3項目だけのシンプルなフォーマット
朝会・30分以内の打ち合わせ向け。決まったこと・次にやること・決まっていないことの3つだけを書きます。
会議名: 日時: 出席者: ■ 決まったこと ・ ■ 次にやること(担当・期限) ・ ■ 決まっていないこと(誰がいつ決めるか) ・
議事録フォーマット
議事録フォーマットとは、議事録に入れる項目(会議名・日時・出席者・議題・決定事項・タスク・保留事項・次回予定)と、その並べ方・書き方を決めた書式のことです。A4縦1枚の見本に6つの区画と書式のルールを書き込み、見やすくする条件、WordとExcelでの書式の整え方、社内向け・社外向けの書き分けまで解説します。
公開日:更新日:執筆・運営:Klang AI AB
架空の30分の社内定例を、A4縦1枚の議事録フォーマットに書いた見本です。番号の付いた区画ごとに、置く項目と書式のルールを右側(スマートフォンでは下)に書きました。6区画はどの会議でも順番を変えずに使え、30分以内の打ち合わせなら③を省いた5区画でも議事録として役割を果たします。
第8回 申込フォーム改善 定例 議事録
決定事項
1. 新フォームを10月20日(火)に公開する
2. 入力エラーの文言を3か所修正する
1. 新フォームの公開日
・テスト完了見込みは10月16日(決定の根拠)
2. 問い合わせの増加
・エラー文言が分かりにくい3項目に集中(CS集計)
3. 料金表示の要否
・営業部と再確認が必要(保留)
| 内容 | 担当 | 期限 |
|---|---|---|
| 確認用URLの共有 | 田中 | 10/8(木) |
| 問い合わせ上位3項目の抽出 | 鈴木 | 10/9(金) |
・料金表示の要否:営業部長が10月13日(火)までに判断
次回:10月13日(火)10:00/配布:出席者・高橋/訂正は10月8日までに鈴木へ/1/1
項目は多いほど良いわけではありません。必須の7項目を先に決め、会議の種類に応じて任意の項目を足します。
取締役会や株主総会の議事録は、会社法施行規則で記載事項(開催日時・場所、議事の経過の要領及びその結果など)が決まっているため、この表とは別の様式を使います。
| 項目 | 必須/任意 | 書き方 | 例 |
|---|---|---|---|
| 会議名 | 必須 | 定例なら回数も入れる | 第8回 申込フォーム改善 定例 |
| 日時 | 必須 | 日付・曜日・開始と終了時刻 | 2026年10月6日(火)10:00〜10:30 |
| 出席者 | 必須 | 役割(議長など)を添える。欠席者も書く | 佐藤(議長)、田中、鈴木 欠席:高橋 |
| 決定事項 | 必須 | 1行に1つ、「〜する」で言い切る | 新フォームを10月20日(火)に公開する |
| タスク | 必須 | 内容・担当・期限の3点セット | 確認用URLの共有/田中/10月8日(木) |
| 保留事項 | 必須 | 誰がいつまでに決めるかを添える | 料金表示:営業部長が10月13日までに判断 |
| 次回予定 | 必須 | 日時と最初の議題 | 10月13日(火)10:00、料金表示の結論 |
| 場所・会議URL | 任意 | オンライン併用なら両方 | 本社3F会議室/オンライン併用 |
| 作成者・確認者 | 任意 | 社外に送る議事録では必須にする | 作成:鈴木/確認:佐藤 |
| 議論の要点・理由 | 任意 | 決定の根拠だけを短く | テスト完了見込みは10月16日 |
| 配布先・訂正期限 | 任意 | 社外向けでは必須にする | 訂正は10月8日までに鈴木へ |
Wordでは、余白・文字・見出し・表の書式を一度決めてテンプレート(.dotx)として保存すると、毎回同じ見た目で書けます。メニュー名はMicrosoft 365のWord(Windows版)のものです。
[レイアウト]→[余白]→[ユーザー設定の余白]で、上下左右を20mm程度にします。A4縦1枚に収めやすくなり、印刷しても窮屈に見えません。
[ホーム]のスタイル一覧で[標準]を右クリック→[変更]を選び、游ゴシックや游明朝などを10.5〜11ポイントにします。本文の太字は使わず、強調は見出しだけにします。
議題の行に[見出し1]または[見出し2]を当て、番号を振ります。[表示]→[ナビゲーションウィンドウ]に議題が並ぶので、長い議事録でも移動できます。
[挿入]→[表]で3列の表を作り、見出し行に「内容・担当・期限」と入れます。列幅は内容を広く、担当と期限を狭くします。
[挿入]→[ヘッダー]に会議名、[挿入]→[ページ番号]でフッターに番号を入れます。2枚以上になっても順番が分かります。
空欄にした状態で[ファイル]→[名前を付けて保存]を選び、ファイルの種類を「Wordテンプレート(*.dotx)」にします。開くたびに新しい文書として始まり、元のフォーマットが上書きされません。
Excelの議事録フォーマットは、1行に1つの決定・タスク・保留を書く表形式にすると、会議をまたいで絞り込みや並べ替えができます。
| 列 | 入れる内容 | 設定のポイント |
|---|---|---|
| 日付 | 会議の日付 | 日付形式にして並べ替えできるようにする |
| 議題番号・議題 | アジェンダと同じ番号と名前 | 前回からの持ち越しも同じ番号で書く |
| 区分 | 決定・タスク・保留・共有 | [データ]→[データの入力規則]でリストから選ぶ |
| 内容 | 1行に1つの事実 | [ホーム]→[折り返して全体を表示する] |
| 担当・期限 | タスクと保留のみ | 期限は日付形式。期限切れは[条件付き書式]で色を付ける |
| 状態 | 未着手・進行中・完了 | 完了の行はフィルターで隠せる |
議事録の書式は、大きく4つの型に分けられます。会議の目的と読み手に合わせて選び、社内で1つに決めておくと、毎回の書き方で迷わなくなります。
迷ったら、社内の会議は箇条書き型、報告が主な目的なら結論先行型を選びます。発言録型は「会議録」と呼ばれることが多く、議事録とは目的が違います。
| 型 | 特徴 | 向いている会議 | 苦手なこと |
|---|---|---|---|
| 箇条書き型 | 議題ごとに見出しと箇条書きでまとめる | 定例会議、社内の打ち合わせ | 議題が多いと結論が埋もれる |
| 結論先行型 | 冒頭に結論とタスクを置き、経緯は後ろに | 上司や欠席者への報告、意思決定会議 | 議論の流れは追いにくい |
| 表形式 | 議題・結果・担当・期限を列で並べる | タスクが多いプロジェクト定例 | 理由や経緯を書く欄が狭い |
| 発言録型 | 発言者ごとに時系列で残す | 議会、審議会、紛争に備える記録 | 書く量が多く、読むのに時間がかかる |
見やすさは、デザインより「読む人が30秒で自分に関係することを見つけられるか」で決まります。次の6つを満たすと、どの型でも読みやすくなります。
項目を増やすほど、空欄が残り、書く人の負担が増えます。短い社内会議なら、次の3つの欄だけで十分に役割を果たします。
シンプルにするときに削ってはいけないのは、担当と期限です。「次にやること」に担当と期限がない議事録は、会議の後に誰も動かない原因になります。
朝会・30分以内の打ち合わせ向け。決まったこと・次にやること・決まっていないことの3つだけを書きます。
会議名: 日時: 出席者: ■ 決まったこと ・ ■ 次にやること(担当・期限) ・ ■ 決まっていないこと(誰がいつ決めるか) ・
議題が3〜5件で、どれも担当と期限がつく会議向け。ExcelやNotionの表にそのまま貼れます。
| 議題 | 結果 | 担当 | 期限 | | 公開日 | 10月20日に公開 | 佐藤 | 10月20日 | | 問い合わせ増加 | エラー文言を3か所修正 | 田中 | 10月9日 | | 料金表示 | 保留:営業部長が判断 | 佐藤 | 10月13日 |
社外に送る議事録は、相手の会社でも保存・回覧される文書です。社内向けより丁寧に、事実と合意だけを書きます。
社外向けの議事録は、送付前に金額・日付・固有名詞を相手の発言どおりか確認します。録音がある場合は、該当箇所を聞き直してから送ると、後の行き違いを防げます。
| 項目 | 社内向け | 社外向け |
|---|---|---|
| 出席者 | 氏名のみでよい | 会社名・部署・氏名。先方と当社を分け、先方を先に書く |
| 書く内容 | 決定事項・タスク・社内の見立て | 確認・合意した事実のみ。社内の評価や見立ては書かない |
| タスク | 担当と期限 | 「当社/先方」の区分、担当、期限 |
| 文体 | 体言止め・常体でもよい | 「〜とする」「〜を確認した」など丁寧で断定的な表現 |
| 末尾 | 次回予定 | 次回予定と「相違がある場合のご連絡期限」 |
| ファイル | Word・Googleドキュメントで共同編集 | PDFにして送付 |
架空の30分の社内定例を2つの型で書きました。中身は同じでも、読む人が最初に目にする情報が違います。
表形式で書いた場合は、上の「表形式のシンプルなフォーマット」と同じになります。どの型でも、決定・タスク・保留の3つが読み取れれば、議事録として役割を果たします。
出席者が後から読み返す前提。議題ごとの議論の流れを追えます。
■ 第8回 申込フォーム改善 定例 日時:10月6日(火)10:00〜10:30/出席:佐藤、田中、鈴木 1. 新フォームの公開日 ・10月20日(火)に公開する(決定) ・前日までに最終確認を行う 2. 問い合わせの増加 ・入力エラーの文言を3か所修正する(決定) 3. 料金表示の要否 ・保留。10月13日に営業部長が判断 ■ タスク ・確認用URLの共有:田中(10月8日) ・問い合わせ上位3項目の抽出:鈴木(10月9日)
欠席した上司や関係部署に送る前提。最初の3行で結果が分かります。
【結論】 ・新フォームは10月20日(火)に公開 ・入力エラーの文言を3か所修正 ・料金表示は10月13日に営業部長が判断(保留) 【タスク】 ・田中:確認用URLを共有(10月8日) ・鈴木:問い合わせ上位3項目を抽出(10月9日) 【経緯】 公開日は、テストの完了見込み(10月16日)から逆算して決めた。問い合わせはエラー文言が分かりにくい3項目に集中している(CS集計)。
フォーマット(書式)を決めたら、どのファイルで作るかを決めます。読み手と、会議の後に何を追いかけるかで選びます。
| ツール | 向いている使い方 | 配布しているひな形 |
|---|---|---|
| Word | 1回の会議を文書として送る・印刷する | 社内用・社外用・承認欄つきの3種類 |
| Excel | タスク・決定事項を会議をまたいで追う | 議事録シート、タスク台帳、決定事項ログ |
| Googleドキュメント | 会議中に複数人で同時に書く | Word版をアップロードして変換 |
| Notion | 会議ごとのページをデータベースで管理する | テンプレートのテキスト版を貼り付け |
Klangで会議を録音するか、録音ファイルをアップロードすると、文字起こしとAI要約ができます。AIチャットに「結論先行型で」「表形式で」と型を指定すれば、その書式の下書きを作れます。
必須は会議名、日時、出席者、決定事項、タスク(内容・担当・期限)、保留事項、次回予定の7項目です。社外に送る議事録では、作成者・確認者と、内容に相違がある場合の連絡期限も加えます。
余白を上下左右20mm程度、本文を10.5〜11ポイントにし、議題に見出しスタイル、タスクに3列の表を使います。空欄にした状態で「Wordテンプレート(*.dotx)」として保存すると、毎回同じ書式で書き始められます。
1行に1つの決定・タスク・保留を書き、日付・議題・区分・内容・担当・期限・状態を列にします。区分は入力規則でリストから選ぶようにし、印刷タイトルで見出し行を各ページに出すと、会議をまたいで絞り込みや印刷がしやすくなります。
社内の会議の議事録には、法律で決められた書式はありません。取締役会や株主総会の議事録は会社法施行規則で記載事項が定められているため、専用の様式を使い、必要に応じて専門家に確認してください。
フォーマットは、入れる項目と並べ方・書き方のルール(書式)のことで、テンプレートはそのルールに沿って作った、空欄を埋めて使うファイル(ひな形)のことです。日常会話ではほぼ同じ意味で使われます。
読み手によって変わります。参加者が読み返すなら議題順の箇条書き型、欠席者や上司への報告なら冒頭に結論とタスクを置く結論先行型が見やすくなります。どちらでも、担当と期限を同じ形で書き、表記をそろえることが共通の条件です。
会社名・部署・氏名を正確に書き、先方の出席者を先に記載します。社内の評価や見立ては書かず、確認・合意した事実だけを書きます。末尾に、内容に相違がある場合の連絡期限を添え、PDFにして送るのが一般的です。
30分の社内会議ならA4で半分から1枚が目安です。長くなる場合は、議論の経過を削り、決定・タスク・保留の3つが残っているかを確認します。発言を詳しく残す必要がある会議は、議事録とは別に会議録を作ります。