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デザインレビュー(DR)の議事録

デザインレビューの議事録。指摘事項を、処置と確認まで追える形で残す

デザインレビュー(DR)の議事録は、会議の記録というより「指摘事項の台帳」です。指摘番号・区分・担当・処置・確認者をそろえた記録表、DRの段階ごとに残すこと、架空の記入例、指摘事項を閉じるまでの流れ、録音からAIで指摘事項の一覧を作るプロンプトをまとめました。

更新日:執筆・運営:

DRの議事録は、発言を順に書くよりも、指摘事項を1行ずつ並べた表にすると後で追いかけやすくなります。会社や部署の様式がある場合はそれに従い、ない場合は次の列を基本にします。

表の上には、DRの名称と段階、開催日時、対象製品と版数、出席者(部署・氏名)、審査の資料一覧を書きます。表の下には、判定とその条件、次回のDRの予定を書きます。

デザインレビュー議事録(指摘事項一覧)の列
列書くことポイント
指摘番号DR2-01のように、DRの段階と連番次のDRでも同じ番号で状況を確認する
対象図面番号、部品名、仕様書の章、版数版数まで書くと、改訂後にどの版への指摘か分かる
指摘内容何が問題か、何を確かめてほしいか「検討すること」ではなく、確かめる内容を具体的に書く
区分必須・推奨・質問必須は次の段階に進む前に処置が必要なもの
指摘者指摘した人と部署処置の結果を誰に確認してもらうかの手がかりになる
担当処置を行う人部署名だけでなく個人名で書く
処置内容設計変更、追加の検証、回答など図面の改訂番号や試験報告書の番号を書く
期限処置の期限会議で決まらなかった場合は「要確認」として残す
確認日・確認者処置が完了したことを確かめた日と人担当者本人ではなく、指摘者や品質保証が確認する

DRをいくつの段階に分けるか、何と呼ぶかは会社によって異なります。DR0〜DR3のように番号で呼ぶことも、構想・詳細・試作・量産移行のように工程で呼ぶこともあります。次は一般的な例です。

  • 前の段階の指摘事項のうち、完了していないものは、次の段階の議事録の冒頭に一覧で載せます
  • 採用しなかった案の理由は、後から同じ議論をくり返さないための大切な記録です
  • 判定が「条件付き合格」のときは、条件と、条件を満たしたことを誰が確認するかを書きます
DRの段階の例と、議事録で特に残すこと
段階(例)主な審査の対象議事録で特に残すこと
構想設計のDR要求仕様、方式の選定、目標コスト採用しなかった案と、その理由
詳細設計のDR図面、回路、部品の選定、FMEAなどの検討結果指摘事項と処置、未解決の課題の担当
試作評価のDR試作品の評価結果、不具合とその対策評価で出た不具合と、量産までに直すものの区別
量産移行のDR製造の準備、検査の基準、品質の目標量産開始の判定と、条件付きの場合はその条件

架空の小型計測器の詳細設計DRを例にした指摘事項一覧です。部署・氏名・図面番号・日付はすべて架空です。

記入例(架空):小型計測器の詳細設計DR(DR2)の指摘事項一覧
指摘番号対象指摘内容区分担当処置内容期限確認日・確認者
DR2-01筐体図 A-102 ねじ穴位置取付ねじの位置が基板の部品と干渉する可能性がある。3D上で確認すること必須機構設計 伊藤干渉を確認し、穴位置を2mm移動(A-102 改訂B)10/2010/18 伊藤・品質保証 森
DR2-02仕様書 4.2 使用温度範囲上限40℃の根拠を示してほしい。屋外設置の要望が営業から出ている質問電気設計 小林部品の定格から上限は45℃まで可能と回答。仕様書は据え置き10/1610/16 小林(回答済み)
DR2-03取扱説明書 案警告ラベルの位置を、組み立て後も見える位置に移すことを推奨推奨品質保証 森試作2次で対応するか判断する11/05未完了

判定(例):条件付き合格。DR2-01の処置完了を確認したうえで、試作1次の手配に進む。DR2-03は試作2次のDRで再確認する。

DRの議事録が役に立つかどうかは、会議のあとに決まります。指摘事項は、処置が終わって確認されるまで「開いたまま」として扱います。

指摘事項の一覧は、会議の議事録というより担当と期限のある作業リストです。チームのタスク管理の仕組みに転記する場合も、指摘番号を残しておくと議事録と対応が取れます。

  1. 01

    会議の当日に指摘事項一覧を配る

    会議の記憶が新しいうちに、指摘番号・区分・担当・期限を入れた一覧を出席者に配り、内容に誤りがないか確認してもらいます。

  2. 02

    担当者が処置を書き込む

    設計変更なら図面の改訂番号、検証なら試験報告書の番号、質問なら回答の内容を、処置内容の欄に書きます。

  3. 03

    指摘者や品質保証が完了を確認する

    処置した本人ではなく、指摘した人や品質保証が内容を確かめ、確認日と確認者を書きます。

  4. 04

    次のDRで未完了の一覧を確認する

    期限を過ぎたもの、未完了のものを次のDRの冒頭で確認し、必要なら期限や担当を見直します。

DRは2時間を超えることも多く、記録係が議論に参加しながら指摘をすべて書き取るのは大変です。会議を録音しておけば、記録係は議論に集中し、指摘事項の一覧はあとから録音をもとに作れます。

  1. 01

    会議を録音する

    会議室ではスマートフォンのアプリで録音し、オンラインの参加者がいる場合は、Zoom・Teams・Google Meetに会議ボットを参加させて録音します。録音することは事前に出席者に伝えます。

  2. 02

    文字起こしと要約を確認する

    会議が終わると文字起こしと要約ができます。図面番号や部品名、専門用語の誤りは、発言をクリックして録音を聞き、直します。誰の発言かを自動で分ける話者の自動識別はプロプランの機能です。

  3. 03

    プロンプトで指摘事項の一覧を作る

    下のプロンプトをAIチャットに貼ると、指摘番号・区分・担当(案)を付けた表の下書きができます。区分・担当・期限は、会議で明言された場合だけ書かせます。

  4. 04

    記録表に貼り、出席者に確認してもらう

    ExcelやWordに書き出して社内の様式に貼り、担当と期限を確定させてから配ります。

DRの指摘事項一覧を作るプロンプト

この文字起こしはデザインレビュー(DR)の会議です。次の表形式で指摘事項の一覧を作ってください。
列:指摘番号(DR2-01から連番)/対象(図面番号・部品・仕様書の章)/指摘内容/区分(必須・推奨・質問)/指摘者/担当(案)/期限(案)/時刻
・区分は会議で明言された場合だけ書き、明言がなければ「要確認」とする
・担当と期限は発言にある場合だけ書き、推測しない
・「次回までに確認」「持ち帰り」と発言された事項も必ず含める
・最後に、会議で決まったこと(判定・条件付き合格の条件など)を別に箇条書きで書く

Klangは、会議の録音から文字起こしと要約を作り、AIチャットで指摘事項や決定事項を表にまとめます。発言の時刻から録音を聞き直せるので、「誰が何を指摘したか」を確かめながら記録表を仕上げられます。

  • 会議室はスマートフォンアプリ、オンライン会議はZoom・Teams・Google Meetの会議ボットで録音できます
  • 文字起こしはフリープランで無制限。ExcelやWordに書き出せます。話者の自動識別はプロプランの機能です
  • ISO/IEC 27001:2022の認証を取得し、会話データをAIの学習に使いません。オンプレミスでの導入にも対応しています
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デザインレビューの議事録には何を書けばよいですか。

DRの名称と段階、日時、対象製品と版数、出席者、審査資料に加えて、指摘事項ごとに指摘番号・対象・指摘内容・区分・指摘者・担当・処置内容・期限・確認日と確認者を書きます。最後に判定とその条件、次回の予定を書きます。

指摘事項の区分はどう分ければよいですか。

会社の規定があればそれに従います。ない場合は、次の段階に進む前に処置が必要な「必須」、対応が望ましい「推奨」、回答を求める「質問」の3つに分けると、判定の条件をはっきりさせやすくなります。

指摘事項はいつ「完了」にしてよいですか。

担当者が処置を終えたあと、指摘した人や品質保証など処置した本人以外が内容を確認し、確認日と確認者を記録した時点で完了にします。処置を書き込んだだけでは完了にしません。

DRの録音から指摘事項を自動で作れますか。

Klangで会議を録音すると文字起こしと要約ができ、AIチャットにこのページのプロンプトを貼ると指摘事項の一覧の下書きを作れます。区分・担当・期限は発言にない限り推測させず、最後は記録係と出席者が確認して確定させます。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。