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箇条書きの書き方

箇条書きの書き方。読みやすくする7つのルールと書き換え例

箇条書きは、文章を短く切るだけでは読みやすくなりません。1項目1内容、並列をそろえる、文末を統一する、数を絞るといったルールと、議事録・報告書・メールでの使い方を、書き換え例で紹介します。

更新日:執筆・運営:

箇条書きの目的は、読む人が項目を一目で見比べられるようにすることです。次の7つを守ると、ほとんどの箇条書きは読みやすくなります。

  1. 01

    1項目に1つの内容だけを書く

    「〜ですが、また〜」と2つの話が入ったら、項目を分けます。1項目は1行、長くても2行までが目安です。

  2. 02

    前に「何の一覧か」を書く

    箇条書きの前に「決まったことは次の3点です」のような1文を置くと、読む人は何を見ているのか分かります。

  3. 03

    並列をそろえる

    すべての項目を同じ種類(作業、事実、条件など)にします。作業の一覧に事実が混ざると、読む人が迷います。

  4. 04

    文末をそろえる

    体言止め、「〜する」、「〜します」のどれかに統一します。混ざると、内容より文末の違いが目に付きます。

  5. 05

    項目は3〜7個に絞る

    8個以上になったら、グループに分けて見出しを付けるか、重要なものだけを残します。

  6. 06

    大事な順か、時間の順に並べる

    並べる順番に理由を持たせます。手順なら時間の順、報告なら重要な順です。

  7. 07

    数字・期限・名前を具体的に書く

    「近日中」「関係者」ではなく、「10月10日まで」「営業部の佐藤」と書きます。

勤怠システムの変更を知らせる箇条書きを例に、7つのルールを当てはめて書き換えます。

書き換え後では、最初の1文で「いつから何が変わるか」を伝え、箇条書きには調べたいときに探す情報だけを並べています。注意を促したい内容は、項目に混ぜず、箇条書きの後に分けて書くと目に留まります。

書き換え前

1項目に2つの話が入り、文末も「ください」「可能」「終了」「こと」「です」とばらばらです。

・新しい勤怠システムについて
・10月から使えるようになりますが、操作方法が分からない場合は総務まで問い合わせてください。またスマホからも打刻が可能
・旧システムは9月末で終了
・打刻漏れに注意すること
・申請の締め日は毎月25日です。

書き換え後

結論を前に出し、項目を「見出し:内容」の形にそろえました。注意事項は箇条書きから外しています。

新しい勤怠システムを10月1日から使います。

・打刻:PCとスマートフォンのどちらからもできます
・申請の締め日:毎月25日
・旧システム:9月30日で終了します
・問い合わせ先:総務課(内線200)

※ 10月は打刻漏れが増えやすいので、退勤時の打刻を忘れないようご注意ください。

箇条書きが読みにくくなる原因で一番多いのは、項目ごとに形がばらばらなことです。文末の形は、内容の種類に合わせて選びます。

体言止めは短く書ける反面、「資料の作成」が「作成する予定」なのか「作成した」のかが分かりません。予定と完了が混ざる報告では、「作成済み」「作成中」「未着手」のように状態を書き添えます。

箇条書きの文末の形と、向いている内容
文末の形例向いている内容
体言止め・発売日の決定項目名・議題・見出し。短く並べたいとき
「見出し:内容」・発売日:11月20日事実や条件。値を見比べたいとき
「〜する」(常体)・見積りを提出するToDo・手順・社内のメモ
「〜します」(敬体)・見積りを提出します社外向けのメール・お知らせ

並列がそろっていないToDo

体言止め・常体・敬体が混ざり、期限があるのは1つだけです。

・資料の作成
・顧客に連絡する
・見積りは来週提出予定です
・会議室を予約

並列をそろえたToDo

すべて「〜を〇〇する(期限)」の形にし、誰に・何をが分かる言葉を足しました。

・提案資料を作成する(10月14日まで)
・山田様に日程を連絡する(10月10日まで)
・見積りを提出する(10月17日まで)
・会議室を予約する(10月9日まで)

項目が多いときは、見出しでグループに分け、必要なら1段だけ下げて補足します。3段以上の入れ子は、読む人が今どこを読んでいるのか分からなくなります。

  • 1段目は「・」、2段目は「-」のように、段ごとに記号を変える
  • 2段目に書くのは、1段目の理由・条件・内訳だけにする
  • 2段目が3つ以上続くなら、1段目を見出しに格上げする

見出しと2段の箇条書き(議事録の例)

「■」で種類を分け、2段目は補足だけにしています。記号は文書の中で統一します。

■ 決定事項
・新製品の発売日:11月20日
・価格:1台 49,800円(税込)

■ 保留
・販売店向けの説明会
  - 開催するかは10月15日に判断
  - 判断材料:販売店10社への意向確認(営業部)

■ ToDo
・発売告知のプレスリリース案(広報 佐藤/10月24日)

箇条書きが向いているのは、見比べたい情報と、後で探したい情報です。理由や経緯のように、つながりが大事な内容は文章で書きます。

すべてを箇条書きにすると、項目同士の関係(なぜそうなったか、どれが一番重要か)が伝わりません。結論と理由は文章で書き、その下に条件や数値を箇条書きで添えるのが、ビジネス文書で一番読みやすい形です。

会議の文字起こしから議事録を作るときも同じです。話し言葉は「〜なんですけど、あと〜」と内容がつながっているので、決定・ToDo・保留に分けてから1項目1内容に切り分けます。

文書ごとの箇条書きの使いどころ
文書箇条書きにする部分文章で書く部分
議事録決定事項・ToDo・保留決定に至った理由(1〜2文)
報告書事実・結果の数値・今後の対応結論と所見
週報進捗・来週の予定今週のまとめ、相談したいことの背景
社外メール日時・場所・持ち物などの条件挨拶、お願いの理由、結び

書き終えたら、次の6点を確認します。

  • 箇条書きの前に、何の一覧かを示す1文があるか
  • 1項目に2つ以上の内容が入っていないか
  • すべての項目が同じ種類の内容か
  • 文末の形がそろっているか
  • 項目が8個以上になっていないか
  • 「近日中」「関係者」などのあいまいな言葉が残っていないか

Klangは会議の録音を文字起こしし、決定事項・ToDoを箇条書きにしたAI要約を作ります。チャットで「ToDoを担当と期限つきで箇条書きにして」と頼めば、並列のそろった一覧の下書きになります。

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箇条書きの文末は体言止めと「です・ます」のどちらがよいですか。

どちらでもかまいませんが、1つの箇条書きの中では統一します。項目名や見出しの一覧なら体言止め、ToDoや手順なら「〜する」、社外向けのメールなら「〜します」が向いています。

箇条書きの項目はいくつまでがよいですか。

3〜7個が目安です。8個以上になったら、グループに分けて見出しを付けるか、重要なものだけを残します。

箇条書きの記号は何を使えばよいですか。

「・」が一般的です。入れ子にするときは2段目を「-」にするなど段ごとに変え、文書の中で同じ記号を使い続けます。手順や順位がある場合は、番号を使います。

箇条書きにしないほうがよい内容はありますか。

理由や経緯、因果関係のように、つながりが大事な内容は文章で書きます。箇条書きにすると、項目同士の関係が伝わらなくなります。

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