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アセスメントの書き方

アセスメントの書き方。課題分析標準項目23項目と例文

介護のアセスメント(課題分析)は、利用者の状態と生活の様子を把握し、ケアプランの根拠になる「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」を明らかにする記録です。厚生労働省の課題分析標準項目23項目、情報収集の聞き方、課題(ニーズ)の書き方と例文、記入例をまとめました。

更新日:執筆・運営:

厚生労働省は、アセスメントで最低限把握すべき項目として課題分析標準項目を示しています。令和5年10月の改正で、各項目の内容の説明が見直されました。項目の数は23のままです。

課題分析標準項目(令和5年10月16日改正)
区分番号項目
基本情報1基本情報(受付、利用者等基本情報)
基本情報2これまでの生活と現在の状況
基本情報3利用者の社会保障制度の利用情報
基本情報4現在利用している支援や社会資源の状況
基本情報5日常生活自立度(障害)
基本情報6日常生活自立度(認知症)
基本情報7主訴・意向
基本情報8認定情報
基本情報9今回のアセスメントの理由
課題分析10健康状態
課題分析11ADL
課題分析12IADL
課題分析13認知機能や判断能力
課題分析14コミュニケーションにおける理解と表出の状況
課題分析15生活リズム
課題分析16排泄の状況
課題分析17清潔の保持に関する状況
課題分析18口腔内の状況
課題分析19食事摂取の状況
課題分析20社会との関わり
課題分析21家族等の状況
課題分析22居住環境
課題分析23その他留意すべき事項・状況

アセスメントは、項目を順番に質問する場ではありません。本人の話を聞きながら、抜けた項目を最後に確かめる流れにすると、本人の言葉が集まります。

  1. 01

    最初に「どう暮らしたいか」を聞く

    「これからも続けたいことは何ですか」のような開いた質問で、主訴・意向から聞きます。本人の言葉は「」で控えます。

  2. 02

    1日の流れに沿って聞く

    起きてから寝るまでを順に聞くと、ADL・IADL・排泄・食事・生活リズムを自然に確かめられます。

  3. 03

    「できる」と「している」を分ける

    能力としてできることと、実際にしていることは違います。誰が、どのくらい手伝っているかを聞きます。

  4. 04

    家族には別に聞く時間をつくる

    介護の負担や本人の前では話しにくいことは、本人の同意を得たうえで家族から別に聞きます。

  5. 05

    最後に抜けた項目を確かめる

    23項目のうち聞けていないものを、チェック表で確認してから面接を終えます。

課題(ニーズ)は、ケアプラン第2表の「生活全般の解決すべき課題」になります。職員から見た問題ではなく、本人がどう暮らしたいかの形で書き、根拠になった事実を添えます。

「〜が困難」「〜の危険がある」で終わると、何を目指す計画なのかが伝わりません。本人の意欲が引き出せる言葉で書き、根拠の事実はアセスメントの各項目の欄に書いておくと、サービス担当者会議で説明しやすくなります。

課題(ニーズ)の書き方の例(架空)
避けたい書き方改善例根拠として残す事実
入浴困難。自宅のお風呂が怖いので、安全に入浴できる場がほしい浴槽内で立てなくなった経験、本人の発言
転倒の危険がある。夜間も一人で安全にトイレへ行きたい夜間の転倒1回、廊下に手すりがない
閉じこもり。人と話す機会を持ち、外出を続けたい週1回の配食以外に外出がない、本人の発言
服薬管理ができない。飲み忘れなく薬を続け、体調を保ちたい残薬が14日分、薬の袋が複数ある
家族の介護負担大。長女が仕事を続けながら、介護を続けられるようにしたい長女の勤務時間、夜間の見守りの回数

要介護更新認定に伴うアセスメントを想定した、架空の記入例(抜粋)です。事実・本人と家族の言葉・課題の整理を分けて書いています。

アセスメント 記入例(架空・抜粋)

事業所のアセスメント様式(課題分析標準項目を満たす様式)に合わせて使ってください。

【アセスメント 記入例(架空・抜粋)】
今回のアセスメントの理由:要介護更新認定(要介護2)
主訴・意向:本人「家のお風呂はもう怖い。でもデイには続けて行きたい」
  長女「仕事があるので、平日の日中は見守れない」

ADL(入浴):自宅の浴槽のまたぎで右足が上がらず、8月に1回浴槽内で立てなくなった(長女が介助)。
  デイでは一般浴で見守り、洗身は前側を自分で行う(デイの連絡帳より)。
排泄の状況:日中はトイレで自立。夜間に2〜3回、寝室からトイレへ移動。
  9月に夜間の転倒1回(けがなし)。
居住環境:寝室からトイレまで廊下約4m、手すりなし。照明のスイッチが廊下の端にある。
家族等の状況:長女と2人暮らし。長女は週3日パート勤務(9時〜15時)。

【課題(ニーズ)の整理】
・自宅での入浴が怖く、安全に入浴できる場がほしい
  → 根拠:浴槽内で立てなくなった経験、本人の発言
・夜間も一人で安全にトイレへ行きたい
  → 根拠:夜間の転倒、廊下に手すり・照明がない

利用者宅での面接は1時間を超えることもあり、メモが追いつかないことがあります。本人と家族の同意を得て録音しておけば、23項目の聞き漏らしを確かめたり、本人の言葉を正確に残したりできます。

  • 録音の目的(アセスメントを正確に書くため)、聞く人、保存期間を説明し、同意を得てから録音する
  • 文字起こしから、AIチャットで「課題分析標準項目の見出しごとに、話に出た事実を抜き出して」と頼み、聞けていない項目を確かめる
  • 本人・家族の言葉は元の音声で確かめてから「」で写す
  • 課題(ニーズ)の判断は介護支援専門員が行う。AIの下書きをそのまま使わない

Klangは、同意を得て録音した面接を文字起こしし、発言の時刻とあわせて残します。AIチャットで課題分析標準項目の見出しに沿って事実を整理し、聞き漏らした項目を確かめられます。課題の判断とケアプランの作成は介護支援専門員が行ってください。

  • 文字起こしは無制限、AI要約とチャットもフリープランで使えます
  • iOS・Androidのアプリで利用者宅の面接を録音できます
  • 会話データをAIの学習に使いません。ISO/IEC 27001:2022の認証を取得しています
無料で試す
課題分析標準項目は何項目ですか。

基本情報に関する9項目と、課題分析(アセスメント)に関する14項目の計23項目です。令和5年10月の改正で各項目の内容の説明が見直されましたが、項目の数は変わっていません。

アセスメントで書く「課題(ニーズ)」とは何ですか。

利用者が自立した生活を送るうえで解決すべき課題のことで、ケアプラン第2表の「生活全般の解決すべき課題(ニーズ)」に書きます。「〜したい」のように本人がどう暮らしたいかの形で書き、根拠になった事実を添えます。

アセスメントはどのくらいの頻度で行いますか。

ケアプランを新しく作るとき、要介護認定の更新や区分の変更のとき、状態が変わったときなどに行います。事業所の手順と保険者の運用に従ってください。

アセスメント面接を録音してもよいですか。

事業所の規程を確認し、録音の目的、聞く人、保存期間を本人と家族に説明して同意を得てから録音してください。同意が得られない場合は録音しません。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。