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議事メモ

議事メモの書き方とフォーマット。議事録との違いと記入例

議事メモは、会議の要点・決定・タスクを、会議中に記号と短い語句で書き留める略式の記録です。フォーマットは「日付・会議名・出席者」の1行と、議題ごとの「決(決定)」「T(タスク)」「?(要確認)」の3つの欄だけで足ります。コピーして使えるフォーマット、記入例、議事録との違い、議事録に仕上げる手順を説明します。

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似た言葉は、正式さと書く量で並べると整理できます。組織によって呼び方が違うこともあるので、社内の規程や慣習がある場合はそちらに合わせます。

「議事メモで共有します」と言われた場合は、承認を経ない要点だけの記録を指すことが多く、議事録ほど体裁を整える必要はありません。一方で、取引先との合意や社内の意思決定を残す会議では、議事メモで済ませず議事録にします。

会議の記録の種類と違い
記録正式さ書く内容主な読み手
議事メモ略式要点・決定・タスクの走り書き自分、参加者
摘録(議事摘録)略式〜正式議事の要点を抜き書きしたもの参加者、関係者
議事要旨正式(速報)主な論点と結論の要約関係者、公表先
議事録正式決定事項・保留・タスクと経緯参加者、欠席者、決裁者
会議録・逐語録正式発言を発言者ごとに時系列で議会、審議会、記録の保存先

議事メモは、会議中に手を止めずに書けることが一番大事です。文章にせず、記号と略語で「決まったこと」と「やること」に印を付けます。

  • 冒頭に日付・会議名・出席者を1行で書く(10/6 定例(佐藤・田中・鈴木))
  • 議題に番号を振り、その下に要点を書く。議題が変わったら番号を進める
  • 決まったことの行頭に「決」、タスクに「T」、確認が必要なことに「?」を付ける
  • タスクは「T 担当 内容 期限」の順で書き、その場で担当と期限を確認する
  • 数字・日付・固有名詞だけは略さず正確に書く。聞き逃したら「?」を付けて後で確認する

議事メモの例(会議中に書いたもの)

架空の30分の定例会議。記号で決定・タスク・要確認を区別しています。

10/6 定例(佐藤・田中・鈴木)
1 公開日
 決 10/20(火)公開 ※前日に最終確認
2 問合せ増
 原因:エラー文言わかりにくい(CS集計)
 決 3か所直す
 T 田中 文言案 10/9
3 料金表示
 → 保留 部長判断 10/13
 ? 競合の表示方法 → 鈴木が調べる?

同じ会議を議事録に仕上げた例

「?」の項目を会議後に確認し、担当と期限を確定させてから議事録にしました。

第8回 申込フォーム改善 定例
日時:2026年10月6日(月)10:00〜10:30
出席者:佐藤、田中、鈴木

■ 決定事項
1. 新フォームを10月20日(火)に公開する。前日に最終確認を行う。
2. 入力エラーの文言を3か所修正する。

■ タスク
・エラー文言の修正案を作る/田中/10月9日
・競合サービスの料金表示を調べる/鈴木/10月10日

■ 保留事項
・料金表示の要否:10月13日に営業部長が判断する。

上の記入例と同じ形の、空欄のフォーマットです。メモアプリやチャットの下書きに貼り付け、会議の前に日付・会議名・出席者と議題だけ埋めておきます。

Word・Excelで正式な議事録を作る場合は、議事録テンプレートを使います。議事メモのフォーマットは、あくまで会議中に手を止めずに書くための枠です。

議事メモのフォーマット

[ ] の部分を書き換えます。議題が3つ以上なら、議題のブロックを複製します。

[日付] [会議名]([出席者])
目的:

1 [議題]
 決 
 T [担当] [内容] [期限]
 ? 

2 [議題]
 決 
 T [担当] [内容] [期限]
 ? 

次回:

使い方の3つのルール

記号をそろえておくと、会議後に「決」と「T」の行を拾うだけで議事録の骨組みができます。

1. 決・T・? の行には、記号を必ず付ける
2. T の行は「担当 内容 期限」の順で、その場で埋める
3. 数字・日付・固有名詞は略さない

すべての会議で正式な議事録を作る必要はありません。後から誰がどの目的で読むかで判断します。

議事メモと議事録の使い分けの目安
会議おすすめの記録理由
朝会・チーム内の短い打ち合わせ議事メモ(チャットに投稿)参加者だけが読み、翌日には古くなる
社内の定例会議議事録(簡易な様式)欠席者が決定とタスクを確認する
取引先との打ち合わせ・商談議事録合意内容の行き違いを防ぐ証跡になる
経営会議・委員会議事録(承認つき)意思決定の経緯を後から説明できるようにする
取締役会・株主総会法定の議事録会社法で作成と記載事項が定められている

議事メモを当日中に議事録へ仕上げると、記憶が新しいうちに「?」を解消できます。

議事メモと並行して会議を録音している場合は、Klangの文字起こしとAI要約を下書きにし、議事メモの「決」「T」の行と照らし合わせて仕上げると、「?」の確認も同じ画面で済みます。

  1. 01

    「?」の項目を先に確認する

    聞き逃した数字や固有名詞は、録音を聞き直すか、発言した人にチャットで確認します。確認できないものは「要確認」と書いて残します。

  2. 02

    「決」の行を決定事項にまとめる

    記号を外し、主語と期日を入れた一文に書き直します。「10/20公開」は「新フォームを10月20日(火)に公開する。」にします。

  3. 03

    「T」の行をタスクの表にする

    内容・担当・期限を一組にします。期限が決まっていないタスクは、誰がいつ決めるかを書きます。

  4. 04

    保留事項と次回予定を書いて共有する

    決まらなかったことは、判断する人と日付を添えて保留事項に移します。最後に次回の日時を書き、参加者に共有します。

紙やタブレットで書く場合は、決定・タスク・要確認の欄が分かれた会議メモシートを使うと、会議後の清書が速くなります。

会議メモシートは、会議中にキーワード・時刻・メモを書く欄と、会議後に決定・タスク・保留/確認事項と3行の要約を書く欄に分かれたA4の様式です。上のメモ例と同じ「決」「T」「?」の記号を使います。印刷用のPDFと、編集できるWord版を用意しています。

メモが追いつかないときは、すべてを書こうとせず、決定とタスクだけに絞ります。了承を得て録音しておけば、議論の経過は後から聞き直せます。

Klangで会議を録音すると、文字起こしとAI要約ができます。議事メモの「?」の箇所は、文字起こしを検索して該当箇所の音声を再生すれば確認できます。AIチャットで決定事項とタスクの候補を出し、メモと照らし合わせて議事録に仕上げられます。

  • 文字起こしはフリープランで無制限。スマートフォンアプリで対面の会議も録音できます
  • Zoom・Teams・Google Meetの会議は、会議ボットが参加して自動で録音できます
  • 誰が話したかを自動で分ける話者の自動識別はプロプランの機能です
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議事メモのフォーマットには何を書けばよいですか。

議事メモのフォーマットは、冒頭の「日付・会議名・出席者」の1行と、議題ごとの「決(決まったこと)」「T(担当・内容・期限のタスク)」「?(後で確認すること)」の欄で十分です。会議の前に日付・会議名・出席者・議題を埋めておくと、会議中は記号の行を書き足すだけになります。

議事メモと議事録の違いは何ですか。

議事録は、決定事項や経緯を正式な文書として残し、確認や承認を経て共有するものです。議事メモは、会議の要点を手早く書き留めた略式の記録で、参加者の備忘や議事録の下書きとして使います。

摘録とは何ですか。議事録と違いますか。

摘録(てきろく)は、要点を抜き出して書き記したものです。会議では、発言をすべて残すのではなく議事の要点だけを残した記録を「議事摘録」と呼ぶことがあり、組織によっては正式な議事録の名前として使われます。

議事メモはどのくらい詳しく書けばよいですか。

決まったこと、タスク(担当・期限)、確認が必要なことの3つが読み取れれば十分です。議論の経過は、必要な場合だけ一言で残します。数字・日付・固有名詞は略さずに書きます。

議事メモを社外に送ってもよいですか。

略記号や社内の見立てが含まれる議事メモは、そのまま社外に送らないほうが安全です。社外には、確認・合意した事実だけを整えた議事録か、お礼メールの本文で送ります。

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