面接評価シート(5項目・重みつき)
Excel版は「評価シート」「記入例」「面接官の集計」「評価の目安」の4シート。評価は1〜5の入力規則つきで、加重平均・単純平均・根拠が空欄の評価数を自動で表示します。面接官の集計では、項目ごとの平均と面接官の間の差を計算します。
登録不要・無料。Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(A4縦)。
面接評価シート テンプレート
面接シートは、評価項目ごとに「共通の質問・5段階の評価・根拠(応募者の発言と時刻)」を並べた1枚です。面接官全員が同じ質問と物差しで評価すると、評価の違いが応募者の違いとして読めます。5項目・重みつきのExcel版は加重平均を自動で計算し、Word版は印刷して手書きで使えます。どちらも登録不要・無料です。
公開日・更新日:
執筆・運営:Klang AI AB
使い分け
「面接シート」は会社によって指すものが違います。面接官が手元に置く質問の一覧、評価を付ける表、面接の記録のいずれかで、このテンプレートは3つを1枚にまとめています。
| シートの種類 | 主な中身 | 使う時点 | このテンプレート |
|---|---|---|---|
| 面接質問シート | 評価項目ごとの共通の質問と深掘りの質問 | 面接中 | 「共通の質問」の列 |
| 面接評価シート | 評価項目、5段階の評価、重み、総合評価 | 面接の直後 | 評価・重みの列と、自動計算の平均 |
| 面接チェックシート | 決めた質問を使ったか、聞かない事項を尋ねていないか、根拠を書いたか | 面接の前後 | 最後の「公正な選考の確認」欄 |
| 面接記録(面接報告書) | 応募者の回答の要旨と時刻、面接官の所見、次の選考への申し送り | 面接のあと | 「根拠」の列、総合所見、次の面接で確認すること |
1次面接と最終面接で面接官が変わる場合も、同じシートを引き継ぐと、前の面接で確かめられなかった項目が分かります。面接記録のフォーマットを別に作るより、根拠の列に回答の要旨と時刻を書くほうが、評価との対応を保てます。
設計
面接評価シートは、面接の前に作るものです。面接官ごとに違う質問をし、違う物差しで点を付けると、評価の違いが応募者の違いなのか面接官の違いなのか分からなくなります。
求人票の業務内容から、入社後に必要な行動を具体的に挙げます。「コミュニケーション力」のような広い言葉は、「顧客の要望を確認し、社内に正確に伝える」のように分解します。
書類・試験・実技で確かめられることは面接から外します。残った項目に、職務上の重要度に応じて重み(×1〜×3)を付けます。
過去の具体的な経験を聞く質問(「〜した経験を教えてください」)を中心にします。深掘りの質問も、どの応募者にも同じ観点で行います。
どんな回答なら何点かを、行動の例で決めます。4と2は上下の中間です。面接官全員で目安を読み合わせてから面接に臨みます。
全員が同じ点になる項目や、根拠が書きにくい項目は、質問か目安の見直しが必要です。
評価項目の例
カスタマーサクセス職(中途)を想定した架空の例です。テンプレートにはこの5項目が入っています。自社の職務に合わせて書き換えてください。
| 評価項目(重み) | 共通の質問 | 5の目安 | 3の目安 | 1の目安 |
|---|---|---|---|---|
| 顧客対応の経験・知識(×2) | 担当した顧客で、解約を防げた例と防げなかった例を1つずつ教えてください。 | 状況・自分の行動・結果を数字や具体例で説明し、防げなかった理由も自分の行動に引きつけて分析できる | 例は挙げられるが、自分の役割や結果の説明は質問を重ねて確認する必要がある | 一般論にとどまり、具体的な経験を説明できない |
| 課題の整理と解決(×2) | 対応が長引いた問い合わせを1つ選び、どう進めたかを順に話してください。 | 原因の切り分け、優先順位の理由、関係者への確認を順序立てて説明できる | 手順は説明できるが、判断の理由は補足の質問で分かる | 経過の説明が前後し、何をしたかが分からない |
| 社内外との協働(×1) | 他部署に協力を依頼して進めた経験を教えてください。 | 相手の立場を踏まえた依頼の仕方と、その結果を具体的に説明できる | 協働の経験はあるが、自分が工夫した点は限られる | 協働の経験を挙げられない、または他者の責任のみを語る |
| 学習と改善(×1) | この1年で新しく身につけたことと、その方法を教えてください。 | 学んだ内容を業務に適用し、変化を具体的に説明できる | 学んだことは挙げられるが、業務への適用例は少ない | 具体的に挙げられない |
| 職務条件の確認(×1) | 土曜の隔週勤務と月1回程度の出張について、懸念はありますか。 | 条件を理解し、懸念がある場合は解決策とあわせて伝えられる | 条件は理解しているが、確認が必要な点が残る | 条件と希望が合わない(職務上必要な条件に限って確認する) |
| 職種 | 評価項目の例 |
|---|---|
| 営業 | 顧客の課題を聞き出す力、提案の組み立て、目標への取り組み方、社内調整 |
| エンジニア | 技術的な判断の説明、設計のトレードオフ、コードレビューでの協働、学習の習慣 |
| 事務・バックオフィス | 正確さを保つ工夫、優先順位の付け方、手順の改善、関係部署との調整 |
| 管理職 | 目標設定と進捗管理、メンバーの育成、難しい判断の経験、チーム外との協働 |
| 新卒 | 取り組んだ経験での役割と行動、困難への対応、学び方、職務内容の理解 |
評価基準
このテンプレートは5段階(5=期待を大きく上回る、4=上回る、3=期待どおり、2=やや下回る、1=下回る)です。3を「期待どおり」に置くと、全員が中間点に集まる傾向を抑えやすくなります。
| 起こりやすいずれ | 内容 | シートでの対策 |
|---|---|---|
| 印象の広がり(ハロー効果) | 一つの強い印象が、ほかの項目の評価にも広がる | 項目ごとに根拠の欄を分け、根拠のない評価は記入しない |
| 最初と最後の印象 | 面接の冒頭や終わりの受け答えが全体の評価を左右する | 根拠に時刻を書き、面接全体から探す |
| 自分との類似 | 経歴や話し方が自分に近い応募者を高く評価する | 行動の目安と照らして点を付ける。職務に関係のない共通点は書かない |
| 中心化・寛大化 | 判断に迷うと全員が3、または全員が高めになる | 5・3・1の目安を事前に読み合わせる。集計シートで面接官ごとの平均を比べる |
| 話し合いによる同調 | 先に意見を言った人の評価に引っ張られる | ほかの面接官と話す前に記入し、差が大きい項目だけ話し合う |
試算
Excel版と同じ計算を、このページで試せます。評価と重みを変え、根拠の有無を確認してください。入力内容はどこにも送信されません。
顧客対応の経験・知識
課題の整理と解決
社内外との協働
学習と改善
職務条件の確認
加重平均(重みつき)
―
単純平均
―
評価済み 0 / 5 項目
Excel版の計算式:SUMPRODUCT(評価, 重み) ÷ 評価を入れた項目の重みの合計。未評価の項目は平均に含めません。点数は話し合いの材料で、合否を自動で決めるものではありません。
根拠
根拠の欄には「よかった」「熱意がある」といった感想ではなく、応募者が実際に話した内容と、それが面接のどこにあるかを書きます。
録音がある場合、面接官は応募者との対話に集中できます。メモは「解約の例→08分ごろ」のように、あとで探す手がかりで十分です。
文字起こしから、共通の質問への回答と、深掘りへの回答を探します。時刻が分かると、ほかの面接官も同じ箇所を確認できます。
例:「利用状況から解約の兆しを見つけ、週1回の面談を設定した例を説明(08:15)」。行動の目安と照らして点を付けます。
雑談で出た家族や出身地の話など、職務に関係のない情報は、たとえ応募者が自分から話しても評価シートに書きません。
録音と同意の取り方、保存と削除の考え方は採用面接の文字起こしに、発言者の区別については話者分離の解説にまとめています。
入社後は、面接で確かめた評価項目を、評価期間の目標と評価面談シートに引き継ぐと、採用時の見立てと入社後の行動を同じ物差しで振り返れます。社員との面談を録音する前に説明することは社内面談の録音のページにまとめています。
公正な採用選考
厚生労働省は、公正な採用選考の基本として、応募者の基本的人権を尊重すること、応募者の適性・能力に基づいた基準により行うことを示しています。面接では、あらかじめ質問項目や評価基準を決めておき、適性と能力に関係のない事項を尋ねないよう求めています。
次の14事項は、就職差別につながるおそれがあるとして同省が示しているものです。面接で尋ねない、応募書類で書かせない、評価シートに書かない、の3点をそろえてください。
テンプレートの最後にある「公正な選考の確認」欄は、この確認を面接官ごとに残すためのものです。このページは法的な助言ではありません。運用の詳細は、自社の人事・法務の担当者と確認してください。
ダウンロード
Excel版は面接官が入力すると平均が自動で計算され、Word版は印刷して手書きでも使えます。どちらも登録不要です。
Excel版は「評価シート」「記入例」「面接官の集計」「評価の目安」の4シート。評価は1〜5の入力規則つきで、加重平均・単純平均・根拠が空欄の評価数を自動で表示します。面接官の集計では、項目ごとの平均と面接官の間の差を計算します。
登録不要・無料。Word版は1ページ目が空欄、2ページ目が記入例(A4縦)。
記入例(架空の応募者・架空の求人です)。評価項目と質問は例なので、職務に必要な能力に合わせて作り直してください。
| 評価項目 | 確認する質問(全員共通) | 評価 | 重み | 根拠(発言の要旨・時刻) |
|---|---|---|---|---|
| 顧客対応の経験・知識 | 担当した顧客で、解約を防げた例と防げなかった例を1つずつ教えてください。 | 4 | 2 | 利用状況から解約の兆しを見つけ、週1回の面談を設定した例を説明(08:15)。防げなかった例の要因も自分の対応から述べた(12:40)。 |
| 課題の整理と解決 | 対応が長引いた問い合わせを1つ選び、どう進めたかを順に話してください。 | 3 | 2 | 手順は説明できた。優先順位を決めた理由は、質問を重ねて確認した(17:20)。 |
| 社内外との協働 | 他部署に協力を依頼して進めた経験を教えてください。 | 4 | 1 | 開発部門との定例を自分から提案し、問い合わせの再発を減らした(21:05)。 |
| 学習と改善 | この1年で新しく身につけたことと、その方法を教えてください。 | 3 | 1 | 研修の受講を挙げた。業務への適用例は1件(26:30)。 |
| 職務条件の確認 | 土曜の隔週勤務と月1回程度の出張について、懸念はありますか。 | 5 | 1 | 条件を理解し、懸念はないと回答(31:10)。 |
応募者の評価シートは個人情報です。保管場所と閲覧できる人を限定し、選考後の保存期間を決めておきます。Klangでのデータの扱いはセキュリティのページで確認できます。
同じ回答を確認する前提で、初回の評価と、その後の議論を分けて残します。以下は架空の職務上の問題解決の例です。
| 評価者 | 初回の判断・根拠 | 議論後の記録 |
|---|---|---|
| A | 3/対応の順序を説明した | 結果の確認が必要との理由を追記 |
| B | 5/問題を解決したと解釈した | 発言には結果の根拠がないと確認 |
| 取りまとめ | 評価基準の該当箇所を読み合わせ | 追加確認する質問を決める |
CSVには初回の判断、発言の根拠、相違点、議論後の判断、理由を残します。先に他の人の点数を見る運用とは分け、声の印象や無関係な属性を根拠にしません。
面接官ごとに記録してから、評価をすり合わせるのCSVをダウンロード(架空の記入例つき)質問しなかった、録音が欠けた、回答が弱かった、は別の状態です。架空の例を分けます。
| 状況 | 記録 | 次の対応 |
|---|---|---|
| 該当する質問をしなかった | 未確認 | 同じ基準で追加確認できるか検討 |
| 録音が途切れて聞けない | 記録不足 | 面接官メモと照合。推測で補わない |
| 回答に本人の行動が示されない | 行動の根拠が不足 | 具体的に何をしたか追加で聞く |
| 行動と結果を具体的に説明 | 該当する根拠あり | 事前の行動基準と照合 |
『判定できない』欄を0点に置き換えると意味が変わります。追加確認の方法は、候補者間の公平性と組織の採用手順に沿って人が決めます。
架空の回答は『問い合わせの多い順に3項目を並べ、説明文を直しました』です。職務に関係する行動だけを使います。
| 見方 | 確認できること | 確認できないこと |
|---|---|---|
| 情報整理 | 問い合わせを比較し、3項目を選んだ | 選定の妥当性は詳細未確認 |
| 改善行動 | 説明文を変更した | 変更後の成果は未確認 |
| Aの判断 | 整理と実施の根拠あり | 成果まで確認した基準なら不足 |
| Bの判断 | 成果があったと推測していた | 発言にない結果は採点根拠にしない |
声の自信、アクセント、性格の印象から成果を補いません。基準のどの行動を満たしたか、何を追加で確かめるかを合意します。
架空の例では、本人の行動と思っていた説明が、チーム全体の取り組みだったと分かりました。
| 段階 | 記録 | 残す理由 |
|---|---|---|
| 初回 | 本人が提案したと解釈 | 初回の根拠を残す |
| 再確認 | 本人は実施を担当、提案者は別の人 | 元の発言と追加回答を参照 |
| 修正 | 提案力の根拠は不足、実行面を基準で評価 | 評価軸ごとに理由を分ける |
| 確認 | 担当者と採用責任者が手順に沿って確認 | 変更日・確認者・理由を保存 |
修正履歴は自動的な合否判定のためではありません。人が職務上の基準と根拠を確認し、組織の手順で判断するための記録です。
KLANG
応募者の同意を得て録音した面接をKlangにアップロードすると、文字起こしが時刻つきで残ります。評価項目ごとに「この質問への回答と時刻を抜き出して」とAIチャットに頼めば、根拠の欄の下書きになります。評価そのものは、面接官が評価基準に沿って行います。
1回の面接で確かめられる数に絞るのが基本で、このテンプレートでは5項目にしています。項目が多いと質問が浅くなり、面接官ごとの解釈もばらつきます。職務に必要な能力から逆算し、面接で確かめる項目と書類や試験で確かめる項目を分けてください。
会社によって呼び方が違い、面接シートが質問の一覧を指すことも、評価の表や面接の記録を指すこともあります。このテンプレートは、共通の質問、5段階の評価と重み、根拠(応募者の発言と時刻)、公正な選考の確認欄を1枚にまとめているため、どの意味の面接シートとしても使えます。
加重平均は、評価と重みを掛けた合計を、評価を入れた項目の重みの合計で割って求めます。未評価の項目は平均に含めません。単純平均と、根拠が空欄の評価の数も表示されます。面接官の集計シートでは、項目ごとの平均と面接官の間の差(最大−最小)を計算し、差が2以上の項目に色が付きます。
厚生労働省は、本籍・出生地、家族、住宅状況、生活環境・家庭環境、宗教、支持政党、人生観・生活信条、尊敬する人物、思想、労働組合・社会運動、購読新聞・雑誌・愛読書などを、就職差別につながるおそれがある事項として示しています。評価項目と質問をあらかじめ決め、適性と能力に関係のない事項を尋ねないようにします。
録音の目的、閲覧できる人、保存期間を応募者に説明し、同意を得てから録音してください。同意しない応募者に不利益を与えない運用も必要です。自社の人事・法務の責任者と確認してから始めてください。このページは法的な助言ではありません。
行動の目安(どんな回答なら5・3・1か)を事前に共有し、評価は面接の直後にほかの面接官と話す前に記入します。そのうえで差が大きい項目だけ、根拠の発言を持ち寄って話し合います。
応募者の同意を得た録音から、発言を確かめて評価に活かす流れ。
読む応募者側の練習に。就活の模擬面接を録音して、答え方を振り返る方法。
読む採用から面談の記録まで、人事業務のどこにAIを使えるかを業務別に整理した早見表。
読む評価項目ごとの質問集とSTARの深掘り。職種と時間から質問セットを作れます。
読む共通質問と深掘りの質問を組み立てる方法。構造化面接の設計にも。
読む入社後の定期的な対話を記録する形式と質問集。
読む面接の録音やAIの利用を始める前に決めておくこと。
読む入社後の評価期間の振り返りと、評価の根拠の書き方。
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