文書の共有と音声の共有を分ける
Word文書を渡すことと、元音声の閲覧を許可することは別に確認します。全文が不要な相手には、確認済みの議事録を渡します。
- 受け手が必要なのは、議事録・全文・音声のどれかを決める。
- 元音声を再生してもらう場合は、OneDrive側の共有権限も確認する。
- 受け手の環境で必要な文書と音声を開けるか確認する。
Wordの文字起こし
Web版Wordのトランスクリプトで音声を取り込み、話者と本文を確認して保存する手順。ディクテーションとの違い、利用条件、表示されないときの確認点をまとめます。
公開日:更新日:執筆・運営:Klang AI AB
HOW TO
これから自分が話す文章を入力するのか、会話の録音を後から読むのかで使う機能が変わります。
| 目的 | 機能 | 仕上げ |
|---|---|---|
| 話して文章を入力する | ディクテーション | 入力された文を編集する |
| 会話を録音・ファイルから処理する | トランスクリプト | 話者と時刻を確認して文書に追加する |
HOW TO
ここではWeb版Wordを使います。Microsoft 365へのサインインとインターネット接続が必要です。
契約や組織の設定で利用可否が変わります。購入前には自分のアカウントで確認してください。音声をアップロードする前に、会議参加者への説明と社内の保存・共有ルールも確認します。
| 項目 | 公式案内での内容 |
|---|---|
| ブラウザー | 新しいEdgeまたはChrome |
| アップロード音声の月間枠 | Microsoft 365サブスクリプションは300分。Microsoft Copilotライセンスは30,000分 |
| ファイル形式 | WAV・MP4・M4A・MP3 |
| 保存先 | OneDriveの文字起こし済みファイルのフォルダー |
HOW TO
公式手順に沿った流れです。画面の表記はWordの言語や更新状況で異なることがあります。
Web版Wordで文書を開き、「ホーム」のディクテーションのメニューからトランスクリプトを選びます。
音声のアップロードを選び、録音ファイルを指定します。処理中はトランスクリプトのウィンドウを開いておきます。
時刻から音声を聞き直し、話者ラベル、固有名詞、日付、数字を確認します。
必要な箇所または全文を文書に追加します。共有前に、聞き取れなかった箇所と未確認の内容を区別します。
HOW TO
トランスクリプトで録音を開始し、ブラウザーのマイク利用を許可します。終了時に保存して文字起こしします。
最初に短く録音し、実際に聞きたい参加者の声が入っているか再生してください。マイクの選択違いや相手の音声が入らない状態のまま、本番を始めないようにします。
HOW TO
いきなり録音をやり直す前に、利用条件と元ファイルを切り分けます。
| 状態 | 最初に見ること | 次の行動 |
|---|---|---|
| 機能が見つからない | 使用中のWord・アカウント・ブラウザー | Web版の対象アカウントで確認し、組織の管理者に相談 |
| 取り込めない | 元音声が再生できるか、対応形式か | 別形式への変換より先に元ファイルを保全 |
| 処理が終わらない | 通信、月間枠、ウィンドウの状態 | 表示される案内に従い、重複送信は避ける |
| 発言者が違う | 実際の声とラベルの対応 | 本文とラベルを修正してから共有 |
Klangでは音声から文字起こしを作り、会議の要約や決定事項を確認できます。Wordで文書を仕上げる作業に加えて、複数の会議を参照したい場合に検討できます。
この記事で扱うトランスクリプトはMicrosoft 365の契約条件を確認してください。無料のWordアカウントですべての機能を使えるとは限りません。アップロード枠も契約によって異なります。
Microsoftの案内ではMP3・M4A・WAV・MP4が対象です。まず元ファイルが再生できるか確認してから取り込みます。
全文の文字起こしと、決定事項を整理した議事録は役割が違います。議事録にする場合は決定、担当、期限を抜き出し、元音声と照合します。
記録の保存・受け渡し
一つのWord文書を次の面談でも使いたいとき、前回の文字起こしを失わないための確認例です。
Wordでは一つの文書に一つのトランスクリプトが関連付けられます。新しい文字起こしを開始するとペインの前の記録は削除されますが、既に本文へ追加した内容は残ると公式に説明されています。
| 確認する場面 | 架空の記入例・判断 | 完了の目安 |
|---|---|---|
| 前回の文書 | 面談Aのトランスクリプトがペインにある | 必要な全文を文書へ追加し、面談Aとして保存・再確認 |
| 元音声 | OneDriveのTranscribed Filesにある面談Aの音声 | 対象の音声を開けることを確認し、保存先を記録 |
| 次の面談 | 面談Bは別のWord文書で開始する | Aの文書と音声、Bの文書の対応を区別する |
架空の案件を使った記録例です。
面談Aの保存文書: 全文を本文に追加した確認: 面談Aの音声保存先: 文書と音声を再び開いた確認: 面談Bで使う別文書: 実施前に未確認の項目:
トランスクリプトができた後に、配布する文書と元音声をどう扱うかを決めます。記入例は編集部作成です。
Word文書を渡すことと、元音声の閲覧を許可することは別に確認します。全文が不要な相手には、確認済みの議事録を渡します。
AIによる下書きと人が確認した文書が混ざらないよう、確認範囲を本文の先頭に残します。
文字起こし確認票 元の録音:[ファイル名] 対象時間:[開始〜終了] 確認者・確認日:[氏名・日付] 話者名:[確認済/未確認] 数字・固有名詞:[確認済/未確認] 聞き取れない箇所:[時刻]
口語の全文と、決定事項を分けて保存します。相手の承諾がない依頼は、担当者の確定として扱いません。
【架空の発言】 「田中さん、金曜までに確認できますか」 「日程を確認してから返事します」 【議事録】 確認作業:担当・期限は未確定。 田中さんが対応可能日を回答予定。
操作の参照:MicrosoftのWord文字起こし・共有の案内(2026年10月6日確認)。運用例・記入例は編集部作成です。