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介護・福祉のAI活用

介護のAI活用。業務別の早見表と、会議の録音から記録まで

介護のAIは、見守り、記録の入力、ケアプランづくりの補助、会議の記録で道具が違います。業務別の早見表、ケアマネジャーがサービス担当者会議の録音から第4表の下書きを作る例、録音の同意と要配慮個人情報の扱いをまとめました。

会議の録音で試すフリープランは文字起こし無制限・月額¥0・クレジットカード不要。

公開日:更新日:執筆・運営:

このページは一般的な情報の整理であり、法的な助言ではありません。厚生労働省の資料は2026年10月13日に確認しました。個人情報の取扱いは、事業所の規程と、個人情報保護委員会・厚生労働省のガイダンスに従ってください。

介護のAIは、業務ごとに向いている道具が違います。業務別に、AIでできること、道具の種類、Klangが関わるかどうかを分けると次のとおりです。

介護・福祉の業務とAIの使いどころ
業務AIでできること向いている道具Klang
夜間・居室の見守りセンサーで起き上がりや離床などの変化を検知し、職員に知らせる見守りセンサー・見守りシステム対象外
日々の介護記録の入力話した内容を文章にして、記録の項目に入れる音声入力に対応した介護記録ソフト対象外
ケアプランの作成アセスメントの情報から、課題や目標の文案の候補を出すケアプラン作成支援のソフト対象外
サービス担当者会議・ケース会議録音を文字起こしし、第4表や会議記録の下書きを作るAI議事録・文字起こし対応
モニタリング訪問・家族との面談本人・家族の言葉を残し、支援経過の下書きに使うAI議事録・文字起こし対応(同意を得て録音)
職員研修・各種委員会研修や委員会の録音から、議事録と要点を作るAI議事録・文字起こし対応
介護報酬の請求・LIFEへの提出—請求・記録の機能を持つ介護ソフト対象外

Klangは介護記録ソフトでも、ケアプラン作成のソフトでもありません。複数の人が話す会議と面談を記録し、あとから探せるようにする部分を受け持ちます。

介護記録ソフトが音声入力に対応しているか、どの記録項目に入れられるかは製品ごとに違います。導入を検討するときは、各社の公式情報と、事業所で使っている請求ソフトとの連携を確かめてください。

ケアマネジャーがAIで時間を減らしやすいのは、会議の記録です。次は、退院後の在宅生活に向けたサービス担当者会議の架空の例です。本人・家族と参加者全員の同意を得て、スマートフォンのKlangアプリで録音しました。

あおば居宅介護支援事業所 サービス担当者会議(2026年10月6日・35分)利用者宅で、本人(84歳)、長女、ケアマネジャー、訪問介護のサービス提供責任者、福祉用具専門相談員、通所リハビリの担当者が話しました。話者名は、プロプランの話者の自動識別で分けた発言に役割名を付けています。

文字起こし(抜粋)

  1. 03:10ケアマネジャー退院されて1週間ですね。家でいちばん困っていることは何ですか。
  2. 03:25本人夜にトイレへ行くとき、足がふらつくのが怖いです。確認3
  3. 05:40長女私は平日の昼は仕事で、来られるのは土日だけです。
  4. 11:20福祉用具専門相談員ベッドの横に据え置き型の手すりを置くと、立ち上がりが楽になると思います。確認1
  5. 18:05通所リハビリ週2回、火曜と金曜に歩く練習をしましょう。
  6. 24:30訪問介護平日の朝に伺って、着替えと薬を飲む声かけをします。
  7. 31:50ケアマネジャー手すりの機種は、来週の水曜にもう一度伺って決めましょう。確認2

Klangが作る下書き

検討した項目
  • 夜間のトイレへの移動の安全
  • 平日の朝の身支度と服薬
  • 歩く力の維持
検討内容
  • 本人は夜間のトイレへの移動でふらつきに不安がある
  • 長女の訪問は土日のみ
  • 福祉用具専門相談員から、ベッド横への据え置き型手すりの提案があった
結論
  • 通所リハビリで週2回(火・金)歩行の訓練を行う
  • 訪問介護が平日の朝に着替えと服薬の声かけを行う
残された課題
  • 手すりの機種を来週水曜の訪問で決める

記録にする前に確認すること

  1. 確認111:20 手すりを入れるか、どの機種にするかは、本人の状態を見てケアマネジャーと福祉用具専門相談員が判断します。下書きは「提案があった」ことだけを書きます。
  2. 確認231:50 「来週の水曜」は、会議日から数えて「10月14日(水)」のように日付に直します。
  3. 確認303:25 本人の「足がふらつくのが怖い」という言葉は、要約せずに残します。第1表の意向や第2表の課題を見直すときの根拠になります。

下書きの見出しは、第4表の「検討した項目」「検討内容」「結論」「残された課題」に合わせて指示します。病名や家族の事情のうち、第4表に要らない情報は写しません。数字と日付は、タイムスタンプの位置で元の音声を聞いて確かめてから記録にします。

介護で生成AIを使うときは、利用者の情報をどのサービスに入れてよいかを先に決めます。そのうえで、AIの出力は職員が確かめてから記録や書類に使います。

  • 無料の生成AIチャットなど、入力が学習に使われる設定のサービスには、利用者の氏名や病歴を入れない
  • 事業所で使うサービスは、学習に使わないこと、保存場所、閲覧できる職員の範囲を確かめてから決める
  • AIは話に出てこない内容を補ったり、発言者を取り違えたりすることがある。記録にする前に元の音声や資料と照らす
  • ケアプランや記録の内容を判断して確定するのは職員。AIの文案は検討の材料として扱う
  • 使ってよい場面と使わない場面を、事業所の規程にまとめておく

録音が役に立つのは、複数の人が話し、あとで決定事項や発言を確かめる必要がある会議です。一方で、ケアの最中や、本人が録音を望まない場面では録音しません。

録音は記録そのものではなく、記録を正確に書くための材料です。法令や基準で決められた記録(第4表、委員会の議事録など)は職員が確認して確定し、録音と文字起こしは事業所の規程に従って保存または削除します。

録音の目安(事業所の規程がある場合はそちらを優先)
場面録音の目安記録
サービス担当者会議本人・家族と担当者全員の同意があれば第4表「サービス担当者会議の要点」
ケース会議・カンファレンス参加者全員の同意があれば会議記録・支援経過
虐待防止・身体拘束の委員会委員の同意があれば。事例は匿名化して話す委員会の議事録
職員の申し送り・ミーティング職場の規程で認められていれば申し送りノート・記録ソフト
入浴・排泄など、ケアの最中録音しない職員が介護記録に書く
本人・家族が録音を望まない場面録音しないメモから職員が書く
電話でのやり取りKlangは現在、日本では通話録音に未対応通話のあとに職員が記録する

会議の冒頭で、録音の目的、聞く人、保存期間、同意しなくても不利益がないことを説明します。同意を得たことは記録に残します。

  1. 01

    事前に伝える

    会議の案内のときに、録音して記録を作る予定であることを伝えておくと、当日に戸惑う人が減ります。

  2. 02

    冒頭で説明し、一人ずつ同意を確かめる

    本人・家族・各事業所の担当者に、口頭で同意を確かめます。本人の判断能力に不安がある場合は、家族の同意も得て、事業所の方針に従います。

  3. 03

    同意の記録を残す

    誰が、いつ、何を説明し、誰が同意したかを記録します。オンラインの会議では、録音の通知が表示されることもあわせて伝えます。

  4. 04

    途中で止められるようにする

    話しにくい話題になったら録音を止めてよいことを伝え、止めた時間帯は手書きのメモで記録します。

録音の同意を得るときの説明の例

会議の冒頭で読み上げる文の例です。保存期間などは事業所の規程に合わせてください。

本日の会議は、記録を正確に作るために録音させていただけますか。

・目的:会議の記録(議事録・要点)を正確に作るためです
・聞く人:記録を作成する担当者と、事業所の管理者だけです
・保存:記録を確定したら、○日以内に録音を削除します
・録音しなくても、サービスの内容が変わることはありません
・途中で止めてほしいときは、いつでもおっしゃってください

(同意を得たら)では、録音を始めます。

同意の記録の例(架空)

第4表の余白や支援経過に残す場合の書き方の例です。

【録音の同意の記録】
日時:2026年10月7日(水)14:00 会議:サービス担当者会議
説明した人:介護支援専門員 佐藤
説明した内容:目的(要点の作成)、聞く人、保存期間(要点確定後7日以内に削除)、
  同意しなくても不利益がないこと
同意:本人 ○ 長女 ○ 各事業所の担当者 ○(全員口頭で同意)
録音の保存場所:事業所契約の文字起こしサービス(ケース番号で管理)

病歴や心身の機能の障害などは、個人情報保護法の「要配慮個人情報」(第2条第3項)にあたり、取得には原則として本人の同意が必要です(第20条第2項)。会議の録音には、こうした情報が多く含まれます。

  • 記録に写すのは、その記録の目的に必要な範囲だけにする(第4表に不要な病名や家族の事情は書かない)
  • 録音・文字起こしのファイル名に氏名を入れず、ケース番号で管理する
  • 委員会では事例を匿名化して話し、議事録にも個人が特定できる情報を書かない
  • 録音と文字起こしの保存期間と、削除する人・時期を規程で決める
  • 外部のサービスに預ける場合は、保存場所、暗号化、AIの学習に使われないか、アクセス権限を確認する

会議の種類が違っても、手順は同じです。下書きの見出しを、その会議の記録様式に合わせるのがポイントです。

  1. 01

    録音する

    対面の会議はスマホアプリで録音します。Zoom・Teams・Google Meetの会議は、会議アシスタントを参加させて録音します。録音済みの音声ファイルをアップロードすることもできます。

  2. 02

    文字起こしを確認する

    固有名詞や数字の誤りを直します。誰の発言かを確かめたい場合は、話者の自動識別(プロプラン)か、発言の時刻から音声を聞き直します。

  3. 03

    記録様式の見出しで下書きを作る

    AIチャットに、第4表や委員会の議事録の見出しを示して下書きを頼みます。話に出てこない内容を補わないこと、要配慮個人情報は必要な範囲だけにすることを指示します。

  4. 04

    職員が確認して確定する

    決定事項、担当、期限、本人の言葉を元の音声で確かめ、事業所の様式や記録ソフトに写します。確定後、録音は規程どおりに扱います。

事業所で使うサービスを決める前に、次の点を確かめておくと、職員が安心して使えます。Klangの回答は右の列のとおりです。

介護・福祉の事業所が確認したい項目とKlangの場合
確認することなぜ確認するかKlangの場合
会話データをAIの学習に使うか利用者の情報が学習に使われないようにする使いません
データの暗号化と認証保存中・通信中の漏えいを防ぐ通信時・保存時とも暗号化。ISO/IEC 27001:2022認証
対面の会議を録音できるか利用者宅や施設の会議に使うiOS・Androidのアプリで録音
オンライン会議を録音できるかハイブリッドの会議に使うZoom・Teams・Google Meetに会議アシスタントが参加
事業所の様式に写せるか記録ソフトや様式に転記するWord・Excel・TXTなどに書き出し
院内・社内に置けるかデータを外に出せない法人向けオンプレミスでの導入を相談できます

Klangは、対面・オンラインの会議を録音して文字起こしし、AIチャットで記録様式に沿った下書きを作れます。下書きの根拠になった発言の時刻に戻って音声を確かめられます。Klangは介護記録ソフトではありません。確定した記録は事業所の様式とシステムに残してください。

  • 文字起こしは無制限、AI要約とチャットもフリープランで使えます
  • スマホアプリ(iOS・Android)で対面の会議を録音。オンライン会議は会議アシスタントが自動で録音
  • 会話データをAIの学習に使いません。ISO/IEC 27001:2022の認証を取得しています
無料で試す
介護の現場では、AIをどのように使っていますか。

介護の現場では、見守りセンサーによる起き上がりや離床の検知、介護記録ソフトへの音声入力、ケアプランの文案づくりの補助、会議や研修の記録づくりにAIやテクノロジーが使われています。業務ごとに向いている道具が違うため、事業所の課題に合わせて選びます。

ケアマネジャーはAIで何ができますか。

ケアマネジャーがAIで時間を減らしやすいのは、サービス担当者会議やモニタリング訪問の記録づくりです。Klangでは同意を得た会議の録音を文字起こしし、第4表の見出しに沿った下書きを作れます。ケアプランの内容の判断と記録の確定は、ケアマネジャーが行います。

介護記録は音声入力で作れますか。

介護記録は、音声入力に対応した介護記録ソフトを使えば、話した内容から作れます。対応の範囲は製品ごとに違います。Klangは介護記録ソフトではありませんが、口述の録音を文字起こしして下書きにし、事業所の介護ソフトに写す使い方はできます。

介護で生成AIを使うときの注意点は何ですか。

介護で生成AIを使うときは、入力が学習に使われる設定のサービスに利用者の氏名や病歴を入れないこと、事業所で使うサービスの保存場所と閲覧範囲を確かめることが大切です。AIの出力は話に出てこない内容を補うことがあるため、職員が元の音声や資料と照らしてから記録に使います。

介護の会議を録音するのに、利用者の同意は必要ですか。

会議の録音には病歴や心身の状態など要配慮個人情報が含まれることが多く、個人情報保護法では要配慮個人情報の取得に原則として本人の同意が必要です。録音の目的、聞く人、保存期間を説明し、本人・家族と参加者全員の同意を得てから録音してください。

録音した音声は、いつまで保存すればよいですか。

法令で録音の保存が求められているわけではないため、事業所の規程で決めます。記録を確定したら一定期間後に削除する運用が一般的です。法令で保存が求められるのは、第4表や委員会の議事録など、確定した記録の方です。

AIが作った下書きを、そのまま記録にしてもよいですか。

そのまま使わず、職員が元の音声と照らして確かめてから確定してください。AIは話に出てこない内容を補ったり、発言者を取り違えたりすることがあります。記録の内容を判断する責任は職員にあります。

電話でのやり取りもKlangで記録できますか。

Klangは現在、日本では電話の通話録音に対応していません。録音済みの通話ファイルはアップロードして文字起こしできます。通話の内容は、通話のあとに職員が記録に書いてください。ほかの方法で録音した音声ファイルがあり、事業所の規程で認められている場合は、そのファイルをアップロードして文字起こしできます。

会議アシスタントの使い方はヘルプセンターで確認できます。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。