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各製品の料金・言語・データの扱いは2026年10月11日時点の公式サイトとヘルプセンターの情報です。文字起こし精度の実測比較は行っていません。料金は特に断りがなければ1ユーザーあたりの月額(米ドル)です。
執筆・運営:Klang AI AB(Klangの提供元です。他社製品の記述は各社の公式ページに基づき、出典を各節に記載しています)
結論:日本語の文字起こしは7製品とも対応
2026年10月11日時点で、7製品はどれも日本語の音声を文字にできます。選ぶときの差は、文字起こしの前後にあります。
画面の言語は製品によって違います。tl;dvとTactiqは画面を日本語に切り替えられます。Otter.aiとGranolaは、画面は英語のままと公式ヘルプに書いています。Fireflies.ai、Fathom、Read AIは、画面の日本語化について公式の案内を見つけられませんでした。
言語の決め方も違います。Otter.aiとTactiqは、会議の前に1つの言語を選ぶ方式です。日本語を選ばずに録った会議を、後から日本語で処理し直すことはできません。Otter.aiが日本語に対応したのは2025年11月で、7製品の中では新しい対応です。
料金はtl;dvを除いて米ドル建てです。データの保存先は、Fathom、Granola、Read AIが米国、tl;dvがドイツと案内しています。日本国内での保存を標準の選択肢として案内している製品は、公式情報では見つかりませんでした(Fireflies.aiはEnterprise向けに保存場所を選べるPrivate Storageを案内しています)。
国内のデータセンターで保管する製品は、Otolio(旧スマート書記)とKlangの比較で取り上げています。
この記事の範囲
各社の公式サイトとヘルプセンターの記述をまとめたものです。同じ音声での精度テストは行っていません。日本語の精度は、自分たちの会議を録って確かめてください(手順は最後の節にあります)。海外AI議事録ツールの日本語対応表
画面の言語、日本語の文字起こし、記録の方式、料金、データの扱いを並べました。表は横にスクロールできます。
| 製品 | 日本語の画面 | 日本語の文字起こし | 記録の方式 | 無料プランと有料プランの例 | データの保存とAI学習 |
|---|---|---|---|---|---|
| Otter.ai | なし(英語のみ) | 対応(2025年11月〜)。会議の前に日本語を選ぶ。1つの会話は1言語 | ボットが参加(Zoom・Meet・Teams)。モバイルアプリで対面 | Basic無料(月300分・1会話30分)。Pro 月払い$16.99・年払いで月$8.33(2026年10月時点の通常価格。キャンペーン価格は公式サイトで要確認) | AWSに保存(地域の明記なし)。匿名化したデータで自社モデルを学習と案内 |
| Fireflies.ai | 公式情報なし | 100以上の言語に日本語を含む。既定の言語か自動判定を選ぶ | ボット「Fireflies.ai Notetaker」。デスクトップアプリはボットなし | 無料プランあり。Pro 月払い$18・年払いで月$10(2026年10月時点) | 「AIの学習に使わない」と案内。SOC 2 Type II |
| Fathom | 公式情報なし | 38言語に日本語を含む。多言語対応は段階的に提供中と案内 | ボットか、ボットなしの記録を選べる。デスクトップアプリ | 無料で録画・文字起こし無制限(AI機能は回数制限)。Premium 月払い$20・年払いで月$16(2026年10月時点) | 米国に保存。匿名化したデータで自社モデルを学習(オプトアウト可) |
| Granola | なし(英語のみ) | デスクトップ31言語・モバイル17言語に日本語を含む | ボットなし。パソコンのシステム音声とマイクを録る | Basic無料(履歴30日)。有料プランは月払いか年払いかの表記がないため、価格は公式サイトで要確認 | 米国のAWSに保存。録音は残さない。既定で匿名化データを改善に利用(オプトアウト可) |
| Read AI | 公式情報なし | 35以上の言語に日本語を含む。主な言語を自動判定 | ボットが参加。Google Meetはボットなしの連携も | 無料は月5会議・1時間まで。Pro 月払い$19.75・年払いで月$15(2026年10月時点) | 米国(バージニア)のAWSに保存。学習への利用は既定でオフ |
| tl;dv | あり | 30以上の言語に日本語を含む。録画ごとに言語を変更できる | ボットが参加。デスクトップアプリはボットなし | 無料プランあり。Pro 月払い4,980円(日本語サイト表示・2026年10月時点) | ドイツ(AWSフランクフルト)などで処理・保存。学習に使わない |
| Tactiq | あり | 30以上の言語に日本語を含む。会議の字幕と同じ言語に合わせる | Chrome・Edgeの拡張機能。ボットは参加しない | 無料は月10件。Pro 年払いで月$8(2026年10月時点。月払いの価格は公式サイトで要確認) | OpenAIのエンタープライズAPIを使い、API経由のデータは学習に使われないと案内 |
| Klang(参考) | あり | 日本語・英語を含む17言語を区間ごとに自動判定 | ボットが参加(Zoom・Teams・Meet)。ブラウザ録音、モバイルアプリ、ファイル | フリープランで文字起こし無制限。プロ 月払い1,180円・年払い月980円(税込) | 会話データをAIの学習に使わない。ISO/IEC 27001:2022認証 |
Otter.aiの日本語設定と無料枠はOtter.aiの日本語対応ガイド、tl;dvの人数別の費用はtl;dvとKlangの比較で詳しく確認できます。
Fireflies.aiのプラン別の料金と無料プランの条件はFireflies.aiの日本語対応と料金にまとめています。
拡張機能型のTactiqは、Tactiqの使い方と料金で、日本語の会議での注意点と合わせて詳しく説明しています。
ボット型・デスクトップ型・拡張機能型の違い
記録の方式は、会議の参加者から何が見えるかと、どの会議を記録できるかを決めます。
- ステップ1
ボット型:Otter.ai・Fireflies.ai・Read AI・tl;dv
記録用のボットが参加者として会議に入ります。自分が欠席した会議も記録できる一方で、参加者一覧にボットの名前が表示されます。社外の会議では、主催者がボットの入室を許可しない場合があります。
- ステップ2
デスクトップ型:Granola・各社のデスクトップアプリ
パソコンで流れている音声とマイクを録ります。ボットは会議に入りません。Granolaはこの方式だけで、Fireflies.ai、Fathom、tl;dvもボットなしで録るデスクトップアプリを提供しています。自分が参加している会議しか記録できません。
- ステップ3
拡張機能型:Tactiq
ChromeやEdgeの拡張機能として、ブラウザで開いた会議を文字にします。ボットは入りません。ZoomやTeamsをデスクトップアプリで開いた会議は、拡張機能では記録できないと案内されています。
- ステップ4
対面の会議
Otter.ai、Fireflies.ai、Granola、Read AI、tl;dvはスマートフォンのアプリで対面の会話を録れます。Tactiqはブラウザの会議が中心で、対面の録音機能は公式情報で確認できませんでした。
会議に表示される記録の通知
海外ツールは、記録していることを参加者に知らせるメッセージを会議のチャットに送るものが多くあります。急に英語や日本語の自動メッセージが表示されたら、誰かがツールで記録しています。
Tactiqの既定の英語メッセージは「Hi everyone, this is an automated message to let you know my Tactiq extension is transcribing this meeting for me so I can give my full attention to you.」です。日本語ヘルプでは「皆さんこんにちは。これは自動メッセージです。Tactiq 拡張機能を使用して、この会議を文字起こししています。皆さんとの会話に集中するためです。」と訳されています。無料プランではこの通知は常にオンで、止めるにはProかTeamプランが必要です。
Read AIは、会議に参加したことをチャットで知らせ、誰が招待したかを表示します。参加者がチャットに「Read Stop」と書くと記録が止まり、「Opt Out」と書くと記録が止まってデータも削除されます。Fireflies.aiのボットは「Fireflies.ai Notetaker」という名前で参加します。
通知が出ても、録音の同意を得たことにはなりません。Granolaのヘルプは、同意を得る責任は利用者にあると書いています。社外の会議で記録するときは、会議の冒頭で記録することとその目的を口頭でも伝えます。
海外ツールが向いている場面
次の条件では、海外のツールのほうがKlangより合う可能性があります。
ボットを会議に入れたくない
GranolaやTactiqは、ボットを参加させずに記録します。社外の参加者にボットを見せたくない会議に向いています。
英語の会議が中心
英語圏で育った製品は、英語の会議の要約や、英語圏のツールとの連携が充実しています。
翻訳した要約がほしい
Read AIは出力言語を選べ、Fathomは一部の言語で要約の翻訳を案内しています。Klangに翻訳機能はありません。
多くの言語を扱う
Fireflies.aiは100以上の言語に対応しています。Klangは17言語で、中国語・韓国語には対応していません。
一方で、画面とサポートを日本語で使いたい場合、円建ての料金で稟議を通したい場合、会話データをAIの学習に使わないことを条件にしたい場合はKlangが候補です。データの扱いはKlangのセキュリティで確認できます。
日本語の会議で試すときの確認手順
無料プランの範囲で、同じ会議を2つのツールで記録して比べます。
- ステップ1
日本語を先に設定する
言語を会議の前に選ぶ製品では、設定画面で日本語を選んでから記録します。Tactiqは、会議ツールの字幕の言語とも合わせます。
- ステップ2
日本語と英語が混ざる会議を1本入れる
社名や製品名に英語が入る会議を選ぶと、言語の切り替えの差が分かります。参加者には記録することを伝えます。
- ステップ3
固有名詞と決定事項を数える
人名・社名の誤り、決定事項とタスクの拾い漏れを数えます。要約が英語で出る場合は、日本語で出す設定があるかも確認します。
- ステップ4
データの扱いを社内のルールと照らす
保存先の国、AI学習への利用、保存期間を表で確認し、社内のセキュリティ担当に確認します。
KLANG
日本語の画面と円建ての料金で、今日から試す
Klang(クラング)は、会議ボット・ブラウザ録音・モバイルアプリで会議を記録し、日本語の文字起こし、AI要約、決定事項・タスクを作ります。画面もヘルプも日本語です。フリープランは0円で文字起こし無制限、クレジットカードも不要です。
話者の自動識別、用語集、外部ツール連携はプロプラン(月払い1,180円、年払いなら月あたり980円、1ユーザー・税込)で使えます。
- Zoom・Teams・Google Meetの会議ボット。録音ファイルは1つ10GBまでアップロード
- 日本語と英語が混ざる会議も、区間ごとに言語を自動判定
- ISO/IEC 27001:2022認証。会話データをAIの学習に使わない
よくある質問
海外のAI議事録ツールは日本語で使えますか?
Otter.ai・Fireflies.ai・Fathom・Granola・Read AI・tl;dv・Tactiqは、2026年10月11日時点でいずれも日本語の文字起こしに対応しています。ただし画面を日本語にできるのはtl;dvとTactiqで、OtterとGranolaは画面が英語のみと公式に案内しています。
Tactiqの「皆さんこんにちは。これは自動メッセージです」というメッセージは何ですか?
参加者の誰かが、ブラウザの拡張機能Tactiqで会議を文字起こししていることを知らせる自動メッセージです。Tactiqの日本語ヘルプでは「皆さんこんにちは。これは自動メッセージです。Tactiq 拡張機能を使用して、この会議を文字起こししています。皆さんとの会話に集中するためです。」と訳されています。無料プランではこの通知を止められません。
会議に知らない記録ボットが入ってきたらどうすればよいですか?
まず主催者に、誰がどのツールで記録しているかを確認します。Read AIの場合、参加者はチャットに「Read Stop」と書くと記録を止められ、「Opt Out」と書くと記録を止めてデータを削除できると案内されています。記録を断りたいときは、その場で主催者に伝えます。
海外ツールで日本語と英語が混ざる会議を記録できますか?
ツールごとに違います。Otter.aiとTactiqは1つの会議で1つの言語を使う仕組みで、会議の前に言語を選びます。GranolaやFireflies.aiには会議中の切り替えや自動判定の機能があります。Klangは日本語・英語を含む17言語を区間ごとに自動判定します。
海外のAI議事録ツールの料金は円で払えますか?
多くは米ドル建てです。tl;dvは日本語サイトで円の料金を表示しています。ドル建ての料金は為替で毎月の支払額が変わるため、年払いの場合は年額をまとめて確認します。Klangの料金は円建てで、プロプランは月払い1,180円(税込)です。