音声だけの番組
編集ソフトから書き出したmp3、wav、m4aなどを使います。BGMやジングルを入れる前の、話し声だけの書き出しがあれば、そちらのほうが聞き取りやすくなります。
ポッドキャスト文字起こし
収録済みのエピソードや音声配信を文字起こしし、元の音声で確認してから、ショーノート、記事、字幕、検索できる番組アーカイブへつなげる手順です。ショーノートの記入例と書き出し形式の選び方も紹介します。
EPISODE WORKFLOW
AIは下書きを速くする役。番組らしい言葉と、公開情報の正しさは人が仕上げます。
公開権限を確認した音声ファイルをKlangへアップロードします。
ホストとゲストの発言の区切りを見直し、話者名を整えます。話者の自動識別はプロプランの機能です。
人名、作品名、URL、数字、引用候補を対応する音声で確認します。
要約を下書きに、概要、チャプター、紹介した情報、次回案内を編集します。
過去回の発言やテーマを探せるよう、タイトルとタグを揃えて蓄積します。
公開する番組ではなく、自分だけの振り返りとして残したい場合は、音声日記の記録と保存先の確認も参考にしてください。配信用に書き出したmp3のビットレートと音質の目安はmp3ファイルを文字起こしする方法、収録したwavの容量はwavファイルを文字起こしする方法で確認できます。
WHY TRANSCRIBE
音声配信は、聞いた人にしか内容が伝わりません。文字起こしがあると、番組の中身を検索で見つけてもらい、読んで選んでもらい、別の形に再利用できます。
| 使い道 | 仕上げ方 | 確認すること |
|---|---|---|
| ショーノート・概要欄 | 要約を下書きに、概要、チャプター、紹介した情報を編集 | チャプター時刻、人名、リンク先 |
| ブログ・noteなどの記事 | 整文して見出しを付け、対談形式または記事形式に書き直す | 発言の意味を変えていないか、ゲストの公開同意 |
| 動画版・ショート動画の字幕 | SRTまたはVTTで書き出し、動画編集ソフトや配信先に読み込む | 字幕の切れ目、固有名詞の表記 |
| テキスト版の公開 | 音声を聞かずに内容を追えるよう、発言と理解に必要な音を文字で残す | 要約を全文の代わりにせず、公開版の内容と必要な情報が対応しているか確認 |
| 過去回の検索と引用 | 全エピソードを蓄積し、テーマやゲストの発言を探す | 引用前に元の音声で確認 |
BY RECORDING
Klangには音声・動画ファイルを最大10GBまでアップロードできます。収録や編集のしかたに合わせて、次のファイルを使います。
編集ソフトから書き出したmp3、wav、m4aなどを使います。BGMやジングルを入れる前の、話し声だけの書き出しがあれば、そちらのほうが聞き取りやすくなります。
mp4、mov、webmなどの動画ファイルをそのままアップロードできます。音声を抜き出す作業は要りません。字幕はSRTまたはVTTで書き出します。
YouTubeのリンクから文字起こしできます。自分の番組の過去回をまとめてテキスト化したいときに向いています。
リモート収録で出演者ごとに別の音声ファイルがある場合は、編集後にまとめた1本のファイルを使うと、会話の流れどおりの文字起こしになります。ホストとゲストの発言を分ける話者の自動識別はプロプランの機能です(7日間の無料トライアルあり)。YouTube動画の文字起こしはYouTube文字起こしの方法で詳しく説明しています。
EXAMPLE
文字起こしと要約から作ったショーノートの例です。番組名、ゲスト、内容はすべて架空です。チャプター時刻は、文字起こしのタイムスタンプを元の音声で確かめてから書きます。
架空の番組のショーノート
#27 はじめての採用で失敗しないために(ゲスト:山本さん) 【今回の内容】 創業3年目で初めて採用を担当した山本さんに、募集の出し方から面接で聞くことまで、最初の半年で学んだことを聞きました。 【チャプター】 00:00 オープニング 02:15 最初の募集で応募がゼロだった理由 14:40 面接で「全員に同じ質問」をするようにした話 27:05 内定を辞退されたときに見直したこと 38:30 リスナーからの質問 44:10 エンディング・次回予告 【紹介した情報】 ・厚生労働省「公正な採用選考の基本」 ・前回の回:#26 はじめての評価面談 【次回】 #28 は、リモートワークの評価について話します。 ※この回の文字起こしはAIで作成し、出演者が確認しています。
EXPORT
文字起こしはWord、Excel、SRT、VTT、TXT、HTML、CSV、JSONで書き出せます。タイムスタンプと話者名を含めるかどうかも選べます。
| 形式 | 向いている用途 | タイムスタンプ・話者名 |
|---|---|---|
| SRT・VTT | 動画版やショート動画の字幕 | 字幕の表示時刻として使う |
| Word | 記事化、ゲストへの確認依頼 | 確認用は含める、公開用は外す |
| TXT | テキスト版の公開、ブログへの貼り付け | 用途に合わせて選ぶ |
| CSV・Excel | 過去回の発言リスト、企画の素材整理 | 含めると並べ替えや検索がしやすい |
記録と編集の実例
番組の概要は内容を選ぶ助けになります。一方、音声を聞かずに内容へアクセスするための文字起こしには、必要な発言や音の情報を残します。
| 音声の内容 | 短い要約 | 内容を追える記録 |
|---|---|---|
| ゲストが提案を二つ比較し、一つを選ぶ | 「新しい案を検討」 | 二案と選んだ理由を、話者付きの文章で残す |
| 音を聞いて道具を当てる場面 | 「実演しました」 | [金属を二回たたく音]など理解に必要な音を説明 |
| 司会とゲストの応答 | 話者を省いた一文 | 誰の質問と答えかを残す |
| 補足した説明 | 音声にない文章 | [編集注]などで発言と区別 |
W3C WAIは、文字による代替情報に意味のある発話と非音声の情報を含める考え方を示しています。すべての音を細かく記述するのではなく、内容を理解するために必要な情報を確認します。
収録素材から途中を二か所カットすると、後半の時刻差は一つではありません。公開版を基準に、区間ごとの対応を確認します。
| 区間 | 収録素材の時刻 | 公開版の時刻 | 確認 |
|---|---|---|---|
| 冒頭 | 00:00〜02:00 | 00:00〜02:00 | 変更なし |
| 雑談を削除した後 | 03:00〜10:00 | 02:00〜09:00 | ここから1分短い |
| 中盤も削除した後 | 10:30〜 | 09:00〜 | ここから合計1分30秒短い |
| 公開前 | 収録版の文字起こし | 公開音声と再生照合 | 削除した発言と全チャプター時刻を確認 |
自動広告の挿入などで配信時刻が変わる場合もあります。公開音声の版・確認日を残し、一律の時刻補正だけで仕上げないでください。
この表をCSVで保存・編集する(UTF-8 BOM)動画版で「このグラフ」と言っているだけでは、文字を読む人に内容が伝わりません。映像から補った情報は、話された言葉と区別します。
| 素材 | 音声だけの文字起こし | 必要な補足の例 |
|---|---|---|
| 画面に比較表 | 「こちらが前回の結果です」 | [画面:試行前と試行後の待ち時間を比較した表] |
| 話者の名前がテロップのみ | 「よろしくお願いします」 | [出演:山本さん、番組内の紹介表記] |
| グラフの細字が読めない | 数値は発言されていない | 数値を推測せず、元資料を確認 |
| 字幕から文章へ | 発言しか含まれない字幕 | 最終動画を見て、理解に必要な視覚情報を補う |
補足は[画面]や[編集注]とラベルを付けます。音声だけの番組に、存在しない映像情報を追加するための手順ではありません。
英語原文の扱い
同じ司会者が読む広告でも、本編の発言と分けておくと、後から引用やショーノートの対象を選びやすくなります。音楽区間に存在しない言葉を補いません。
| 架空の区間 | 記録上のラベル | 公開前の確認 |
|---|---|---|
| 00:00–00:12 | [intro music] | 歌詞を聞き取れない場合に推測で作らない。 |
| 00:12–00:35 | Host-read sponsor message | 広告として区別。本編の見解と混ぜない。 |
| 00:35–08:00 | Interview: host / guest | ゲストとの会話を話者・時刻付きで残す。 |
| 08:00–08:15 | [editorial note: outro trimmed] | 編集の説明は発言本文と分ける。 |
エピソード区間マップ 音源ID: 音楽区間: 広告・提供メッセージ: 本編の開始・終了: ゲスト発言の対象区間: 編集で削除した区間(理由):
会話中の引用を切り出すと、誰の意見だったかが抜けやすくなります。引用候補の前後も確認し、公開用の表現として確認した状態を残します。
| 架空の会話 | 誰の発言か | 引用メモ |
|---|---|---|
| Guest: Our editor said, 'Keep the first draft.' | ゲストが編集者の言葉を紹介 | ゲスト自身の方針と決めつけない。 |
| Host: Do you agree with that? | 司会者の質問 | 賛成と仮定した引用にしない。 |
| Guest: Sometimes, but not for every episode. | ゲストの条件付き回答 | Sometimesとnot for every episodeを落とさない。 |
ゲスト引用の確認票 音源ID・時刻: 録音の話者: 引用された人物: 原文の前後: 引用文案: 確認状態/確認担当: 省略で意味が変わらないか:
読みやすいショーノートは、逐語録と別の成果物です。編集した紹介文に引用符を付けて、ゲストの原文のように見せないでください。
| 成果物 | 架空の例 | 原発言との対応 |
|---|---|---|
| 原文 04:20–04:30 | We tested the draft with two colleagues. It helped us spot unclear parts, but we still needed another review. | 限定条件まで含む原文。 |
| ショーノートの要約 | ゲストは同僚との試行で不明瞭な箇所を見つけ、その後も確認を続けた。 | 人が書いた日本語の要約。自動翻訳結果ではない。 |
| 短い直接引用 | “we still needed another review” | 該当区間へ戻って引用の前後を確認する。 |
| 避けたい紹介 | 「二人に見せれば確認は完了する」 | 原文と逆の結論を追加している。 |
要約を貼るだけでなく、聞く人が内容を選び、元情報を確かめられる構成に整えます。
今回の問いと、聞きどころを2〜3文で
名前、肩書、紹介先リンクを確認して記載
時刻+話題。音声を確認して境界を調整
書籍、サービス、固有名詞、URLを原典で確認
発言の意味を変えない範囲で簡潔に整理
購読、関連回、問い合わせなど、目的を一つに
文字起こしを蓄積すれば、以前話したテーマやゲストの発言を探し、関連記事、再編集、次回企画の手がかりにできます。検索語の言い換えや、見つけた発言を元の音声で確かめる手順は録音から発言を検索する方法で紹介しています。
#42 チームの信頼をどうつくるか
該当する発言と時刻を確認
#18 働く場所とコミュニケーション
該当する発言と時刻を確認
収録済みの音声・動画ファイルをKlangへアップロードして文字起こしできます。音声はmp3、wav、m4a、aac、ogg、opusなど、動画はmp4、mov、webmなどに対応し、1ファイル10GBまでアップロードできます。フリープランでも文字起こしは無制限です。
はい。文字起こしをSRTまたはVTTで書き出せば、動画編集ソフトや配信先で字幕として読み込めます。固有名詞と字幕の切れ目は、公開前に確認してください。
話者の自動識別はプロプランの機能で、7日間の無料トライアルで試せます。自動で分けた後も、話者名と引用に使う発言は元の音声で確認してください。
このページで案内しているのは、収録済みファイルをアップロードする方法です。RSSフィードの自動取り込みを案内するものではありません。
Klangの要約をショーノートの下書きに活用できますが、公開作業そのものを自動化する案内ではありません。人名、リンク、引用、チャプター時刻を確認し、配信先の編集画面で仕上げてください。
AIの出力は下書きです。話者、固有名詞、数字、引用、聞き取りにくい箇所を元音声で確認し、出演者との公開範囲や編集方針にも従ってください。
音声での出演に同意していても、テキストでの全文公開や記事化まで同意しているとは限りません。収録前に、文字起こしの公開範囲と、公開前に本人が確認できるかを決めておくと安心です。
ファイルアップロードの詳しい流れは、音声ファイル文字起こしページで確認できます。