対面会議の議事録
対面会議の議事録をAIで作る方法。スマホの置き方と録音のコツ
オンライン会議のAI議事録は、会議ツールに組み込まれた機能で作れます。会議室で顔を合わせる対面の会議は、録音するところから自分で準備が必要です。人数別の機器の置き方、30秒の録音チェック、録音から議事録を作るまでの流れをまとめました。
更新日:執筆・運営:Klang AI AB
人数別:スマートフォンとマイクの置き方
対面会議の文字起こしの精度は、AIの性能より先に、録音機器と話す人の距離で決まります。人数ごとの置き方の目安です。
スマートフォンは、ケースが内蔵マイクをふさいでいないかを確かめてから置きます。テーブルに直接置くと、ペンを置く音や机をたたく振動が入りやすいため、ハンカチや薄い布を1枚敷くと音が和らぎます。
会議室の広さに対して声が響く部屋では、機器を話す人にさらに近づけます。会議用マイクの種類と選び方は、会議を録音する方法のガイドで詳しく扱っています。
4人:スマートフォン1台を中央に
テーブルの中央に、画面を上にして置きます。
全員の口元からほぼ同じ距離になり、声の大きさがそろいます。
8人:長机の中央、話す人の多い側へ
長辺の中央に置き、端の席との距離を短くします。
司会や発言の多い人がいる側へ少し寄せます。端の席の人には少し大きめに話してもらいます。
12人:会議用マイクを2か所に
スマートフォン1台では端の席の声が小さくなります。
連結できる会議用スピーカーフォン2台を3分の1ずつの位置に置き、PCのブラウザから録音します。
紺の丸は参加者、青は録音する機器、薄い青の円は声を拾いやすい範囲の目安です。紙をめくる手元、ノートPCのキーボード、プロジェクターの吸気口のすぐ横には置かないようにします。
会議の前に30秒でできる録音チェック
録音が聞き取れなかったことに気づくのは、たいてい会議が終わった後です。始める前の30秒で防げます。
- 01
0〜10秒:いちばん遠い席の人に名乗ってもらう
録音を始めたら、録音機器から最も遠い席の人に「〇〇部の△△です」と普通の声で話してもらいます。
- 02
10〜20秒:その場で再生して聞く
止めて再生し、名前がはっきり聞き取れるかを確かめます。聞き取りにくければ、機器を遠い席へ寄せるか、もう1台のマイクを足します。
- 03
20〜25秒:雑音を確かめる
再生した音に、空調・プロジェクター・外の工事の音が大きく入っていないかを聞きます。音源のそばから機器を離します。
- 04
25〜30秒:通知を止めて本番の録音を始める
スマートフォンを「おやすみモード」などで通知が鳴らない状態にし、充電と空き容量を確かめてから本番の録音を始めます。
Copilot・Gemini・Zoom・Notionで対面会議を記録する条件
オンライン会議のAI議事録機能にも、対面会議を記録する機能が加わっています。ただし、多くは上位のプランやライセンスが前提で、提供が段階的なものもあります。
すでに会社でMicrosoft 365 CopilotやGoogle Workspaceの上位エディションを全員分契約しているなら、まずその機能で対面会議を試すのが自然です。議事録が必要な人だけが使う場合や、Teams・Zoom・Google Meetが混在する場合は、対面とオンラインを同じ形で記録できる専用ツールのほうが費用を抑えやすくなります。
どの機能を使っても、録音の質は機器の置き方で決まります。上の座席の図と30秒の録音チェックは、どのツールにも共通です。
| 機能 | 対面会議の記録方法 | 必要なプラン・条件 |
|---|---|---|
| Microsoft 365 Copilot | Teamsモバイルアプリの「Facilitator」で対面会議のメモを作成。Copilot ノートブックの「Capture」(iPhone・iPadのOneNote)でも記録できる | Microsoft 365 Copilotのライセンス。Captureは段階的に展開中 |
| Google Meetの「自動メモ生成」(Gemini) | meet.google.comやMeetアプリの「メモを作成」から、対面会議のメモを作成 | Google Workspace Business Standard以上など対象のエディション、またはGoogle AI Pro・Ultra |
| Zoom(My Notes) | Zoomのモバイルアプリで対面の会話を録音して要約 | Zoom Workplaceの有料プラン、または単体の有料プラン |
| Notion AIミーティングノート | Notionのモバイルアプリで、スマートフォンのマイクの音声を文字起こし | Notionのビジネスプラン以上 |
| Klang | iPhone・Androidのアプリで録音し、文字起こし・要約・タスクまで作成 | フリープランから利用可能(話者の自動識別はプロプラン) |
Klangのアプリで対面会議の議事録を作る流れ
Klangのフリープランでは、アプリでの録音と文字起こしを回数の上限なく使え、AI要約とチャットも使えます。誰が話したかを自動で分ける話者の自動識別はプロプランの機能です。対面会議では席順と最初の一言の名乗りが、話者の名前を確かめる手がかりになります。
会議室にPCと会議用マイクがある場合は、ブラウザからKlangで録音することもできます。ブラウザ録音は選んだマイクの音を記録します。
- 01
アプリで録音を始める
iPhoneまたはAndroidのKlangアプリを開き、録音を始めます。冒頭で録音することを参加者に伝えます。
- 02
テーブルの中央に置いて会議をする
人数に合わせた位置に置きます。会議中に画面を操作する必要はありません。
- 03
録音を止めると、文字起こしと要約が始まる
録音が終わるとアップロードされ、文字起こし、要約、決定事項とタスクの抽出が自動で進みます。
- 04
確認して共有する
気になる発言は、文字起こしの該当箇所から録音を聞き直して確かめます。確認した議事録は、WordやExcelなどの形式で書き出して共有できます。
録音を始めるときの一言(コピーして使えます)
対面会議では、録音していることが参加者に伝わりにくくなります。冒頭で目的・共有範囲・保存期間を短く伝えます。
社外の参加者がいる会議や、人事・個人の事情を扱う会議では、録音の可否を事前に確認します。社内で録音のルールを決めておくと、毎回迷わずに済みます。
本日の会議は、議事録作成のためにKlangで録音し、文字起こしします。録音と議事録は参加者と〇〇部の中だけで共有し、〇日後に録音を削除します。録音を止めてほしい場面があれば、いつでも声をかけてください。発言の前に、最初の一言で名前を言っていただけると議事録が正確になります。
会議室とオンラインの参加者が混ざる会議では
会議室の参加者とオンラインの参加者が混ざるハイブリッド会議では、オンライン会議の側を記録すると、オンラインの参加者の声は確実に残ります。一方で、会議室の声は会議室のマイク次第で小さくなります。会議室のマイクが会議室の全員の声を拾える位置にあるかを、30秒の録音チェックと同じ方法で確かめます。
会議室の会話も、オンライン会議と同じ議事録に
Klangは、Zoom・Microsoft Teams・Google Meetの会議と、スマートフォンのアプリで録音した対面の会議を、同じ形の議事録として残します。要約・決定事項・タスクから、該当する発言の録音へ戻って確かめられます。
- iPhone・Androidアプリで対面会議を録音
- フリープランでも文字起こしは無制限
- 話者の自動識別はプロプラン
よくある質問
対面会議の議事録をAIで作るには、何が必要ですか?
対面会議の議事録をAIで作るには、会議を録音する機器と、録音を文字起こし・要約するAI議事録ツールが必要です。4人程度の会議ならスマートフォン1台で足ります。Klangのスマートフォンアプリなら、録音を止めると文字起こしと要約が自動で始まります。
Copilotで対面会議の議事録は作れますか?
Microsoft 365 Copilotのライセンスがあれば、Teamsモバイルアプリの「Facilitator」で対面会議のメモを作れます。iPhone・iPadのOneNoteから使うCopilot ノートブックの「Capture」でも対面の会話を記録できますが、2026年10月時点で段階的に展開中です。ZoomやGoogle Meetの会議は、Copilotの会議要約の対象として案内されていません。
Geminiで対面会議の議事録は作れますか?
Google Meetの「自動メモ生成」には対面会議用の使い方があり、meet.google.comやMeetアプリの「メモを作成」から対面会議のメモを作れます。利用にはGoogle Workspace Business Standard以上などの対象エディション、またはGoogle AI Pro・Ultraが必要です。
対面会議で話者を分けて文字起こしできますか?
Klangでは、対面会議の録音でも話者の自動識別を使えます。話者の自動識別はプロプランの機能です。名前の確認には、席順のメモと、発言の最初に名乗ってもらう運用が役立ちます。
12人以上の対面会議でもスマートフォン1台で録音できますか?
12人以上の対面会議をスマートフォン1台で録音すると、端の席の声が小さくなりやすくなります。連結できる会議用スピーカーフォンを2か所に置き、PCのブラウザから録音するか、発言者が順番にスマートフォンの近くで話す運用にします。