microsoft 365 サブスクリプションを持つユーザー」としている。サブスクリプションのない無料アカウントについては書かれていない右上のアカウントが契約のあるアカウントか確かめ、違えばサインインし直す
Word 2021など買い切り版を使っているデスクトップの対象はWord for Microsoft 365(サブスクリプション版)だけMicrosoft 365の契約があればWeb版Wordを使う。契約がなければ別の方法で文字起こしする
会社のパソコンのWindows版Wordだけで使えないデスクトップ版は「オプションの接続エクスペリエンス」が必要。政府機関テナントはWeb版だけ組織の管理者に、接続エクスペリエンスの設定を確認してもらう。Web版Wordでも試す
以前は使えたWindows版Wordで使えなくなった古いバージョンのOfficeアプリではトランスクリプト・ディクテーション・読み上げが使えなくなると、Microsoftが管理者向けに通知している(期限は全世界で2026年9月末、GCC・GCC High・DoDは2026年11月末)。まずOfficeを最新版に更新する「ファイル」>「アカウント」でバージョンを確認し、Officeを更新する
「オーディオのアップロード」でファイルを選べないアップロードできる形式は.wav・.mp4・.m4a・.mp3だけWMA・AAC・MOVなどは変換するか、Klangにそのままアップロードする
アップロードしても文字起こしが進まないアップロードした音声は、Microsoft 365のサブスクリプションで月300分まで。インターネット接続が必要接続を確かめ、ウィンドウを閉じずに待つ。今月の枠を使い切っていれば翌月を待つか、別の方法を使う

月300分は、1時間の会議なら月5本分です。会議や面談の録音が多い月は、上限の手前で別の方法を用意しておくと止まりません。

Wordのトランスクリプトは、Microsoft 365をすでに契約していて、月に数本の録音を文書にしたい人には十分です。録音が月300分を超える、WMAのICレコーダーやMOVの録画を使う、議事録の要約まで作りたい、という場合は、Klangで文字起こししてWordで書き出す方が手間が少なくなります。

Wordのトランスクリプトと、Klang→Word書き出しの比較(Microsoftの条件は2026年11月2日確認)
項目WordのトランスクリプトKlangで文字起こし→Wordで書き出し
必要な契約Microsoft 365のサブスクリプションフリープラン(0円・クレジットカード不要)
アップロードできる量月300分(Microsoft Copilotのライセンスは月30,000分)文字起こし無制限・1ファイル10GBまで
音声の形式WAV・MP4・M4A・MP3MP3・M4A・WAV・AAC・WMA・OGG・OPUS・AIFF・AMR・CAFなど
動画の形式MP4MP4・MOV・WEBM・AVI・MKV・MPEG
話者の区別自動で「Speaker 1」などを付け、名前は手で直す話者の自動識別はプロプラン(月払い1,180円・税込)
使う場所Web版Word(Edge・Chrome)、商用テナントのWindows版Word for Microsoft 365ブラウザー、iPhone・Androidアプリ、Zoom・Teams・Google Meetの会議ボット
文字起こしの後必要な部分または全文を文書に追加要約・決定事項・タスクを作成。Word・Excel・SRT・TXTなどで書き出し

KlangからWordに書き出すと、こうなります

書き出しでWord(.docx)を選び、「話者を表示」と「時間を表示」をオンにすると、発言ごとに時刻と話者名の付いた文書になります。そのままWordで開いて、議事録に整えられます。

定例会議_1021.docx

定例会議(10月21日)

[00:00:04]佐藤:それでは定例を始めます。最初に先週のタスクの進み具合からお願いします。

[00:00:15]高橋:見積書は金曜に先方へ送りました。返事は来週の水曜までにもらう予定です。

[00:00:31]佐藤:わかりました。届いたら、共有フォルダに置いてください。

※ 架空の例をもとにした表示イメージです。実際の文書の体裁とは異なる場合があります。話者名の自動表示には、プロプランの話者の自動識別を使います。

Word書き出しのオプション

  • 話者を表示

    各発言の前に話者名を入れる

  • 時間を表示

    各発言にタイムスタンプを付ける

  • コメントをエクスポート

    Klangで付けたコメントも文書に含める

出典:Klangヘルプ:データの書き出し(2026年10月23日確認)

月300分は、アップロードした音声の合計です。架空の例で、どこで上限に当たるかと、はみ出した録音をWordの文書にするまでの流れを示します。

  1. 01

    Klangに録音をアップロードする

    フリープランで、録音ファイルをそのまま選びます。文字起こしの時間に上限はなく、1ファイル10GBまで入ります。形式の変換はいりません。

  2. 02

    原音を聞きながら直す

    文をクリックするとその位置から再生されます。金額・日付・固有名詞だけ聞き直し、誤りを本文で直します。

  3. 03

    Word(.docx)で書き出す

    書き出しでWordを選ぶと、文字起こしが.docxで保存されます。要約や決定事項も、必要ならコピーして文書に入れます。

  4. 04

    Wordで開いて仕上げる

    Wordで開けば、ほかの会議の文字起こしと同じように、見出し・コメント・変更履歴を使って仕上げられます。

架空の例:ある月にWordで文字起こししたい録音(合計375分)
録音長さ形式おすすめの方法
週1回の定例会議(4回)60分×4=240分M4AWordのトランスクリプト(ここまでで240分)
取引先との打ち合わせ90分MP3合計が330分になり月300分を超えるため、Klangで文字起こししてWordで書き出す
ICレコーダーの面談の録音45分WMAWordのトランスクリプトの対応形式(WAV・MP4・M4A・MP3)にないため、Klangにそのままアップロード

Microsoft 365へのサインインとインターネット接続が必要です。2026年11月2日に日本語版の公式ページで確認した条件です。

音声をアップロードする前に、会議参加者への説明と社内の保存・共有ルールも確認します。

Microsoft 365の契約がないMacで録音を文字にしたい場合は、macOSの標準機能も候補になります。macOSの音声入力はマイクに話した声をその場で入力する機能で、録音済みファイルの文字起こしには使えません。録音から文字起こしまで標準機能で行うなら、macOS 15以降のボイスメモ(Appleシリコン搭載のMac)やメモ(M1以降のMac)を使います。

利用前に確認する条件(2026年11月2日確認)
項目公式案内での内容
使えるWordWeb版Word。デスクトップは商用テナントのWindows版Word for Microsoft 365のみ(政府機関テナントはWeb版のみ)
ブラウザー新しいMicrosoft EdgeまたはChrome
アップロード音声の月間枠Microsoft 365サブスクリプションは300分。Microsoft Copilotライセンスは30,000分
ファイル形式.wav・.mp4・.m4a・.mp3
言語日本語(日本)を含む80以上のロケール
保存先OneDriveの「トランスクリプトされたファイル」フォルダー
Windows版のバージョン最新版に更新しておく(古いバージョンは使えなくなると管理者向けに通知済み:MC1127222)

Klangでは音声から文字起こしを作り、会議の要約や決定事項を確認できます。Wordで文書を仕上げる作業に加えて、複数の会議を参照したい場合に検討できます。

  • 文字起こしをWord(.docx)で書き出す(フリープランで無料)。
  • 話者ごとの文字起こしを確認する(話者の自動識別はプロプラン)。
  • 会議をまたいで必要な内容を探す。
無料で試す
Wordで文字起こしするには、どこを押せばいいですか。

Web版Wordで「ホーム」>「ディクテーション」>「トランスクリプト」を選びます。開いたウィンドウで「録音の開始」か「オーディオのアップロード」を選び、終わったら「すべてをドキュメントに追加」で本文に入れます。

Wordのトランスクリプトが表示されない・ないのはなぜですか。

よくある原因は、Mac版・スマホ版・買い切り版のWordを使っている、Web版WordをEdgeとChrome以外のブラウザーで開いている、Microsoft 365のサブスクリプションのないアカウントでサインインしている、のいずれかです。会社のWindows版Wordでは、更新していない古いバージョンや組織の設定も原因になります。

Wordのトランスクリプトは廃止されましたか。

2026年11月2日時点で、Microsoftの公式サポートページに提供終了の案内はありません。Microsoftが通知しているのは、古いバージョンのOfficeアプリではトランスクリプトが使えなくなるという管理者向けの通知で、Officeを最新版にしておけば対象外です。

Wordの文字起こしは無料ですか。

Microsoftの公式案内では、アップロードした音声の文字起こしはMicrosoft 365のサブスクリプションがあるユーザーに月300分まで、Microsoft Copilotのライセンスがあるユーザーに月30,000分までと書かれています。契約なしで録音を文字起こししてWordにしたい場合は、Klangのフリープラン(0円・文字起こし無制限)で文字起こしし、Word形式で書き出す方法があります。

Wordの文字起こしは何分までできますか。

アップロードした音声の合計で、Microsoft 365のサブスクリプションなら月300分、Microsoft Copilotのライセンスなら月30,000分までです(2026年11月2日にMicrosoftの公式ページで確認)。1ファイルの長さや容量の上限は、公式ページに記載がありません。

mp4の動画をWordで文字起こしできますか。

できます。Wordのトランスクリプトの「オーディオのアップロード」は.mp4に対応しています。MOVなどほかの動画形式は対象外なので、変換するか、KlangにアップロードしてWordで書き出します。

MacのWordで文字起こしできますか。

Microsoftの公式ページでは、デスクトップで使えるのは商用テナントのWindows版Word for Microsoft 365だけです。Macでは、Microsoft 365の契約があればWeb版WordをChromeかEdgeで開いて使います。

話者ごとに分かれた文字起こしをWordで受け取るには?

Wordのトランスクリプトは話者を「Speaker 1」などで自動で区別し、名前は後から直せます。Klangでは、話者の自動識別(プロプラン)を使って発言者ごとに分かれた文字起こしを作り、Word(.docx)で書き出せます。

一つのWord文書を次の面談でも使いたいとき、前回の文字起こしを失わないための確認例です。

Wordでは一つの文書に一つのトランスクリプトが関連付けられます。新しい文字起こしを開始するとペインの前の記録は削除されますが、既に本文へ追加した内容は残ると公式に説明されています。

別の録音を始める前に前回のトランスクリプトを残す:確認の進め方と記入例
確認する場面架空の記入例・判断完了の目安
前回の文書面談Aのトランスクリプトがペインにある必要な全文を文書へ追加し、面談Aとして保存・再確認
元音声OneDriveのTranscribed Filesにある面談Aの音声対象の音声を開けることを確認し、保存先を記録
次の面談面談Bは別のWord文書で開始するAの文書と音声、Bの文書の対応を区別する

架空の案件を使った記録例です。

面談Aの保存文書:
全文を本文に追加した確認:
面談Aの音声保存先:
文書と音声を再び開いた確認:
面談Bで使う別文書:
実施前に未確認の項目:

トランスクリプトができた後に、配布する文書と元音声をどう扱うかを決めます。記入例は編集部作成です。

文書の共有と音声の共有を分ける

Word文書を渡すことと、元音声の閲覧を許可することは別に確認します。全文が不要な相手には、確認済みの議事録を渡します。

  • 受け手が必要なのは、議事録・全文・音声のどれかを決める。
  • 元音声を再生してもらう場合は、OneDrive側の共有権限も確認する。
  • 受け手の環境で必要な文書と音声を開けるか確認する。

文字起こしの確認状態を冒頭に付ける

AIによる下書きと人が確認した文書が混ざらないよう、確認範囲を本文の先頭に残します。

文字起こし確認票
元の録音:[ファイル名]
対象時間:[開始〜終了]
確認者・確認日:[氏名・日付]
話者名:[確認済/未確認]
数字・固有名詞:[確認済/未確認]
聞き取れない箇所:[時刻]

全文から議事録へ転記する例

口語の全文と、決定事項を分けて保存します。相手の承諾がない依頼は、担当者の確定として扱いません。

【架空の発言】
「田中さん、金曜までに確認できますか」
「日程を確認してから返事します」

【議事録】
確認作業:担当・期限は未確定。
田中さんが対応可能日を回答予定。

操作の参照:MicrosoftのWord文字起こし・共有の案内(2026年10月6日確認)。運用例・記入例は編集部作成です。

Wordで使える議事録テンプレートを選ぶ

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