Teams議事録ガイド
Teamsの議事録を作る4つの方法と、トランスクリプトから仕上げる手順
Teams標準のトランスクリプトから手で作る、インテリジェント要約やCopilotに任せる、Klangの会議ボットで自動作成する、録画をアップロードする。ライセンスと費用、保存先、見られる人を比べ、議事録のひな形と架空の例で仕上げ方まで解説します。
更新日:執筆・運営:Klang AI AB
Teamsで議事録を作る4つの方法を比較
費用、できあがるもの、保存先、見られる人で比べると、自社に合う方法が決まります(2026年10月7日時点、Microsoft公式ヘルプとKlangの料金表に基づく)。
どの方法でも、AIや文字起こしが作るのは下書きです。数字、日付、人名、誰が何を引き受けたかは、人が元の発言で確認してから共有します。
| 項目 | 標準トランスクリプト+手作業 | インテリジェント要約・Copilot | Klangの会議ボット | 録画をアップロード |
|---|---|---|---|---|
| 必要なもの | 文字起こしに対応したMicrosoft 365のライセンスと、管理者による文字起こしの許可 | 上記に加えて、Teams PremiumまたはMicrosoft Copilotのアドオンライセンス | Klangのアカウント(フリープランから)と会議URL。開催者がロビーから入室を許可する | Teamsの録画ファイルと、文字起こしサービスのアカウント |
| できあがるもの | 発言の全文(.docx・.vtt)。議事録は人が書く | AIが生成したメモ、フォローアップタスク、チャプターなど | 文字起こし、AI要約、決定事項・ToDo | アップロード先による。Klangなら文字起こし、AI要約、決定事項・ToDo |
| 保存先 | 開催者のOneDrive for Business | 会議チャットの「要約」タブ(録画・トランスクリプトはOneDrive・SharePoint) | Klangのワークスペース | アップロード先のサービス |
| 見られる人 | ダウンロードは既定で開催者と共同開催者 | 会議に招待された組織内のユーザー。外部の参加者は不可 | Klangで共有した人 | アップロード先で共有した人 |
方法1:Teamsのトランスクリプトから議事録を手で作る
追加のライセンスなしで始められる方法です。文字起こしの開始から言語設定までの操作は、Teams文字起こしガイドで詳しく解説しています。
.vttは字幕用の形式で、時刻の行が交互に入ります。議事録の材料にするなら.docxのほうが読みやすく、.vttしかない場合はVTTをテキストに変換するツールで整えてから使うと作業が速くなります。
- 01
会議中に文字起こしを開始する
「その他のアクション」→「レコーディングと文字起こし」→「文字起こしの開始」を選び、会議で話す言語が日本語になっているか確認します。開始できるのは開催者・共同開催者・発表者で、外部や匿名の参加者は開始できません。
- 02
会議後にトランスクリプトをダウンロードする
会議のチャットから「要約」タブのトランスクリプトを開き、.docxか.vttを選んでダウンロードします。既定でダウンロードできるのは開催者と共同開催者です。
- 03
決定・依頼・保留の発言に印をつける
「〜で進めます」「〜をお願いします」「次回までに」などの言い回しを検索すると、議事録に必要な箇所を早く拾えます。
- 04
ひな形に転記して確認する
下のひな形に、決定事項・ToDo・保留事項を書き写します。数字と固有名詞は、録画があれば元の音声で確認します。
方法2:インテリジェント要約・Copilotで議事録の下書きを作る
Teams PremiumまたはMicrosoft Copilotのライセンスがある組織では、録画・文字起こしをした会議のあとに、AIが生成したメモとフォローアップタスクを「要約」タブで確認できます。
ライセンスの範囲、料金、日本語対応の詳細はTeams Premiumのガイドに、Copilotのプロンプト例と条件はCopilotの議事録ガイドにまとめています。ここでは「議事録の下書きをどこまで任せられるか」だけを押さえてください。AIのメモは要点の把握には便利ですが、決定の理由や保留にした論点は抜けやすいので、方法1と同じ確認が必要です。
要約タブ(誰でも)
会議のチャットにある「要約」には、録画、トランスクリプト、共有ファイル、メモ、議題、フォローアップタスクがまとまります。ここまではアドオンライセンスがなくても使えます。
インテリジェント要約(Premium・Copilot)
AIによるメモ、タスク、名前のメンション、チャプターなどが加わります。対応言語に日本語が含まれますが、話し言葉と文字起こしの言語の両方が対応している必要があります。
Copilotに質問する(Copilot)
Copilotライセンスを持つ人は、会議中・会議後に「決定事項と担当者を表にして」などと質問できます。開催者が会議のCopilotをオフにすると、録画と文字起こしもオフになります。
使えない会議
インテリジェント要約を見られるのは会議に招待された組織内のユーザーで、外部の参加者は見られません。社外が開催した会議では、自社のライセンスがあっても使えないことがあります。
方法3:Klangの会議ボットでTeamsの議事録を自動作成する
Teamsの文字起こしが管理者のポリシーで無効になっている、言語が英語に設定されてしまう、アドオンライセンスがない。そうした会議でも、Klang(クラング)の会議ボットなら会議後に議事録の下書きまで届きます。会議ボットはフリープランから使えます。
ボットが記録するのは音声で、映像や画面共有は残りません。資料の画面まで残したい場合はTeamsの録画を併用します。言語は区間ごとに自動判定され、日本語と英語が混ざる会議にも対応します(話者の自動識別はプロプランの機能です)。
- 01
会議を登録する
カレンダーを接続すると、対象の会議にボットが自動で入室します。単発の会議なら、Teamsの会議URLをKlangに貼り付けて招待します。
- 02
開催者がロビーで入室を許可する
ボットはTeamsの連携アプリではなく、一人の参加者として入室します(既定の表示名は「Klang.ai」)。ロビーが有効な会議では、開催者または発表者が許可します。
- 03
冒頭で記録することを伝える
ボットは参加者一覧に表示されます。録音の目的、保存先、共有範囲を会議の冒頭で伝え、社内ルールに沿って同意を得ます。
- 04
会議後に要約・決定事項・ToDoを確認する
会議が終わると文字起こしが始まり、完了するとAI要約と決定事項・ToDoがワークスペースに届きます。文をクリックすると該当箇所の音声が再生されるので、疑わしい箇所だけを確認できます。
方法4:Teamsの録画をアップロードして議事録にする
過去の会議を議事録にしたいときや、会議中にボットを入れられなかったときの方法です。
録画には有効期限があり、既定では120日で期限切れになります(管理者が変更できます)。議事録にする予定の録画は、期限までにダウンロードしておきます。録画もトランスクリプトも残っていない会議は、あとから文字にすることはできません。
- 01
録画の保存先を開く
通常の会議は開催者のOneDrive、チャネル会議はチャネルのSharePointに保存されます。会議チャットやチャネルの投稿からも開けます。
- 02
ダウンロードする
録画をダウンロード・削除できるのは開催者と共同開催者です。ほかの人が作業するときは開催者に依頼します。
- 03
Klangにアップロードする
MP4などの動画ファイルをそのまま追加します。1ファイル10GBまで対応し、フリープランでも文字起こしは無制限です。
- 04
要約を確認して議事録に整える
AI要約と決定事項・ToDoを下書きに、数字と担当者を確認して仕上げます。Word・Excel・TXTなどで書き出せます。
Teams会議の議事録ひな形:残す項目
トランスクリプトから拾う前に、埋める枠を決めておきます。オンライン会議では、録画・トランスクリプトの場所も議事録に書いておくと、あとで確認したい人が迷いません。
| 項目 | 書き方の例 | どこから拾うか |
|---|---|---|
| 会議名・日時 | 第3四半期 販促計画会議/10月7日 14:00〜14:45 | 会議の招待・チャット |
| 参加者 | 営業部 佐藤、マーケティング部 鈴木、田中(欠席:山本) | 参加者一覧(ボットは除く) |
| 目的・議題 | 展示会の出展可否を決める | 招待文・議題 |
| 決定事項 | 11月の展示会に出展する。予算は前年と同額 | 「〜で進めます」「決定」などの発言 |
| ToDo(担当・期限) | 鈴木:ブース案を10月14日までに共有 | 「お願いします」「〜までに」の発言 |
| 保留事項 | 配布物の印刷部数は来場見込みが出てから決める | 「持ち帰り」「次回」の発言 |
| 記録の場所 | 録画とトランスクリプト:開催者のOneDrive(期限 2027年2月) | 要約タブ・OneDrive |
トランスクリプトを議事録にする例(架空の例)
以下は説明のために作った架空の会議です。トランスクリプトの発言を、そのまま貼るのではなく、決定・ToDo・保留に分けて書き直します。
トランスクリプトの抜粋:「佐藤:展示会、今年も出ましょう。予算は去年と同じでいけますか。」「鈴木:同じで大丈夫です。ブースの案は来週の火曜までに出します。」「田中:配布物の部数は、来場見込みが出てから決めたいです。」
議事録にすると:決定事項「11月の展示会に出展する。予算は前年と同額」。ToDo「鈴木:ブース案を共有(期限:10月14日)」。保留事項「配布物の印刷部数(来場見込みの確定後に決定)」。
ポイントは、「来週の火曜」を日付に直すこと、「いけますか」「大丈夫です」のやり取りを一つの決定にまとめること、誰がいつまでに何をするかを一行で書くことです。AIの要約を使う場合も、この3点が正しく反映されているかを確認します。
共有前のチェックリスト:数字・名前・担当者
文字起こしやAI要約で誤りが出やすいのは、意味が通ってしまう箇所です。共有前に次の点だけは元の発言で確かめます。
- 金額・数量・日付:「15」と「50」、「来週」と「再来週」など、聞き間違えても文として成り立つもの
- 人名・社名・製品名:同音の別人や、略称と正式名称の混在
- 担当者:依頼された人と引き受けた人が同じか。「お願いします」だけで終わっていないか
- 決定と提案の区別:「〜したいです」が決定事項に入っていないか
- 社外秘の扱い:顧客名や人事の話を、共有先のチャネルに出してよいか
- 記録の保存期間:録画とトランスクリプトをいつまで残すか
確認した議事録をTeamsのチャネルに共有する
議事録はTeamsの会議チャットやチャネルに投稿しておくと、参加者があとから探しやすくなります。
Klangでは、Microsoft Teams連携を設定すると、会議が処理されたあとに会議レポートをTeamsのチャネルやチャットへAdaptive Cardとして自動投稿できます。送る内容は会議レポート・ToDoのみ・独自の指示から選び、フォルダや参加者などの条件で対象の会議を絞れます。Teams連携とオートメーションはプロプラン以上の機能で、接続にはワークスペース管理者の許可が必要です。
自動投稿を使わない場合は、Klangで確認した議事録をWordやTXTで書き出し、Teamsのチャットに貼り付けるかファイルとして共有します。
Teamsのライセンスに左右されずに、議事録まで
Klangの会議ボットはZoom・Teams・Google Meetの会議に参加して音声を記録し、会議後に文字起こし、AI要約、決定事項・ToDoを届けます。フリープランは0円で文字起こし無制限。会話データをAIモデルの学習に使わず、ISO/IEC 27001:2022の認証を取得しています。
- フリープランから会議ボットを利用可(カレンダー接続で自動入室)
- 録画ファイルは1ファイル10GBまでアップロード可
- Word・Excel・TXT・SRT・VTTなどで書き出し
よくある質問
Teamsで議事録を自動作成できますか?
Teams PremiumまたはMicrosoft Copilotのライセンスがあれば、インテリジェント要約でAIのメモとフォローアップタスクを自動で作れます。アドオンライセンスがない場合は、Klangの会議ボットを参加させると、会議後に文字起こし、AI要約、決定事項・ToDoが自動で届きます。どちらも下書きなので、数字と担当者は人が確認します。
Copilotがなくても、Teamsの議事録は作れますか?
作れます。Teams標準のトランスクリプトを.docxでダウンロードして手でまとめるか、Klangの会議ボットや録画のアップロードで要約と決定事項まで作る方法があります。
Teamsの文字起こしが使えない会議でも議事録を作れますか?
管理者のポリシーで文字起こしが無効な場合でも、Klangの会議ボットは参加者として入室して音声を記録できます。ただし、ボットの入室には開催者の許可が必要で、社内ルールで外部の記録ツールが禁止されていないかも確認してください。
Teamsのトランスクリプトはどこに保存されますか?
会議の開催者のOneDrive for Businessに保存されます。会議後はチャットの「要約」タブから開けて、既定では開催者と共同開催者が.docxまたは.vttでダウンロードできます。
社外の人が開催したTeams会議の議事録は作れますか?
外部の参加者は、その会議で文字起こしを開始できず、インテリジェント要約も見られません。開催者にトランスクリプトの共有を依頼するか、開催者の許可を得てKlangの会議ボットを参加させる方法があります。
Teamsの商談を自動で記録して議事録にできますか?
カレンダーを接続すると、対象の会議にKlangの会議ボットが自動で入室し、会議後に要約と決定事項・ToDoが届きます。商談では冒頭で記録することを相手に伝え、了承を得てから使ってください。
参考にした公式ヘルプ
2026年10月7日時点で内容を確認しています。制度や資料は改定されることがあるため、実務では最新版を確認してください。