議事メモの例(会議中に書いたもの)
架空の30分の定例会議。記号で決定・タスク・要確認を区別しています。
10/6 定例(佐藤・田中・鈴木) 1 公開日 決 10/20(火)公開 ※前日に最終確認 2 問合せ増 原因:エラー文言わかりにくい(CS集計) 決 3か所直す T 田中 文言案 10/9 3 料金表示 → 保留 部長判断 10/13 ? 競合の表示方法 → 鈴木が調べる?
議事メモ
議事メモは、会議の要点・決定・タスクを、会議中に記号と短い語句で書き留める略式の記録です。フォーマットは「日付・会議名・出席者」の1行と、議題ごとの「決(決定)」「T(タスク)」「?(要確認)」の3つの欄だけで足ります。コピーして使えるフォーマット、記入例、議事録との違い、議事録に仕上げる手順を説明します。
公開日:更新日:執筆・運営:Klang AI AB
似た言葉は、正式さと書く量で並べると整理できます。組織によって呼び方が違うこともあるので、社内の規程や慣習がある場合はそちらに合わせます。
「議事メモで共有します」と言われた場合は、承認を経ない要点だけの記録を指すことが多く、議事録ほど体裁を整える必要はありません。一方で、取引先との合意や社内の意思決定を残す会議では、議事メモで済ませず議事録にします。
| 記録 | 正式さ | 書く内容 | 主な読み手 |
|---|---|---|---|
| 議事メモ | 略式 | 要点・決定・タスクの走り書き | 自分、参加者 |
| 摘録(議事摘録) | 略式〜正式 | 議事の要点を抜き書きしたもの | 参加者、関係者 |
| 議事要旨 | 正式(速報) | 主な論点と結論の要約 | 関係者、公表先 |
| 議事録 | 正式 | 決定事項・保留・タスクと経緯 | 参加者、欠席者、決裁者 |
| 会議録・逐語録 | 正式 | 発言を発言者ごとに時系列で | 議会、審議会、記録の保存先 |
議事メモは、会議中に手を止めずに書けることが一番大事です。文章にせず、記号と略語で「決まったこと」と「やること」に印を付けます。
架空の30分の定例会議。記号で決定・タスク・要確認を区別しています。
10/6 定例(佐藤・田中・鈴木) 1 公開日 決 10/20(火)公開 ※前日に最終確認 2 問合せ増 原因:エラー文言わかりにくい(CS集計) 決 3か所直す T 田中 文言案 10/9 3 料金表示 → 保留 部長判断 10/13 ? 競合の表示方法 → 鈴木が調べる?
「?」の項目を会議後に確認し、担当と期限を確定させてから議事録にしました。
第8回 申込フォーム改善 定例 日時:2026年10月6日(月)10:00〜10:30 出席者:佐藤、田中、鈴木 ■ 決定事項 1. 新フォームを10月20日(火)に公開する。前日に最終確認を行う。 2. 入力エラーの文言を3か所修正する。 ■ タスク ・エラー文言の修正案を作る/田中/10月9日 ・競合サービスの料金表示を調べる/鈴木/10月10日 ■ 保留事項 ・料金表示の要否:10月13日に営業部長が判断する。
上の記入例と同じ形の、空欄のフォーマットです。メモアプリやチャットの下書きに貼り付け、会議の前に日付・会議名・出席者と議題だけ埋めておきます。
Word・Excelで正式な議事録を作る場合は、議事録テンプレートを使います。議事メモのフォーマットは、あくまで会議中に手を止めずに書くための枠です。
[ ] の部分を書き換えます。議題が3つ以上なら、議題のブロックを複製します。
[日付] [会議名]([出席者]) 目的: 1 [議題] 決 T [担当] [内容] [期限] ? 2 [議題] 決 T [担当] [内容] [期限] ? 次回:
記号をそろえておくと、会議後に「決」と「T」の行を拾うだけで議事録の骨組みができます。
1. 決・T・? の行には、記号を必ず付ける 2. T の行は「担当 内容 期限」の順で、その場で埋める 3. 数字・日付・固有名詞は略さない
すべての会議で正式な議事録を作る必要はありません。後から誰がどの目的で読むかで判断します。
| 会議 | おすすめの記録 | 理由 |
|---|---|---|
| 朝会・チーム内の短い打ち合わせ | 議事メモ(チャットに投稿) | 参加者だけが読み、翌日には古くなる |
| 社内の定例会議 | 議事録(簡易な様式) | 欠席者が決定とタスクを確認する |
| 取引先との打ち合わせ・商談 | 議事録 | 合意内容の行き違いを防ぐ証跡になる |
| 経営会議・委員会 | 議事録(承認つき) | 意思決定の経緯を後から説明できるようにする |
| 取締役会・株主総会 | 法定の議事録 | 会社法で作成と記載事項が定められている |
議事メモを当日中に議事録へ仕上げると、記憶が新しいうちに「?」を解消できます。
議事メモと並行して会議を録音している場合は、Klangの文字起こしとAI要約を下書きにし、議事メモの「決」「T」の行と照らし合わせて仕上げると、「?」の確認も同じ画面で済みます。
聞き逃した数字や固有名詞は、録音を聞き直すか、発言した人にチャットで確認します。確認できないものは「要確認」と書いて残します。
記号を外し、主語と期日を入れた一文に書き直します。「10/20公開」は「新フォームを10月20日(火)に公開する。」にします。
内容・担当・期限を一組にします。期限が決まっていないタスクは、誰がいつ決めるかを書きます。
決まらなかったことは、判断する人と日付を添えて保留事項に移します。最後に次回の日時を書き、参加者に共有します。
紙やタブレットで書く場合は、決定・タスク・要確認の欄が分かれた会議メモシートを使うと、会議後の清書が速くなります。
会議メモシートは、会議中にキーワード・時刻・メモを書く欄と、会議後に決定・タスク・保留/確認事項と3行の要約を書く欄に分かれたA4の様式です。上のメモ例と同じ「決」「T」「?」の記号を使います。印刷用のPDFと、編集できるWord版を用意しています。
メモが追いつかないときは、すべてを書こうとせず、決定とタスクだけに絞ります。了承を得て録音しておけば、議論の経過は後から聞き直せます。
Klangで会議を録音すると、文字起こしとAI要約ができます。議事メモの「?」の箇所は、文字起こしを検索して該当箇所の音声を再生すれば確認できます。AIチャットで決定事項とタスクの候補を出し、メモと照らし合わせて議事録に仕上げられます。
議事メモのフォーマットは、冒頭の「日付・会議名・出席者」の1行と、議題ごとの「決(決まったこと)」「T(担当・内容・期限のタスク)」「?(後で確認すること)」の欄で十分です。会議の前に日付・会議名・出席者・議題を埋めておくと、会議中は記号の行を書き足すだけになります。
議事録は、決定事項や経緯を正式な文書として残し、確認や承認を経て共有するものです。議事メモは、会議の要点を手早く書き留めた略式の記録で、参加者の備忘や議事録の下書きとして使います。
摘録(てきろく)は、要点を抜き出して書き記したものです。会議では、発言をすべて残すのではなく議事の要点だけを残した記録を「議事摘録」と呼ぶことがあり、組織によっては正式な議事録の名前として使われます。
決まったこと、タスク(担当・期限)、確認が必要なことの3つが読み取れれば十分です。議論の経過は、必要な場合だけ一言で残します。数字・日付・固有名詞は略さずに書きます。
略記号や社内の見立てが含まれる議事メモは、そのまま社外に送らないほうが安全です。社外には、確認・合意した事実だけを整えた議事録か、お礼メールの本文で送ります。