会議の種類と目的
会議の種類と目的目的別11種類の進め方と、残すべき記録
ビジネスの会議を「共有・決定・解決・発想・関係」の5つの目的で整理し、情報共有会議から意思決定会議、ブレスト、1on1、キックオフまで11種類の目的・時間・参加者・成果物・記録の残し方を一覧にしました。会議ごとに必要な記録を選べるツールつきです。
公開日:更新日:執筆・運営:Klang AI AB
会議の目的は5つに分けられる
このページでは、会議を5つの目的で整理します。それぞれの目的に、記録で確かめるべき問いがあります。
実際の会議は、複数の目的を持つことがあります。たとえば週次の定例会議は、進捗の共有と、課題についての判断の両方を行います。その場合も、アジェンダの議題ごとに「共有」か「決定」かを書いておくと、議論が終わる地点がはっきりします。
目的1
共有する
記録で確かめること:全員が同じ情報を持っているか
- 情報共有会議
- 朝会
- 定例会議
- キックオフミーティング
目的2
決める
記録で確かめること:誰が、何を、どんな理由で決めたか
- 意思決定会議
- 調整会議
- 商談・顧客との打ち合わせ
目的3
解決する
記録で確かめること:原因と対策、その担当は何か
- 問題解決会議
- 振り返り
目的4
発想する
記録で確かめること:選択肢を十分に広げられたか
- アイデア出し
目的5
関係を築く・育てる
記録で確かめること:本人が話せて、次の一歩が決まったか
- 1on1
会議・ミーティング・打ち合わせの違い
3つの言葉に厳密な定義はありませんが、ビジネスの場では、形式の度合いと「決めるかどうか」で使い分けられることが多くあります。
社外の相手に「会議」と書くと、形式ばった印象を与えることがあります。取引先との場は「打ち合わせ」「お打ち合わせ」と書くのが一般的です。社内でも、決定権限を持つ正式な会議体と、担当者どうしの打ち合わせを区別しておくと、どの記録を残すべきかが決めやすくなります。
| 言葉 | 形式 | 主な目的 | 規模・参加者 | 使われる例 | 記録 |
|---|---|---|---|---|---|
| 会議 | 形式的。招集、議題、議長がある | 組織として決める・承認する | 部署や会社の単位。役職者を含む | 経営会議、取締役会、定例会議 | 議事録を残すのが原則 |
| ミーティング | 会議より柔らかい。英語由来で幅広く使う | 共有・相談・決定のいずれも | 少人数〜全社まで幅がある | 1on1ミーティング、キックオフミーティング、タウンホールミーティング | 目的に応じて要約や議事録 |
| 打ち合わせ | 略式。事前の段取りや細部の確認 | 進め方や条件をすり合わせる | 担当者どうし、取引先との少人数 | 制作の打ち合わせ、顧客との打ち合わせ | メモと確認メール |
会議の目的の書き方:種類別の例文と準備チェック
目的は「〇〇について」ではなく、会議が終わったときの状態で書きます。招集の案内とアジェンダの1行目に、そのまま使えます。
- 目的を1文で書けたか(書けない会議は、開く必要があるかを先に考える)。
- 「決める」「共有する」「出す」のどれかで終わっているか。
- 目的を果たすのに必要な人だけを呼んでいるか。決める議題なら決定者がいるか。
- 参加者が事前に読む資料と、準備してきてほしいことを案内に書いたか。
- 終わったときに残す記録(メモ・要約・議事録)を決めたか。
| 会議の種類 | あいまいな書き方 | 終わった状態が分かる書き方 |
|---|---|---|
| 情報共有会議 | 今期の状況について | 今期の売上見込みと、目標との差の理由を全員が説明できる状態にする |
| 意思決定会議 | 新ツールの導入について | 新ツールを11月から導入するかどうかを決める |
| 問題解決会議 | 納期遅れについて | 先月の納期遅れの原因を1つに絞り、再発防止策の担当を決める |
| ブレスト | 新サービスのアイデア | 新サービスの案を20個以上出し、次回検討する3案を選ぶ |
| 定例会議 | 週次の進捗確認 | 遅れているタスクの対応と担当を決める(報告は事前共有) |
| キックオフ | プロジェクト開始 | ゴール・範囲・体制・最初の2週間の作業について合意する |
| 経営会議 | 各部門の報告 | 新拠点の開設を承認するかどうかを決める |
会議の種類一覧:目的・時間・参加者・記録
時間と参加者は一般的な目安です。チームの規模や議題の数に合わせて調整してください。
| 種類 | 目的 | 目安の時間 | 参加者 | アウトプット | 記録の残し方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 情報共有会議(報告会議) | 共有する:進捗や決定済みの事項を、関係者に同じように伝える | 15〜30分 | その情報が必要な人 | 共有された事実と、出た質問 | 要点のメモと資料のリンク |
| 朝会(スタンドアップ) | 共有する:今日の予定と困りごとを短く共有する | 10〜15分 | チームのメンバー | 助けが必要なことと、その担当 | 困りごとと担当だけを残す |
| 意思決定会議 | 決める:一つの判断を、根拠と決定者をそろえて決める | 30〜60分 | 決定者と、判断材料を持つ人 | 決定と、その理由・条件 | 決定事項・理由・検討した選択肢を残す議事録 |
| 調整会議 | 決める:部署や担当の間で、分担・日程・優先順位をすり合わせる | 30分 | 関係する部署の担当者 | 合意した分担と日程 | 合意事項を確認メールで全員に送る |
| 問題解決会議 | 解決する:起きている問題の原因を確かめ、対策を決める | 60〜90分 | 当事者と、必要な知識を持つ人 | 原因の仮説、対策、担当と期限 | 事実・原因・対策を分けた議事録 |
| アイデア出し(ブレインストーミング) | 発想する:選択肢を広げ、基準で2〜3案に絞る | 45〜60分 | 立場や専門の違う5〜8人 | アイデアの一覧と、絞り込んだ候補 | 出たアイデアを全部残す(ホワイトボードの写真、一覧) |
| 定例会議(週次・月次) | 共有する:前回からの差分を共有し、優先課題を判断する | 30〜60分 | プロジェクトやチームのメンバー | 進捗の差分、課題、ToDoの状態 | 毎回同じ型の議事録と、前回ToDoの状態 |
| キックオフミーティング | 共有する:ゴール・範囲・体制・進め方の認識をそろえる | 60〜90分 | 関係者全員と決定者 | ゴール、スコープ、体制、最初のToDo | 詳細な議事録と資料。後から加わる人のために録音も |
| 振り返り(KPTなど) | 解決する:良かったこと・問題・次に試すことを出す | 45〜60分 | チームのメンバー | Keep・Problem・Try、Tryの担当 | KPTの一覧と、Tryのアクションアイテム |
| 1on1 | 関係を築く・育てる:本人が話したいことを中心に、支援と次の行動を決める | 30分 | 上司(またはメンター)と本人 | 本人の課題、支援の内容、次の行動 | 本人と共有する短い記録。閲覧できる人を限定する |
| 商談・顧客との打ち合わせ | 決める:顧客の課題を聞き、合意と次の一手を決める | 30〜60分 | 顧客の担当者と、営業・担当者 | 顧客の課題、合意事項、ネクストアクション | 顧客の言葉を残した記録と、当日の確認メール |
この会議に必要な記録は? 種類と条件から選ぶ
同じ定例会議でも、欠席者がいる、社外の人が参加する、といった条件で必要な記録は変わります。記録のひな形はコピーして、議事録やチャットに貼り付けられます。
この会議に必要な記録
会議の種類と条件を選ぶと、残すべき記録の深さと、記録のひな形を表示します。選んだ内容はどこにも送信されません。
目的:一つの判断を、根拠と決定者をそろえて決める(目安 30〜60分)
- 決定とToDoだけのメモ
- 要点の議事録
- 詳細な議事録
- 議事録+録音・文字起こし
詳細な議事録
要点の議事録に、決定の理由、検討した選択肢、未決事項を判断する人と日を加えます。
共有:当日中に。承認者の確認を受けてから
【意思決定会議の記録】 ■ 日時・場所: ■ 出席者(欠席者): ■ 議題ごとの要点: ■ 検討した選択肢と、選ばなかった理由: ■ 決定の条件・前提: ■ 決定者: ■ 決定事項: ■ ToDo(担当/内容/期限): ■ 未決事項: ■ 決定の理由: ■ 未決事項を判断する人と期日:
共有の会議と、決める会議
情報共有会議(報告会議)
一方向の報告が中心なら、文書やチャットで済まないかを先に考えます。会議にするなら、質問と確認に時間を使います。
朝会・定例会議
毎回同じ型で進めます。定例では、前回のToDoの状態を冒頭で確かめ、差分だけを共有します。
意思決定会議
決定者が出席し、判断の基準と選択肢を事前に送ります。記録には、選ばなかった選択肢とその理由も残します。
調整会議
部署間の分担や日程を決めます。合意した内容は、会議の後すぐに確認メールで全員に送ります。
問題を解く会議と、アイデアを広げる会議
問題解決会議
「起きた事実」「原因の仮説」「対策」を分けて話します。事実が確かめられていないうちに対策を決めないようにします。
アイデア出し(ブレスト)
広げる時間と絞る時間を分けます。広げている間は評価せず、出たアイデアは全部記録に残します。
振り返り(KPTなど)
Keep・Problem・Tryを出し、Tryには担当と期限を付けます。次の振り返りの冒頭で、Tryの結果を確かめます。
人と向き合う会議と、始めるための会議
1on1
本人が話したいことが中心です。記録は本人と共有し、閲覧できる人を限定します。録音は本人の同意がある場合に限ります。
キックオフミーティング
ゴール・範囲・体制・進め方の認識をそろえます。後から加わる人がいるため、記録を最も厚く残す会議の一つです。
商談・顧客との打ち合わせ
顧客の課題は、顧客の言葉で残します。合意とネクストアクションは当日中に確認メールで送ります。
目的があいまいな会議に起きること
| よくある失敗 | 原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 報告だけで1時間終わる | 共有の会議に、決める議題が埋もれている | 報告は事前に文書で送り、会議は質問と決定に使う |
| 結論が出ずに「持ち帰り」 | 決める会議に決定者がいない | 決定者の出席を開催の条件にする |
| ブレストで最初の案に決まる | 広げる前に評価している | 広げる時間と絞る時間を分ける |
| 1on1が業務の進捗確認になる | 目的が上司側の確認になっている | 最初の議題を本人が決める |
| 同じ議論が何度も出る | 決定と理由が記録されていない | 決定事項に理由を添え、次回の冒頭で確認する |
記録の負担は、会議の種類で変える
すべての会議に詳しい議事録を作る必要はありません。朝会は数行で十分ですが、意思決定会議やキックオフ、顧客との打ち合わせは、決めた理由まで残しておかないと、後で説明できなくなります。
記録を厚く残したい会議は、参加者の同意を得て録音し、文字起こしを残すと、書記の負担を増やさずに済みます。Klangは、Zoom・Teams・Google Meetの会議にボットが参加して録音・文字起こしし、AIが要約・決定事項・ToDoの下書きを作ります。対面の会議はスマホアプリで録音できます。
会議の種類に合わせて、記録の深さを変える
Klangなら、記録を厚く残したい会議だけ録音・文字起こしし、要約・決定事項・ToDoの下書きをAIで作れます。短い会議は要約だけ、大事な会議は発言そのものに戻れる記録を残す、という使い分けができます。
- 文字起こしはフリープランでも無制限。Zoom・Teams・Google Meetの会議ボット、スマホアプリでの対面録音に対応
- AIチャットで、複数の会議を横断して決定事項や発言を探せます
- 会話データをAIの学習に使いません。ISO/IEC 27001:2022認証を取得しています
よくある質問
会議にはどんな種類がありますか。
目的で分けると、情報共有会議(報告会議)、朝会、定例会議、意思決定会議、調整会議、問題解決会議、アイデア出し(ブレスト)、振り返り、1on1、キックオフミーティング、商談・顧客との打ち合わせなどがあります。
会議の目的にはどんなものがありますか。
大きく「共有する」「決める」「解決する」「発想する」「関係を築く・育てる」の5つに分けられます。目的によって、呼ぶべき人、必要な時間、残すべき記録が変わります。
会議の目的はどうやって決めればよいですか。
「この会議が終わったときに、何ができていればよいか」を一文で書きます。「〇〇について決める」「〇〇の原因を特定する」のように、終わった状態が分かる書き方にします。
すべての会議で議事録を作る必要がありますか。
必要ありません。朝会や情報共有会議は、決定事項とToDoだけのメモで十分なことが多いです。意思決定会議、キックオフ、顧客との打ち合わせなど、決めた理由を後で説明する必要がある会議は、詳しい議事録を残します。