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評価面談

評価面談の進め方と記録。面談シートの項目と例文

期末の評価面談とフィードバック面談の進め方、評価面談シートに書く項目、評価者が陥りやすい誤り、本人と評価が食い違ったときの記録の仕方をまとめました。Word・Excelの評価面談シート(記入例つき)を無料で配布しています。

更新日:執筆・運営:

評価面談の質は、面談の前の準備でほぼ決まります。評価の根拠となる出来事を、期間中から日付つきで書き留めておくことが、面談を「印象の話し合い」にしないための一番の対策です。

  1. 01

    本人が自己評価を書く

    評価項目ごとに、本人評価と、その根拠となる出来事を書いてもらいます。面談の数日前までに上司に提出してもらいます。

  2. 02

    上司が根拠をそろえる

    1on1の記録、成果の数字、日報などから、評価項目ごとに日付つきの事実を集めます。本人の自己評価と違う項目に印を付けます。

  3. 03

    面談で事実を確かめ、評価を伝える

    本人の自己評価を先に聞き、そのあとで上司の評価と根拠を伝えます。評価が違う項目は、どの事実の見方が違うのかを話し合います。

  4. 04

    次期の目標を合意する

    目標は「何を」「どう測るか」「いつまでに」が分かる形にし、上司の支援の内容も一緒に書きます。

  5. 05

    記録を本人に確認してもらう

    面談の記録を本人に共有し、内容に違いがないか確認してもらいます。本人のコメント欄は、本人が書いた言葉のまま残します。

評価面談シートは、評価項目ごとに「本人評価」「上司評価」「根拠となる事実(日付)」「本人コメント」を並べ、最後に合意した次期の目標を書く形にすると、面談の流れと記録が一致します。

評価面談シートの項目
項目書くこと
評価期間・面談日対象の期間と、面談の日時・方法
本人評価・上司評価自社の評価段階(S〜Dなど)で、項目ごとに
根拠となる事実日付つきの出来事と数字。「頑張った」のような感想は書かない
本人コメント本人が話した言葉、または本人が書いた文
次期の目標目標、測り方、上司の支援と期限

評価面談シート

Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(架空のカスタマーサポート職)です。Excel版は「評価面談シート」と「記入例」の2シート。評価項目の行は自社の制度に合わせて増減してください。

登録不要・無料。Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(A4縦)。

評価面談シート(空欄)のA4印刷プレビュー
評価面談シート(空欄)
評価面談シート(記入例)のA4印刷プレビュー
評価面談シート(記入例)

評価面談シート

記入例・架空

記入例(架空の会社・架空の人物です)。評価の段階や項目は自社の制度に合わせてください。

対象者・評価者
カスタマーサポート課 J/評価者 K課長
評価期間
2026年4月〜9月(上期)
面談日時
2026年10月9日(金)15:00–15:45 オンライン
録音
あり(本人が了承。閲覧は本人・評価者・人事のみ)

評価項目ごとの確認

評価項目本人評価上司評価根拠となる事実(日付)本人コメント
問い合わせ対応の品質BB満足度アンケート平均4.3(目標4.2)。8月に対応手順の改訂を提案「改訂は自分から提案した」
後輩の育成AB新人2名のOJTを担当。9月に1名が単独対応を開始「もう1名もほぼ単独で対応できる」→認識の差として記録
期限の管理BC月次報告の提出遅れ3回(5月・7月・9月)「繁忙期の重なりが原因」

合意した次期の目標

目標測り方支援・期限
新人のOJTを2名とも単独対応まで進める単独対応の開始日K課長と月1回確認
月次報告を期限内に提出する遅れの回数(目標0回)提出日の3日前に予定を確認

評価面談で本人の納得を得られない原因の多くは、評価そのものの偏りです。代表的な誤りと、根拠の欄を使った対策を整理します。

評価のずれと対策
誤り内容対策
ハロー効果1つの目立つ長所や短所が、ほかの項目の評価にも影響する項目ごとに別の事実を根拠に書く
中心化傾向差を付けるのを避け、全員を真ん中の評価にする評価段階ごとの行動の例を事前に共有する
寛大化・厳格化傾向全体に甘く、または厳しく付ける評価者どうしで分布を比べ、根拠を読み合わせる
期末誤差期末に近い出来事だけで評価する期間中の1on1の記録から、期の前半の事実も拾う
対比誤差評価者自身と比べて評価する評価基準の文言と照らして付ける

評価の結果を伝えるときは、「事実」「その影響」「次に期待すること」の順にすると、本人が受け止めやすくなります。人柄ではなく、行動と結果について話します。

本人が評価に納得しない場合も、記録の結論を書き換えたり、本人のコメントを要約し直したりはしません。「本人は育成の項目をAと認識。2名目の単独対応の見込みについて認識の差あり」のように、違いをそのまま残し、次の面談で確かめる事実を決めておきます。

伝え方の例(架空)
場面避けたい伝え方言い換えの例
期待を下回った項目「期限の意識が低いね」「月次報告が5月・7月・9月に遅れました。集計が遅れ、課の報告も1日ずれました。次期は提出日の3日前に一緒に予定を確認させてください」
期待を上回った項目「よく頑張ってくれた」「8月の手順の改訂で、問い合わせの再対応が減りました。次期はほかの手順にも広げてほしいと考えています」
本人と評価が違う項目「会社の評価はこうだから」「育成の項目は、私はBと見ています。もう1名の単独対応がまだ始まっていないからです。Jさんはどう見ていますか」

オンラインの評価面談を録音すると、面談中はメモに追われず本人との対話に集中できます。録音する場合は、目的、閲覧できる人、保存期間を事前に伝え、本人の了承を得てください。録音を断られても、面談の進め方や評価が変わらないことも伝えます。

  • 録音は面談シートの「根拠」と「本人コメント」の下書きに使い、評価そのものの判断には使わない
  • AIの要約は、本人が話していない言葉が入っていないか、録音と照らして確認する
  • 評価の記録と録音は、本人・評価者・人事の担当者だけが見られる場所に保管する

Zoom・Teams・Google Meetの面談はKlangの会議ボットで録音でき、対面の面談は録音ファイルをアップロードできます。文字起こしからAIチャットで「育成についての本人の発言を抜き出して」と頼むと、面談シートの下書きになります。

  • 文字起こしと会議の自動録音はフリープランでも使えます
  • 上司と本人の発言を自動で分ける話者の自動識別は、プロプランの機能です
  • 会話データをAIの学習に使いません。評価の判断は評価者が行ってください
無料で試す
評価面談とフィードバック面談は違うものですか。

会社によって呼び方は違います。一般に、評価期間の振り返りと評価の結果を伝える面談をまとめて評価面談と呼び、そのうち結果と理由を伝えて次の行動につなげる場面をフィードバック面談と呼ぶことがあります。

評価面談シートには何を書けばよいですか。

評価期間と面談日、評価項目ごとの本人評価・上司評価・根拠となる事実(日付)・本人コメント、合意した次期の目標と測り方を書きます。根拠には感想ではなく、日付つきの出来事と数字を書きます。

本人が評価に納得しない場合、記録はどうすればよいですか。

評価の結論を書き換えず、本人の認識と上司の評価の違いをそのまま記録します。どの事実の見方が違うのかを書き、次の面談までに確かめることを決めておきます。

評価面談は1回何分くらいが目安ですか。

会社の制度や評価項目の数によって違いますが、30分から1時間で行われることが多いようです。評価を伝えるだけで終わらず、次期の目標を話し合う時間を残しておきます。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。