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地域ケア会議

地域ケア会議とは。進め方と個別ケース検討の記録シート

地域ケア会議は、市町村や地域包括支援センターが、多職種で個別のケースを検討し、そこから地域に共通する課題を見つけて解決につなげる会議です。目的と5つの機能、個別ケース会議と推進会議の違い、当日の進め方、記録シートの項目と記入例、守秘義務と匿名化のポイントをまとめました。

更新日:執筆・運営:

厚生労働省は、地域ケア会議の機能を次の5つに整理しています。一つの会議ですべてを担う必要はなく、個別ケースの会議と、地域全体の会議で分担します。

地域ケア会議の5つの機能
機能内容主に担う会議
個別課題解決機能多職種で個別ケースの支援内容を検討し、課題の解決を支援する個別ケース会議
ネットワーク構築機能関係機関や地域の人が顔の見える関係をつくる個別ケース会議・推進会議
地域課題発見機能個別ケースの積み重ねから、地域に共通する課題を見つける個別ケース会議
地域づくり・資源開発機能見つけた課題に対して、地域の資源やしくみをつくる推進会議
政策形成機能介護保険事業計画などの市町村の施策につなげる推進会議(市町村)

多くの市町村では、地域包括支援センターが開く個別ケースの会議と、市町村が開く地域全体の会議(推進会議)に分けています。呼び方は市町村によって異なります。

個別ケースを検討する会議では、サービス担当者会議と違い、計画の原案への同意を得る場ではありません。担当ケアマネジャーが一人では解決しにくい課題について、多職種の助言を得ることが中心です。

障害福祉の相談支援専門員がモニタリング訪問の記録を録音から作る例は、相談支援の記録をAIで作成にあります。

地域ケア会議の主な種類(目安)
項目個別ケース会議(地域ケア個別会議)地域ケア推進会議
主催地域包括支援センター市町村
検討するもの高齢者一人ひとりの支援地域に共通する課題と、その解決策
参加者担当ケアマネジャー、専門職、民生委員など医師会・介護事業者・住民組織などの代表
自立支援型(介護予防)リハビリ職などの助言で、自立に向けたケアプランを検討する例が多い—
記録個別の検討内容と、地域課題として持ち帰ること議事録、施策への提言

1回の会議で複数の事例を検討する市町村も多く、1事例あたりの時間を決めておくことが大切です。

  1. 01

    事例の説明(5〜10分)

    事例提供者が、本人の状態、生活の様子、本人の希望、困っていることと検討してほしい点を説明します。資料では個人が特定できないようにします。

  2. 02

    質問と情報の補足(10分)

    参加者が質問し、事実を確かめます。専門職は、それぞれの立場で気づいたことを伝えます。

  3. 03

    助言と支援の方向性(10〜15分)

    本人の自立や生活の質につながる支援を検討します。助言は、誰が、何を、いつまでにの形にまとめます。

  4. 04

    地域課題の整理(5分)

    同じような事例が他にもないか、地域に足りない資源やしくみは何かを話し、地域課題の候補として記録します。

  5. 05

    確認とモニタリングの時期

    決まったことを読み上げ、支援の結果をいつ、どの会議で報告するかを決めます。

個別ケースの記録と、地域課題として持ち帰ることを1枚に分けて書くシートです。地域課題の欄を毎回書いておくと、推進会議の議題を集めやすくなります。

  • 開催日時・場所、事例番号と事例提供者(氏名は書かない)
  • 検討の目的と、参加者の所属・職種
  • 事例の概要と課題(事例提供者から)
  • 参加者ごとの助言・情報
  • 決まったこと(個別の支援)と担当・時期
  • 地域課題として持ち帰ること(同様の事例の数、足りない資源)

地域ケア会議(個別ケース検討)記録シート

事例の概要、参加者の助言、決まったこと、地域課題として持ち帰ることを1枚にまとめました。Word版は空欄と記入例の2ページです。

登録不要・無料。Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(A4縦)。

地域ケア会議(個別ケース検討)記録シート(空欄)のA4印刷プレビュー
地域ケア会議(個別ケース検討)記録シート(空欄)
地域ケア会議(個別ケース検討)記録シート(記入例)のA4印刷プレビュー
地域ケア会議(個別ケース検討)記録シート(記入例)

地域ケア会議(個別ケース検討)記録シート

記入例・架空

記入例(架空の地域・事例です。実在の人物・機関とは関係ありません)。

開催日時・場所
2026年10月20日(火)14:00〜15:30 市役所 第2会議室
事例番号・事例提供者
事例2026-07 みどり居宅介護支援事業所 ケアマネジャー
検討の目的
独居で外出の機会が減った方の、閉じこもりの予防と見守り体制
参加者(所属・職種)
地域包括支援センター(司会)、市 高齢福祉課、理学療法士、薬剤師、民生委員、社会福祉協議会

事例の概要と課題(事例提供者から)

  • ・80代・独居・要支援2。半年前に自転車をやめてから買い物は週1回の配食のみ。本人「人と話す機会がない」

助言と支援の方向性

参加者助言・情報
理学療法士歩行は自立。坂道の多い地区で、休憩できる場所がないと外出を控えやすい
薬剤師残薬が多い。お薬カレンダーと、訪問時の確認を提案
民生委員近所の公民館で週1回のサロンあり。送迎はない

決まったこと(個別の支援)

  • ・サロンの見学に、ケアマネジャーと民生委員が同行する(11月第1週)
  • ・薬局の訪問で残薬を確認する(11月から月1回)

地域課題として持ち帰ること

  • ・坂道の多い地区で、外出の途中に休める場所がない(同様の事例が今年度3件目)
  • ・サロンへの移動手段がない → 地域ケア推進会議の議題候補として高齢福祉課へ報告

介護保険法は、地域ケア会議の事務に従事する者や従事していた者に対し、正当な理由なく会議の事務に関して知り得た秘密を漏らしてはならないと定めています。記録の扱いでも同じ配慮が必要です。

  • 会議資料と記録には氏名・住所を書かず、事例番号で管理する
  • 会議後に資料を回収するか、持ち帰らない運用を決めておく
  • 地域課題として外に出すのは、個人が特定できない形に整理した内容だけにする
  • 会議を録音する場合は、参加者全員の同意を得て、記録を確定したら規程どおりに削除する

Klangは、参加者の同意を得て録音した地域ケア会議を文字起こしし、発言の時刻とあわせて残します。AIチャットで「参加者ごとの助言」「決まったこと」「地域課題の候補」に分けた下書きを作り、元の音声で確かめてから記録シートに写せます。

  • 文字起こしは無制限、AI要約とチャットもフリープランで使えます
  • オンラインで参加する専門職がいる会議は、Zoom・Teams・Google Meetに会議アシスタントが参加して録音できます
  • 会話データをAIの学習に使いません。オンプレミスでの導入も相談できます
無料で試す
地域ケア会議とは何ですか。

介護保険法第115条の48にもとづいて市町村が置くよう努める会議で、多職種で高齢者個人の支援を検討するとともに、地域に共通する課題を見つけ、地域づくりや政策につなげることを目的としています。

地域ケア会議の5つの機能は何ですか。

個別課題解決機能、ネットワーク構築機能、地域課題発見機能、地域づくり・資源開発機能、政策形成機能の5つです。個別ケースの会議と、地域全体の推進会議で分担して担います。

地域ケア会議とサービス担当者会議の違いは何ですか。

サービス担当者会議は、介護支援専門員がケアプランの原案についてサービス担当者の意見を求める会議です。地域ケア会議は、市町村や地域包括支援センターが開き、多職種の助言で個別の課題を解決し、地域の課題を見つける会議です。

地域ケア会議の記録には何を書けばよいですか。

開催日時、参加者、事例番号と検討の目的、事例の概要、参加者の助言、決まったことと担当、地域課題として持ち帰ることを書きます。個人が特定できる情報は書かず、事例番号で管理します。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。