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フィラー

フィラーとは?「えー」「あの」の意味と減らし方、文字起こしでの扱い

フィラーは、話の合間に入る「えー」「あの」「まあ」のような言葉です。フィラーが出る理由と種類、話し方を直すための録音と数え方、口癖との違い、文字起こしで素起こし・ケバ取り・整文のどれを選ぶかを、同じ発言の書き分け例でまとめます。

更新日:執筆・運営:

フィラーは悪い癖として扱われがちですが、多くは話しながら考えている証拠です。理由が分かると、どこで減らせばよいかが見えてきます。

  • 次の言葉を探している

    話す内容がまとまる前に話し始めると、言葉を探す間に「えー」が入ります。最も多い理由です。

  • 沈黙が怖い

    会議やプレゼンで黙ると、話が終わったと思われるのではと不安になり、間を音で埋めます。

  • 言いにくいことを言う前

    反対意見や悪い報告の前に「あの」「まあ」が増えます。相手への配慮として出ていることもあります。

  • 話題の切り替え

    「えっと、次に」のように、話の区切りを示す合図として使われます。

日本語でよく出るフィラーと、それぞれが出やすい場面です。自分がどのフィラーを多く使うかを知るのが、減らす第一歩です。

フィラーは相づち(「はい」「ええ」「なるほど」)とは別のものです。相づちは相手の話に反応する言葉で、フィラーは自分の話の中で間を埋める言葉です。ただし「はい」のように、どちらにも使われる言葉もあります。

日本語の主なフィラーと出やすい場面
フィラー主な働き出やすい場面
えー/えーと考えている、言葉を探している話し始め、数字や名前を思い出すとき
あの/あのー相手の注意を引く、言いにくさ質問、お願い、反対意見の前
その/そのー言葉を選んでいる説明の途中、言い換えの前
まあ話を和らげる、ぼかす結論や評価を言う前
なんか言葉が見つからない、くだけた場感想、雑談に近い会議
ええと/うーん迷っている質問に答えるとき
はい区切り、話の終わりの合図報告の終わり、話題の切り替え

フィラーは、話している本人はほとんど気づいていません。減らすには、まず自分の話を録音し、文字にして数えるのが一番確実です。

話す速さもフィラーの数に影響します。早口で話そうとすると、言葉が追いつかずにフィラーが増えます。原稿の文字数から話す時間を確認しておくと、無理のない速さで準備できます。

  1. 01

    会議の報告やプレゼンを録音する

    練習ではなく、実際の会議や面談の自分の発言を録音します。本番のほうが、普段のフィラーがそのまま出ます。録音する場合は、参加者に了承を取ってください。

  2. 02

    文字起こしして、フィラーを数える

    耳で聞くより、文字にしたほうがフィラーは見つけやすくなります。「えー」「あの」などを検索して回数を数え、1分あたりの回数を出します。

  3. 03

    増える場面を特定する

    話し始め、数字の前、質問への回答など、フィラーが集中する場面を探します。全体を直そうとせず、一番多い場面だけを直します。

  4. 04

    フィラーを「間」に置き換える

    「えー」と言いたくなったら、口を閉じて1秒待ちます。聞き手にとって短い沈黙は、考えて話している印象になり、フィラーよりも聞きやすくなります。

  5. 05

    話し始めの1文を決めておく

    報告の冒頭は「結論から申し上げます」のように、最初の1文を決めておきます。最初の言葉に迷わなければ、話し始めのフィラーは大きく減ります。

フィラー確認シート

コピーして使えます。毎回すべてを直そうとせず、「次回やること」は1つに絞ります。

■ フィラー確認シート(自分の話し方の振り返り用)

録音日:     場面:(会議の報告/プレゼン/面談)
録音の長さ:  分   文字数:   字

【数えたフィラー】
えー: 回  あの: 回  えっと: 回
まあ: 回  なんか: 回  その: 回
その他(    ): 回
合計: 回 → 1分あたり 回

【フィラーが増えた場面】
□ 話し始め □ 数字を言う前 □ 質問に答えるとき □ 話題を変えるとき

【次回やること(1つだけ)】
例:話し始めの「えー」を、1秒の間に置き換える

口癖は、特定の言い回しを繰り返し使う癖のことです。フィラーと違って意味のある言葉が多いため、使い方によっては内容の伝わり方まで変わります。

口癖も、フィラーと同じく録音して文字にすると気づけます。文字起こしで「要は」「逆に」を検索し、回数と前後の文を確認してください。口癖が出た直後に結論が来ていなければ、その口癖は話を長くしているだけです。

ビジネスの場で気をつけたい口癖
口癖聞き手が受ける印象言い換えの例
要は/つまり(要約していない)話が終わらない、まとめる気がない一度だけ使い、その後に結論を言う
逆に何の逆か分からない「一方で」「別の見方をすると」
ぶっちゃけくだけすぎ、本音以外は建前に聞こえる「率直に申し上げると」
とりあえず仮の対応、本気でない「まず〇〇から始めます」
一応自信がない、責任を避けている言い切る、または条件を具体的に言う
〜的な/〜みたいなあいまい、言い切りを避けている名詞で言い切る

文字起こしでは、フィラーを残すか消すかで仕上がりが大きく変わります。同じ発言を3つの方法で書き分けた例です。

フィラーを消すと読みやすくなる一方で、「本当にそう言ったか」の確認がしにくくなります。整文した文章を使う場合も、元の素起こしやケバ取りの記録は残しておくと、後で発言を確かめられます。ケバ取りの具体的な基準や、逐語録の表記記号は、それぞれのガイドで詳しく解説しています。

用途別の文字起こしの選び方
用途向いている方法理由
話し方の振り返り・研修素起こしフィラーの数や出る場面を確認するため
研究のインタビュー・逐語録素起こし言いよどみや間も分析の対象になるため
会議の記録・発言録ケバ取り発言者の言葉を残しつつ読みやすくするため
議事録・報告書・記事整文書き言葉として読まれるため

素起こし(フィラーを残す)

話したとおりにすべて残します。話し方の分析や、発言のニュアンスを残す記録に向いています。

【素起こし】
えー、あの、来月のキャンペーンなんですけど、まあ、その、予算的にはですね、えっと、50万、50万円くらいで、なんか、いけるんじゃないかなーと、はい、思ってます。

ケバ取り(フィラーを消す)

意味のない言葉と言い直しだけを消します。会議の記録や、発言を残すインタビューで一般的な形です。

【ケバ取り】
来月のキャンペーンなんですけど、予算的にはですね、50万円くらいでいけるんじゃないかなと思ってます。

→「えー」「あの」「まあ」「その」「えっと」「なんか」と、言い直しの「50万、」、相づちの「はい」を消しました。話し言葉の語尾は残っています。

整文(書き言葉に直す)

読みやすい文章にします。議事録、記事、報告書に使う形です。

【整文】
来月のキャンペーンの予算は、50万円程度で実施できると考えています。

→ ケバ取りに加えて、話し言葉を書き言葉に直し、意味が変わらない範囲で文を整えました。議事録や記事に使う形です。

Klangで会議やプレゼンを録音すると、話した内容がそのまま文字になります。フィラーや口癖を文字起こしで検索すれば、どの場面で増えるのかが分かります。

  • 文字起こしは無制限、AI要約・チャットもフリープランで使えます
  • スマートフォンアプリで対面の会議やプレゼンの練習も録音できます
  • 複数人の会議で発言者ごとに分ける話者の自動識別はプロプランの機能です
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フィラーとは何ですか。

話の途中で間を埋めるように入る「えー」「あの」「えっと」「まあ」などの言葉です。意味はほとんどありませんが、考えている最中であることを伝えたり、話の区切りを示したりする役割があります。

フィラーは完全になくしたほうがよいですか。

なくす必要はありません。適度なフィラーは自然な話し方の一部です。気にするべきなのは、話し始めや結論の前など特定の場面で極端に多い場合です。録音して数え、多い場面から減らします。

フィラーを減らす一番簡単な方法は何ですか。

「えー」と言いたくなったら、口を閉じて1秒待つことです。短い沈黙は、聞き手にはフィラーより聞きやすく、考えて話している印象になります。話し始めの1文を決めておくのも効果があります。

フィラーと口癖の違いは何ですか。

フィラーは「えー」「あの」のように意味をほとんど持たない間を埋める言葉です。口癖は「要は」「逆に」「とりあえず」のように意味のある言い回しを繰り返し使う癖で、使い方によって内容の伝わり方まで変わります。

文字起こしではフィラーを消すべきですか。

用途で決めます。話し方の振り返りや研究用の逐語録では素起こしで残し、会議の記録ではケバ取りで消し、議事録や記事では整文して書き言葉に直すのが一般的です。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。