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文字起こし・AI議事録のセキュリティ

AI議事録のセキュリティ選定チェックリスト23項目

AI学習への利用、保存場所、暗号化、SSO、監査ログ、削除、委託先、ISO/IEC 27001とISMAP。機能表だけでは比べにくい項目を、事業者への質問と確認のポイントに分けて整理しました。Excel版も無料でダウンロードできます。

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執筆・運営:

AI議事録には、参加者の声、氏名、発言、業務上の決定などが集まります。そのため、「高度なセキュリティ」という表現だけではなく、データの流れと運用を具体的に確認することが大切です。

下のチェックリストは、情報システム部門や法務部門が事業者に送る質問票の下書きとして使えるように、「事業者への質問」と「確認のポイント」を分けています。参考として、各項目にKlangの公開回答も載せました。自社の必須度を先に決めておくと、候補を比べるときに迷いません。

このガイドは一般的な選定の観点をまとめたもので、法的助言ではありません。実際の利用では、自社の情報管理規程と、対象業務に適用される規制を確認してください。

社内審査に使える

事業者から回答が届いた項目にチェックを入れて進み具合を確認できます。Excel版には「自社の必須度」「回答・根拠資料」「判定」の記入欄があり、候補ごとにシートを複製して比較できます。

ExcelでダウンロードCSVでダウンロード23項目・必須度と判定の記入欄つき・登録不要

現在の確認状態を保存する

上のExcel・CSVは空の記入用テンプレートです。このボタンは、下で実際にチェックした状態を保存します。「確認済み」は適合や安全の保証ではありません。根拠と判定は別途記録してください。

確認済み 0 / 23 項目

データの利用

  • Klangの回答:お客様の会話データをAIモデルの学習に利用しません。プランによる違いはありません。

  • Klangの回答:データは常にお客様のものです。

保存場所

  • Klangの回答:利用構成ごとに個別に回答します。保存リージョンやオンプレミス導入のご相談を受け付けています。

  • Klangの回答:最新の委託先一覧は、利用構成を確認したうえで個別に回答します。

暗号化

  • Klangの回答:システムとのすべての通信をTLS 1.2以上で暗号化します。

  • Klangの回答:システム内のすべてのファイルを暗号化して保存します。ファイルは固有のキーで暗号化され、削除時にはキーも破棄します。

  • Klangの回答:チームプランのKlang Vault(BYOK)で、お客様が暗号化キーを所有・管理できます。Klangがキーを見ることはありません。

アクセス管理

  • Klangの回答:チームプランでSAML 2.0・OpenID ConnectによるSSOに対応します。

  • Klangの回答:認証アプリによる二要素認証を有効にできます。

  • Klangの回答:フォルダごとに公開範囲を設定し、必要なメンバーだけがアクセスできるようにできます。

  • Klangの回答:ユーザーの追加・削除やプランの変更はいつでも行えます。

  • Klangの回答:チームプランで監査ログとアクセス制御を提供します。

保持と削除

  • Klangの回答:チームプランでデータ保持期間をカスタマイズできます。

  • Klangの回答:お客様が削除した情報は、バックアップを含むシステム全体から継続的に削除されます。

  • Klangの回答:契約終了時の削除条件は、利用構成に合わせて個別に回答します。書き出しはWord、Excel、CSV、JSONなどに対応します。

契約と体制

  • Klangの回答:チームプランでデータ処理契約(DPA)を締結できます。

  • Klangの回答:通知条件と連絡経路は、契約時に個別に確認します。

  • Klangの回答:チームプランで専任サクセスチーム、優先サポート、SLAを提供します。

第三者認証

  • Klangの回答:Klang AI ABはISMS認証(ISO/IEC 27001:2022)を取得しています。

  • Klangの回答:KlangはISMAPへの登録を公表していません。

導入形態と運用

  • Klangの回答:シングルテナントでの提供とオンプレミス導入を、組織の要件に合わせて個別にご提案します。

  • Klangの回答:利用するクラウド事業者のデータセンターは、外周フェンス、24時間365日の有人警備、映像監視などを備えています。

  • Klangの回答:要約や話者の割り当ては下書きとして扱い、元の音声で確認できます。社内利用ルールのひな形も公開しています。

Klangの回答は2026年10月1日時点の公開情報です。チェックの状態はこのページの中だけで使われ、自動保存・送信されません。必要な場合は上のボタンで手元に保存できます。

「学習に使わない」という表現は、対象と条件を確かめて初めて比較できます。録音だけでなく、文字起こし、要約、利用者の入力、フィードバックも対象か。無料・有料プランで条件が変わるか。オプトアウトの操作が必要かを確認します。

個人情報保護委員会は、生成AIサービスへ個人情報を含むプロンプトを入力する場合、提供事業者がその情報を機械学習に利用しないこと等を十分に確認するよう注意喚起しています。会議の録音と文字起こしは、参加者の氏名や発言そのものを含むため、この確認が特に重要です。

Klangは、お客様の会話データをAIモデルの学習に利用しません。これはプランによるオプションではなく、Klangのデータ取り扱い方針です。技術的な保護の詳細はセキュリティページ、公開資料はTrust Center(英語)で確認できます。

DATA RESIDENCY

「国内保存でなければならない」かどうかは、法律より先に、自社の情報管理規程、取引先との契約、業界のガイドラインで決まることが多い項目です。まず自社の条件を確認し、それを満たす構成が選べるかを事業者に聞きます。

保存と処理を分けて聞く

録音ファイルの保存場所だけでなく、文字起こしやAI要約の処理がどこで行われるか、バックアップはどこに置かれるかを分けて確認します。

委託先の所在地も含める

AI処理やインフラを委託先が担う場合、その委託先の所在地と役割も保存場所の確認に含めます。

変更時の通知を決める

保存場所や委託先が変わるときに、いつ、どのように通知されるかを契約前に確認します。

要件が厳しければ形態を変える

共有のクラウドで条件を満たせない場合は、専用環境、暗号化キーの自社管理、オンプレミスを別の選択肢として比べます。

導入形態ごとに確認が変わる項目(Klangの場合)
導入形態データと暗号化キー向いている組織Klangのプラン
クラウド(標準)ファイルごとの固有キーで暗号化。削除時にキーも破棄一般的な会議や面談を、すぐに記録・共有したい組織フリー・プロ・チーム
クラウド+Klang Vault(BYOK)お客様が暗号化キーを所有・管理。Klangはキーを見られない復号できる範囲を自社で管理したい組織チーム(お問い合わせ)
シングルテナント他社と分けた専用環境で提供他社と環境を分けたい組織チーム(お問い合わせ)
オンプレミス自社の環境で保存・運用ネットワーク分離や自社環境での保存が要件の組織チーム(お問い合わせ)

Klangの保存・処理リージョンは、利用構成ごとに個別に回答します。国内での保存が必須条件の場合は、保存リージョンやオンプレミス導入についてご相談ください。構成の考え方はプライベートクラウド・オンプレミスのページで詳しく説明しています。医療機関の場合は、医療情報システムの安全管理に関するガイドラインに沿った確認項目も確認してください。

CERTIFICATIONS

第三者認証は、事業者の説明を裏付ける材料になります。ただし、認証ごとに対象と目的が違うため、「取得している」だけで判断せず、範囲と用途を確認します。

ISO/IEC 27001(ISMS認証)

情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際規格です。リスクの評価、管理策、内部監査、見直しといった管理の仕組みが規格どおりに運用されているかを、認証機関が審査します。

  • 認証の範囲に、実際に使うサービスと運営組織が含まれているか
  • 規格の版(2022年版か)と、有効期限
  • 「データセンターが取得」と「事業者自身が取得」を区別する

証明書の読み方と、認証だけでは分からない項目はISMSとは:取引先の証明書で確かめる5つのことで詳しく扱っています。

Klangの場合:Klang AI ABがISMS認証(ISO/IEC 27001:2022)を取得しています。

ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度)

政府が求めるセキュリティ要求を満たしているクラウドサービスを、監査を経てあらかじめ評価・登録する制度です。内閣官房(内閣サイバーセキュリティセンターほか)、総務省、経済産業省が2020年6月に運用を開始しました。登録されたサービスは、ISMAPポータルのクラウドサービスリストで公開されています。

  • 政府機関等の調達では、原則として登録サービスから選ぶことになる
  • 民間企業には登録を求める義務はなく、評価の参考情報として使える
  • 登録状況は、事業者の説明ではなく公式のリストで確認する

Klangの場合:ISMAPへの登録は公表していません。政府機関等の調達でISMAP登録が条件になる場合は、ISMAPポータルのリストで候補を確認してください。

  1. STEP 1

    扱う会話を分類する

    一般会議、顧客情報、人事、医療・研究など、情報の性質と漏えい時の影響を整理します。

  2. STEP 2

    必須条件を書き出す

    チェックリストの「自社の必須度」欄を埋め、保存場所、認証、削除、学習利用の禁止など、譲れない条件を先に決めます。

  3. STEP 3

    文書と実機の両方で確かめる

    規約、セキュリティ資料、契約回答だけでなく、共有範囲の設定や削除の操作も試用で確認します。

  4. STEP 4

    限定した範囲で始める

    機密度の低い会議から始め、権限、確認手順、削除が運用できるかを評価してから対象を広げます。

導入が決まったら、録音できる場面、閲覧範囲、保存期間を会話AIの社内利用ルールにまとめます。Klangの公開回答の一覧は日本語のセキュリティ回答一覧で確認できます。

PRECAUTIONS

ツールを選んだ後も、使い方のルールがなければ情報の扱いは安全になりません。導入時に決めておくと運用が揃う10項目を、確認の方法と一緒にまとめました。

AI議事録の運用で決めておく10項目
注意点内容確認の方法
1. 録音を知らせる会議の冒頭と招待文で、録音とAI文字起こしを使うことを伝える同意を得たかを議事録に残す
2. 録音を個別に判断する会議を決める人事評価、懲戒、健康情報など、録音の可否と閲覧範囲を個別に決める会議を先に挙げるルールに一覧を載せる
3. 人が確認してから共有するAIの下書きをそのまま配らず、担当者が確認する確認者の名前を残す
4. 数字と固有名詞を照合する金額、日付、人名、製品名は元音声で確かめる照合した箇所に印を付ける
5. 決定と提案を区別する「〜はどうでしょう」が決定として要約されていないかを見る決定事項は発言者と時刻を添える
6. 閲覧できる人を決める録音・全文・要約のそれぞれを、誰が見られるかを決めるフォルダの権限で管理する
7. 社外への共有を制限する社外に渡すのは確認済みの要約だけにする共有リンクの範囲と期限を確かめる
8. 保存期間を決める録音と文字起こしをいつまで残し、いつ削除するかを決める削除の担当と記録を決める
9. AI学習への利用を確認するツールが会話データをAIの学習に使うかを契約と規約で確かめる確認日と根拠を残す
10. 個人のツールを使わない会社が承認していないAI議事録ボットや個人アカウントを業務の会議に入れない承認済みツールの一覧を周知する

3〜5の項目は、AIの要約に誤りが入ることを前提にした確認です。どのような誤りが起きやすく、どう見つけるかはAI議事録の精度とハルシネーション対策で具体例とともに説明しています。

ルールは会議の録音に限った内容を会話AIの社内利用ルールに、生成AI全般の内容を生成AIの社内ガイドラインにまとめると、従業員が参照する場所が1つに定まります。

AI議事録ツールのセキュリティで、最初に確認すべき項目は何ですか?

会話データをAIモデルの学習に使うかどうか、どこに保存されるか、誰が閲覧できるか、削除したデータがバックアップからも消えるかの4点です。この4点は機能表では比較しにくいため、規約と契約書、試用での操作の両方で確認します。

ISMAPに登録されていないクラウドサービスは使えませんか?

ISMAPは政府機関等がクラウドサービスを調達するための制度で、政府機関等は原則として登録サービスから調達します。民間企業に登録を求める法的な義務はなく、ISO/IEC 27001の認証範囲、データの扱い、契約条件などを自社の基準で評価します。Klangは現在ISMAPへの登録を公表していません。

ISO/IEC 27001を取得していれば安全ですか?

ISO/IEC 27001は情報セキュリティの管理体制が規格に沿って運用されていることを第三者が審査した認証で、個々の機能の安全性を保証するものではありません。認証の範囲に実際に使うサービスが含まれているか、規格の版と有効期限を確認し、学習利用や削除などの個別項目と合わせて判断します。

日本国内にデータを保存できるツールでないと使えませんか?

法律で一律に国内保存が求められるわけではありませんが、社内規程や取引先との契約で保存地域が決まっている場合があります。まず自社の規程を確認し、国内保存が必須なら、その条件を満たす構成やオンプレミス導入が選べるかを事業者に確認します。

チェックリストは自社の審査資料に使ってよいですか?

はい。ExcelとCSVは自由に編集して、候補ごとの比較や社内審査に使えます。Klangの回答欄は2026年10月6日時点の公開情報です。正式な審査では、最新の回答と契約文書を確認してください。

参考にした公的資料

2026年10月6日時点で内容を確認しています。制度や資料は改定されることがあるため、実務では最新版を確認してください。

AI ADOPTION

社内でAIツールを使い始めるまでの流れを、目的の整理、ルールづくり、ツールの審査、承認と定着の4段階に分けています。会議の録音・文字起こしを例にしていますが、ほかのAIツールにも使える手順です。

  1. 1. 目的を決める

  2. 2. ルールとリスク

  3. 3. ツールを審査する

  4. 4. 承認と定着

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。