研修報告書をAIに全部書かせても大丈夫ですか?
研修名、目的、学んだこと、質疑応答はAIの下書きで十分に整います。業務への活かし方と所感は、受講した本人が書いてください。上長や人事部は、所感を読んで本人が何を考えたかを見ています。研修の内容をなぞっただけの所感は、AIで書いたかどうかにかかわらず評価されにくくなります。
研修・セミナーの録画から報告書へ
研修動画やセミナーの録画・録音をアップロードすると、AIが文字起こしし、研修名・目的・学んだこと・質疑応答をそろえた報告書の下書きを作ります。所感と業務への活かし方は、あなたが書く欄として残します。文字起こしはフリープランで無制限、¥0です。
新任管理職コンプライアンス研修_1014.mp4
Teamsの録画 ・ 1時間30分 ・ 文字起こし完了
※ 画面はイメージです。内容は架空の研修の例です。話者の自動識別はプロプランの機能です。
録画のファイルがあれば、研修の翌日に報告書を書き始めるときには下書きができています。
ステップ1
Teams・Zoom・Google Meetの研修は会議ボットを参加させて録音します。録画済みのMP4やMP3は、そのままアップロードします。会場の研修はスマートフォンのアプリで録ります。
ステップ2
90分の研修でも、アップロードが終われば画面を閉じて構いません。文字起こしの文をクリックすると、録画のその箇所から再生されます。
ステップ3
「研修名・日時・講師」「目的」「学んだこと」「質疑応答」のように、会社の書式どおりの見出しを指示します。所感は空欄のままにするよう書いておきます。
ステップ4
数字と期限を文字起こしで確かめ、業務への活かし方と所感を書き足します。Wordで書き出すか、社内の様式に貼り付けて提出します。
ある会社の新任管理職研修を、Teamsで録画したファイルから作った例です(会社も社内規程も架空)。受講者が出す研修報告書、研修担当が送る欠席者向けの要約、確認テストの問題案を、同じ録画から作っています。
文字起こし(抜粋)
Klangが作る下書き
記録にする前に確認すること
欠席者向けの要約
研修担当が、受講できなかった3人に送る想定です。
括弧の中は録画の時刻です。気になった箇所だけ、その時刻から見直せます。
確認テストの問題案(4択・3問)
正解の根拠になった発言の時刻を、問題ごとに付けるよう指示しています。
問1取引先から贈答品を受け取るとき、事前の申請が必要になるのはどれですか。
問2値段の分からない品物が届いたときの扱いとして、正しいものはどれですか。
問3部下から相談を受けたとき、相談窓口へつなぐ目安はどれですか。
報告書の下書きは「研修名・日時・講師」「目的」「学んだこと(3点)」「業務への活かし方」「所感」「質疑応答」の6項目で作り、所感は空欄にするよう指示した例です。問題案は、規程の原文と照らして研修担当が直してから配信します。誤答の選択肢がまぎらわしすぎないか、正解が録画の一言だけに頼っていないかも見てください。
録画が役に立つのは、講師が話した事実を正確に書く項目です。受講した人の考えを書く項目には、録画の中に答えがありません。
報告書の項目
研修名・日時・講師
報告書の項目
目的
報告書の項目
学んだこと(3点)
報告書の項目
業務への活かし方
報告書の項目
所感
報告書の項目
質疑応答
| 報告書の項目 | 録画のどこから | 誰が書くか |
|---|---|---|
| 研修名・日時・講師 | 会議の情報と、冒頭の講師の説明 | AIが下書きし、本人が確かめる |
| 目的 | 冒頭の「今日扱うこと」の説明 | AIが下書きし、本人が確かめる |
| 学んだこと(3点) | 講義の要点。数字と期限は該当箇所の発言 | AIが候補を出し、本人が3点に絞る |
| 業務への活かし方 | 録音には答えがない | 本人が書く。AIは研修で扱った場面を示すだけ |
| 所感 | 録音には答えがない | 本人が書く。下書きでは空欄にする |
| 質疑応答 | 質疑の時間の発言 | AIが質問と回答の組にまとめ、時刻を添える |
AIが書いた所感は、どの研修のどの受講者にもあてはまる文になりがちです。上長が読みたいのは「相談の受け方の説明を聞いて、自分の課のどの場面を思い浮かべたか」のような、本人にしか書けない一文です。書式や所感の例文は研修報告書のテンプレートと書き方にまとめています。録画を短く見返したいだけなら動画をAIで要約するも参考になります。
Klangは録画と録音を文字にし、そこから文書の下書きを作る道具です。LMS(学習管理システム)ではないので、eラーニングの配信や、受講・出欠の管理はできません。
研修担当の仕事
研修の録画・録音を文字にする
研修担当の仕事
研修報告書・欠席者向け要約の下書き
研修担当の仕事
確認テストの問題案
研修担当の仕事
確認テストの配信・採点
研修担当の仕事
eラーニングの配信、受講・出欠の管理
研修担当の仕事
特別教育の記録(受講者・科目等)
| 研修担当の仕事 | Klang | 使うもの |
|---|---|---|
| 研修の録画・録音を文字にする | する | 会議ボット、アップロード、スマホアプリ |
| 研修報告書・欠席者向け要約の下書き | する | 項目を指示した要約 |
| 確認テストの問題案 | する(下書き) | AIチャットに問題数と形式を指示 |
| 確認テストの配信・採点 | しない | LMSや社内のフォーム |
| eラーニングの配信、受講・出欠の管理 | しない | LMSや研修管理システム |
| 特別教育の記録(受講者・科目等) | しない | 自社の台帳。録音と文字起こしは材料になる |
同じテーマの研修を毎年開く場合は、過去の録画を横断検索して「去年の質疑で何を聞かれたか」を確かめられます。複数回の研修の文字起こしと配布資料をノートブックにまとめれば、質問と回答の一覧の下書きも作れます。大学の授業や講義の記録は講義の文字起こし、ウェビナーを主催して配信後の資料を作るならウェビナーの文字起こしのページが向いています。
録る前に許可を取る相手は、社内研修なら講師、外部のセミナーなら主催者です。受講者にも、録ることと何に使うかを冒頭で伝えます。
社内研修
講師に録画してよいか、欠席者や社内の共有にどこまで使うかを事前に確認します。外部の講師を招く研修は、録画の扱いを依頼の段階で取り決めておきます。
外部のセミナー
主催者の規約を読み、録音・録画が禁止されていないか確かめます。書かれていなければ主催者に尋ねます。アーカイブ配信がある場合も、ダウンロードと社内共有の可否は別に確認します。
受講者への告知
冒頭で「録画して、欠席者向けの要約と確認テストに使います」と伝えます。質疑で個人的な事例が出た部分は、要約に名前を書きません。
著作権法は、著作物の例として「小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物」を挙げています(第10条第1項第1号)。複製は「印刷、写真、複写、録音、録画その他の方法により有形的に再製すること」と定められ(第2条第1項第15号)、録音や録画はこれにあたります。私的使用のための複製が認められるのは「個人的に又は家庭内その他これに準ずる限られた範囲内において使用すること」を目的とするときです(第30条)。会社の業務として録り、社内で共有する録音がこの範囲に入るかははっきりしないため、外部のセミナーでは主催者の許可を得てから録ってください。
研修の記録そのものが法令で求められる場合もあります。労働安全衛生規則第38条は「事業者は、特別教育を行なつたときは、当該特別教育の受講者、科目等の記録を作成して、これを三年間保存しておかなければならない」と定めています。録画や文字起こしは記録を作る材料にはなりますが、受講者と科目の記録は別に作って保存します。
出典:著作権法(e-Gov法令検索)、労働安全衛生規則(e-Gov法令検索)。2026年10月17日に確認。
オンラインの研修は会議ボットか録画ファイル、会場の研修はスマートフォンで録ります。どの方法でも、文字起こしからあとの手順は同じです。
研修の形式
Teams・Zoom・Google Meetの研修(これから開く)
研修の形式
Teamsで録画済みの研修
研修の形式
会場での集合研修
研修の形式
外部セミナーのアーカイブ動画
| 研修の形式 | 取り込み方 | 気をつけること |
|---|---|---|
| Teams・Zoom・Google Meetの研修(これから開く) | Klangの会議ボットを研修に参加させる | 会議ボットは参加者の一覧に表示されます。冒頭で講師と受講者に伝えます |
| Teamsで録画済みの研修 | MP4をOneDrive・SharePointから取り出してアップロード | 録画の保存先は、会議の種類によって変わります |
| 会場での集合研修 | スマートフォンのアプリで録音する | 講師の近くに置きます。質疑の声は、質問者にマイクを回すと入りやすくなります |
| 外部セミナーのアーカイブ動画 | ダウンロードが許されていれば、動画ファイルとしてアップロード | 主催者の規約で、ダウンロードと社内共有の可否を確かめます |
講師と受講者の発言を分けて表示するのは、プロプランの話者の自動識別です。フリープランでも文字起こしと報告書の下書きは作れますが、質疑応答の「誰が質問したか」は自分で補います。
研修の録画・録音の文字起こしと、報告書の下書きづくりはフリープランで使えます。講師と受講者の発言を自動で分けたいときは、プロプラン(月払い¥1,180、年払いなら月あたり¥980・税込)の話者の自動識別を使います。
無料で研修の録画を報告書にする| 機能 | フリー | プロ |
|---|---|---|
| 研修の録画・録音の文字起こし | 無制限 | 無制限 |
| 1ファイルの上限 | 10GB | 10GB |
| Teams・Zoom・Google Meetの会議ボット | ◯ | ◯ |
| AI要約・チャット | ◯ | ◯ |
| 話者の自動識別(講師と受講者を分ける) | — | ◯ |
| 用語集(社内の用語や講師名の登録) | — | ◯ |
| Word・Excelなどの書き出し | ◯ | ◯ |
音声・動画・文字起こしは、AIモデルの学習に利用しません。ISO 27001認証のデータセンターで保管し、管理の詳細はセキュリティページで公開しています。
研修名、目的、学んだこと、質疑応答はAIの下書きで十分に整います。業務への活かし方と所感は、受講した本人が書いてください。上長や人事部は、所感を読んで本人が何を考えたかを見ています。研修の内容をなぞっただけの所感は、AIで書いたかどうかにかかわらず評価されにくくなります。
使えますが、文字起こしの元になる音声が必要です。録画がない場合は、研修直後に自分の言葉で要点を話してスマートフォンのアプリで録音すると、その録音から報告書の下書きを作れます。配布されたスライドのPDFは、ノートブックに録音と一緒に入れて参照できます。
使えます。TeamsやZoomの録画(MP4)は変換せずにアップロードでき、1ファイル10GBまで扱えます。これから開く研修なら、Klangの会議ボットをTeams・Zoom・Google Meetに参加させて録音する方法もあります。会議ボットは参加者の一覧に表示されるので、講師と受講者に録音することを伝えてから使ってください。
使えます。項目の指示を変えるだけです。数日続く研修の日報なら、その日の録画ごとに「本日の内容」「学んだこと」「明日に向けて」の3項目で下書きを作ります。社外のセミナー報告書は、講演者が話した事実と自社への示唆を分けて書くよう指示します。どちらも、感想や示唆の部分は自分で書き足してください。
まず主催者の規約を確かめ、録音・録画の可否を主催者に尋ねてください。講演は著作権法で言語の著作物に挙げられており、録音や録画は複製にあたります。社内で共有する目的の録音が、私的使用として認められる範囲に入るかははっきりしないため、許可を得てから録るのが確実です。
問題の下書きは作れます。研修の文字起こしに「4択の問題を3問、正解と根拠になった発言の時刻を付けて」と指示すると、問題案が返ってきます。Klangにはテストを配信・採点する機能や、受講・出欠を管理する機能はありません。問題は研修担当が規程と照らして直し、LMSや社内のフォームで配信してください。
フリープラン(¥0・クレジットカード不要)で、研修の録画・録音の文字起こしは時間の制限なく使えます。AI要約・チャットも使えるので、報告書の下書きまでは無料で作れます。講師と受講者の発言を自動で分ける話者の自動識別は、プロプラン(月払い¥1,180、年払いなら月あたり¥980・税込)の機能です。
プランの最新情報は料金ページでご確認ください。