人事面談記録
Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(異動希望を確認するキャリア面談)です。Excel版は「人事面談記録」と「記入例」の2シートです。
登録不要・無料。Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(A4縦)。
人事面談
面談記録に書く項目、よくない書き方と改善例、録音から下書きした記入例をまとめました。人事面談で聞くことの質問例と、面談の種類ごとの記録の残し方も載せています。本人の希望と会社の回答を分けて残す人事面談記録シート(Word・Excel)は無料で配布しています。
公開日:更新日:執筆・運営:Klang AI AB
「人事面談」と呼ばれる面談には、目的の違う複数の種類があります。面談の冒頭で目的を伝え、記録にも1行目に書いておくと、あとで読み返したときに文脈を取り違えません。
人事面談とは、人事部門の担当者が社員と個別に話す面談の総称です。キャリアの希望の確認、異動や配置の相談、評価、休職・復職、退職など、目的によって進め方と記録の扱いが変わります。直属の上司が定期的に行う1on1とは、聞き手と目的が違います。
| 種類 | 主な目的 | 記録で特に残すこと |
|---|---|---|
| キャリア面談 | 今後の希望や働き方を聞き、配置や育成に生かす | 本人の希望、会社が案内した制度 |
| 異動・配置の面談 | 異動の内示や希望を確認する | 会社の説明、本人の意向、確認事項 |
| 評価面談 | 評価の結果と理由を伝え、次期の目標を決める | 根拠となる事実、本人の認識、合意した目標 |
| 休職・復職の面談 | 療養や職場復帰に向けた状況を確認する | 就業上の配慮。健康情報は必要最小限 |
| 退職面談 | 退職の手続きの説明と、在籍中の経験の振り返り | 本人が述べた理由と改善の意見を分けて |
| 相談対応 | ハラスメントや職場の悩みの相談を受ける | 本人の言葉、希望、共有してよい範囲 |
キャリア面談や定期の人事面談でよく使われる質問の例です。社員の側から見れば、面談の前に答えを考えておくと、希望を具体的に伝えやすくなります。
業務と関係のない私生活のことや、本人が話したくない話題を詳しく聞く必要はありません。本人が話した家族や健康の事情を記録する場合も、配慮に必要な範囲にとどめます。
| 話題 | 質問例 | 聞くときの注意 |
|---|---|---|
| 現在の業務 | 「今の業務で、やりがいを感じる仕事と負担に感じる仕事は何ですか」 | 具体的な業務名と割合まで聞く |
| 今後の希望 | 「3年後にどんな仕事をしていたいですか」 | 希望と、会社が約束できることを混同しない |
| 働き方 | 「勤務時間や働く場所について、困っていることはありますか」 | 家族や健康の事情は、本人が話した範囲だけ記録する |
| 職場の環境 | 「チームの中で相談しにくいと感じることはありますか」 | ハラスメントの相談があれば相談対応の手順に切り替える |
| 人事への要望 | 「人事に確認したい制度や手続きはありますか」 | 回答と、調べて返す事項を分けて記録する |
人事面談の記録は、「本人の発言」「確認した事実」「会社側の回答」を分けて書き、約束したことには担当と期限を付けます。会社が回答していないことを、回答済みのように書かないことが大切です。
| 項目 | 書くこと |
|---|---|
| 面談の目的 | キャリア面談、異動の相談など、最初に1行で |
| 対象者・面談者・日時 | 所属、面談者、日時と方法(対面・オンライン) |
| 記録の共有範囲 | 人事部内のみ、上司には要点だけ、など本人に伝えた範囲 |
| 話したこと | 話題ごとに、本人の発言・確認した事実・会社側の回答 |
| 約束したこと | 内容、担当、期限 |
Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(異動希望を確認するキャリア面談)です。Excel版は「人事面談記録」と「記入例」の2シートです。
登録不要・無料。Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(A4縦)。
記入例(架空の会社・架空の人物です)。
| 話題 | 本人の発言 | 確認した事実 | 会社側の回答 |
|---|---|---|---|
| 現在の業務 | 「保守の比重が7割になり、新規開発に関われていない」 | 直近半年の工数記録で保守が約7割 | 工数の内訳を上司と確認する |
| 異動の希望 | 「来年4月までに製品企画に移りたい」 | 社内公募は1月に実施予定 | 公募の要件を案内した |
| 働き方 | 「週2回の在宅勤務は続けたい」 | 企画部も在宅勤務の対象 | 回答済み |
| 内容 | 担当 | 期限 |
|---|---|---|
| 社内公募の募集要項を送る | 人事部 M | 10月16日 |
| 工数の内訳を上司と確認し、本人に伝える | 人事部 M | 10月30日 |
面談記録が後で役に立たなくなる原因は、印象で書くこと、会社の回答と検討中のことを混ぜること、期限のない約束を残すことの3つにほぼ集約されます。場面ごとに、よくある書き方と書き直した例文を並べました(いずれも架空)。
下の表の改善した例文には、共通点があります。本人の言葉はかぎかっこで残し、面談者の受け止め方は書かず、会社側の回答には「回答済み」か「検討中」かを添えています。約束には日付と担当者があり、後から読んだ人が次に何をすればよいか分かります。
| 場面 | よくない書き方 | 改善した例文 |
|---|---|---|
| 評価面談 | 本人は評価に不満そうだった。 | 本人の発言:「B評価の理由が、目標の達成率だけなのか知りたい」。面談者は評価基準の3項目を説明した。 |
| 異動の希望 | 異動を希望。前向きに検討する。 | 本人の希望:来年4月からマーケティング部。会社側の回答:来年1月の自己申告で受け付ける(検討中・確約はしていない)。 |
| 職場の相談 | 上司との関係に悩んでいるようだ。 | 本人の発言:「会議で発言を遮られることが週に2回ほどある」。本人の希望:まず人事にだけ伝えておきたい。 |
| 約束したこと | 制度について後日連絡。 | 時間単位の有給休暇の可否を就業規則で確認し、10月16日(金)までに回答する。担当:人事課 佐藤。 |
| 健康・家族の事情 | 母親の病気(詳細を聴取)のため休みが必要。 | 家族の通院の付き添いで、月1回午前休を取りたいとの希望。病名など配慮に要らない情報は記録しない。 |
面談記録は、録音から作ったAIの下書きを、人事担当者が期限・共有範囲・配慮の範囲を確かめて仕上げると、短い時間で正確に書けます。次は、異動の希望を聞いたキャリア面談の例です(架空)。
文字起こし(抜粋)
Klangが作る下書き
記録にする前に確認すること
| 項目 | AIの下書き | 人事が仕上げた記録 |
|---|---|---|
| 期限 | 「来週回答する」 | 「10月16日(金)までに回答。担当:人事課 佐藤」 |
| 会社側の回答 | 回答と検討中のことが一文に混ざることがある | 「回答済み」と「検討中」を分けて書く |
| 家族の事情 | 話した内容を短くまとめる | 配慮に必要な範囲(月1回の午前休の希望)だけ残す |
| 本人の言葉 | 要約した言い回し | 異動や評価に関わる希望は、本人の言葉をかぎかっこで残す |
AIチャットには「本人の発言、会社側の回答、約束したことに分けて書く。会社が回答していないことは回答済みにしない。健康や家族の事情は配慮に必要な範囲だけ書く」と指示します。見出しは、上の人事面談記録シートや社内の様式に合わせて変えられます。
仕上げた記録は、タイムスタンプの位置で元の音声を聞き、期限と数字を確かめてから保存します。
面談の録音は、本人に目的・聞く人・保存期間を伝え、了承を得てから始めます。アプリやAIを選ぶときは、文字起こしの精度より先に、社員の個人的な話を誰が見られるか、どう消せるかを確かめます。
| 確認すること | なぜ確認するか | Klangの場合 |
|---|---|---|
| 会話データをAIの学習に使うか | 社員の個人的な話が学習に使われないようにする | 使いません |
| 閲覧できる人を限れるか | 人事部内だけで扱う面談がある | フォルダごとに見られるメンバーを設定できます |
| 対面の面談を録音できるか | 会議室での面談に使う | iOS・Androidのアプリで録音できます |
| オンライン面談を録音できるか | 在宅勤務の社員と面談する | Zoom・Teams・Google Meetに会議ボットが参加します |
| 社内の様式に写せるか | 人事システムや様式に転記する | Word・Excelなどに書き出せます |
| 保存期間が来たら消せるか | 説明した期間を過ぎた録音を残さない | 削除した情報は、バックアップを含むシステム全体から継続的に削除されます |
人事面談で聞いた内容を、本人の上司や配属先に伝える必要が出ることがあります。何をどこまで伝えるかを、面談の中で本人と確認しておきます。
健康状態などの要配慮個人情報は、取得や第三者への提供に原則として本人の同意が必要になるなど、個人情報保護法で特に慎重な扱いが求められます。扱い方に迷う場合は、個人情報保護委員会のガイドラインと社内規程を確認してください。
「異動の検討のため、希望の部署と時期を上司に伝えたい」のように、何のために誰へ伝えるかを説明します。
面談の全文ではなく、目的に必要な要点だけを伝えます。本人が伝えてほしくないことは、記録の共有範囲の欄に書きます。
いつ、誰に、何を伝えたかを記録に追記します。あとで本人に聞かれたときに説明できます。
どちらも1対1の対話ですが、聞き手と記録の使い方が違います。同じ様式で記録すると、人事に伝わるつもりのなかった内容が評価に使われる、といった行き違いが起きます。
| 観点 | 人事面談 | 1on1 |
|---|---|---|
| 聞き手 | 人事部門の担当者 | 直属の上司 |
| 頻度 | 制度や必要に応じて(年1〜2回など) | 週1回〜月1回など定期的 |
| 主な話題 | キャリア、異動、評価、休職・退職など | 日々の業務、困りごと、成長 |
| 記録の読み手 | 人事部門。共有範囲は本人と確認 | 本人と上司 |
本人の了承を得て録音した面談をKlangに取り込むと、文字起こしとAI要約ができます。AIチャットで「本人の希望と、会社が回答したことを分けて整理して」と頼むと、人事面談記録の下書きになります。録音の扱いは、面談の前に本人へ説明してください。
面談の目的によって違いますが、現在の業務のやりがいや負担、今後のキャリアの希望、勤務時間や働く場所についての困りごと、職場の環境、人事に確認したい制度などがよく聞かれます。
面談の目的、対象者・面談者・日時、記録の共有範囲、話題ごとの本人の発言・確認した事実・会社側の回答、約束したことの担当と期限を書きます。会社が回答していないことを回答済みのように書かないようにします。
面談記録は、本人の発言、確認した事実、会社側の回答を分けて書き、約束したことには担当と日付の期限を付けます。家族や健康の事情は配慮に必要な範囲だけを残し、記録を誰と共有するかを冒頭に書いておきます。
「本人はやる気がない様子」のような印象だけの記述、「検討します」のように回答済みか検討中か分からない記述、「来週連絡」のように日付と担当者のない約束がよくない例です。見た事実と本人の言葉、期限と担当者に書き直します。
人事面談を録音するときは、録音の目的、記録を見る人、保存期間を本人に説明し、了承を得てから始めます。本人が録音を望まない場合は録音せずに、面談者がメモを取って記録を書きます。
面談記録の下書きはAIで作れます。Klangでは録音を文字起こしし、AIチャットで「本人の発言・会社側の回答・約束したことに分けて」と頼むと下書きになります。期限や配慮の範囲、共有範囲は人事担当者が元の音声で確かめて仕上げます。
会社の運用によって違います。記録する側は、何を誰にどこまで伝えるかを面談の中で本人と確認し、記録の共有範囲の欄に書いておくと行き違いを防げます。
人事面談は人事部門の担当者が、キャリアや異動、休職・退職などをテーマに必要に応じて行う面談です。1on1は直属の上司が、日々の業務や成長について定期的に行う対話です。