Gemini × Google Meet
Geminiで議事録:Google Meetの「自動メモ生成」の使い方
Google MeetでGeminiに議事録を任せるには「自動メモ生成」を使います。会議中に右上のアイコンから「メモの作成を開始」を押すと、会議後にメモのGoogleドキュメントが主催者のドライブに保存され、カレンダーの予定に添付されます。主催者がBusiness Standard以上のWorkspace、またはGoogle AI Pro・Ultraを使っている必要があります。
更新日:
Google公式ヘルプとWorkspace Updatesの確認日:2026年10月11日(仕様は変更されることがあります)
執筆・運営:Klang AI AB(Klangは議事録専用ツールの提供元です。他社製品の記述は各社の公式ページに基づきます)
「自動メモ生成」が使えるプランと条件
「Gemini 議事録」で調べて出てくる情報は、Google Meetの自動メモ生成と、Geminiアプリに録音を渡す方法が混ざっています。このページはMeetの会議中に動く自動メモ生成の解説です。使えるかどうかは、参加者ではなく会議の主催者のプランで決まります。
| 項目 | 公式情報 |
|---|---|
| 対象のGoogle Workspace | Business Standard・Business Plus、Enterprise Standard・Enterprise Plus、Frontline PlusBusiness Starter、Enterprise Starter、Education(アドオンなし)は一覧にありません。 |
| 個人のGoogleアカウント | Google AI ProまたはGoogle AI UltraGoogle AI Plusは一覧にありません。無料の個人アカウントでは使えません。 |
| 判定の基準 | 会議の主催者のエディション。参加者側のプランではありません他社が主催する会議では、その会社の契約と設定に従います。 |
| 管理者の設定 | 仕事用・学校用アカウントでは、Workspace管理者が機能を有効にしている必要があります |
| 対応言語 | 日本語・英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語1つの会議で使える言語は1つ。日英が混ざる会議には対応していません。 |
| 会議の長さ | 15分〜8時間15分未満の会議では、メモの品質が下がることがあります。 |
| 日本語でベータの部分 | 「決定事項」のセクションと、セクションの選択は日本語ではベータ版の利用者のみ |
手元の録音ファイルをGeminiアプリに添付して議事録にする方法は、Geminiで文字起こし・議事録を作る方法とプロンプトで解説しています。
「自動メモ生成」の対象外のアカウントで主催された会議は、Google Meetの文字起こしツールで議事録の下書きを作れます。
Google Meetで議事録を取る手順
パソコンのブラウザ(meet.google.com)での手順です。定例会議なら、カレンダーの予定に最初から設定しておくと開始し忘れがありません。
- ステップ1
予定を作るときに設定しておく
主催者はGoogleカレンダーで予定を作成・編集するとき、ビデオ会議のオプションで自動メモ生成をオンにできます。「この会議の今後のセッションでもオンにする」は初期状態で選ばれています。
- ステップ2
会議中に開始する
会議に参加したら、画面右上の自動メモのアイコンを押し、「メモの作成を開始」を選びます。参加者にはメモを取っていることが表示されます。
- ステップ3
送信先とメモの長さを選ぶ
主催者と共同主催者は「メモの送信先」で、メールを送る範囲を選べます。「メモの長さ」は「標準」と「より長く」から選びます。
- ステップ4
会議後にドキュメントを確認する
会議が終わると、メモのリンクと要約、おすすめの次のステップを載せたメールが届きます。ドキュメントは主催者のドライブとカレンダーの予定から開けます。
- ステップ5
決定事項とタスクを確かめる
「完全なメモ」のタブで、決定事項と次のステップの担当者・期限を確かめます。日本語では決定事項の欄が出ない場合があるため、概要から拾います。
- ステップ6
社内の議事録の形に整える
自動メモは議事録の下書きです。社内の書式がある場合は、議事録テンプレートの項目に沿って転記し、確定版を共有します。
社内の書式がまだなければ、議事録テンプレートから始められます。
メモの保存先と共有範囲
自動メモは主催者のドライブに保存されます。主催者が異動や退職をしたときに議事録の置き場所が分からなくならないよう、保存先と共有範囲を最初に確認しておきます。
| 項目 | 公式情報 |
|---|---|
| 保存先 | 主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダ。会議ごとにサブフォルダができます従来の「Meet Recordings」フォルダは、2026年9月から「Legacy Meet Recordings」に名前が変わり、新しいフォルダに移されます。 |
| カレンダー | Googleカレンダーの予定にメモが添付されます |
| ドキュメントの構成 | 「クイックメモ」(短い要約、既定)と「完全なメモ」の2つのタブ「メモの長さ」で「標準」か「より長く」を選べます。 |
| メールが届く人 | 主催者の設定で「すべての招待済みゲスト(組織外を含む)」「組織内の招待済みゲスト」「主催者と共同主催者のみ」から選択「招待済みゲスト」は実際の出席者ではなく、カレンダーの招待に入っている全員です。 |
| その場で始めた会議 | 予定のない会議では、メモは主催者と開始した人にだけ共有されます |
| 保持期間 | 組織のMeetの保持ポリシーに従います |
社外の参加者にも届く設定に注意
送信先を「すべての招待済みゲスト(組織外のユーザーも含む)」にすると、社外の参加者にもメモのリンクが届きます。社内の打ち合わせの延長で取引先との会議を開く場合は、会議ごとに送信先を確認してください。「メモを取る」が使えないときの確認
「Gemini 議事録 できない」で多いのは、ボタンが表示されない、押せない、英語で出てくるの3つです。症状から原因と対処を探せるようにまとめました。
| 症状 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 右上に自動メモのアイコンが出ない | 主催者のエディションが対象外、管理者が無効にしている、スマート機能がオフ | 主催者のプランを確認し、仕事用アカウントなら管理者に有効化を依頼します |
| 「メモの作成を開始」を押せない | 主催者だけが操作できる設定になっている | 主催者か共同主催者に開始してもらいます |
| メモが英語で出てくる | 会議の言語が日本語になっていない | 別の言語で30秒以上話すと「言語を変更」の通知が出ます。次回以降の会議には引き継がれません |
| 「決定事項」の欄がない | 日本語では決定事項のセクションがベータ版の利用者のみ | 概要と次のステップから自分で決定事項を拾い、文字起こしで確かめます |
| メモが短く、中身が薄い | 会議が15分未満、または「メモの長さ」が標準 | 「より長く」を選ぶか、「完全なメモ」のタブを開きます |
| 参加者にメモが届かない | 送信先が「主催者と共同主催者のみ」、またはグループアドレスで招待している | 送信先の設定を変えるか、グループのメンバーに個別にアクセスをリクエストしてもらいます |
Meet以外の会議と対面の会議
自動メモ生成はGoogle Meetの機能です。2026年8月からは、Meetのホーム画面から対面の会議のメモも取れるようになりました。一方で、ZoomやTeamsの会議、録音済みのファイルは対象外です。
対面の会議では、Meetのホーム画面(Webまたはスマートフォン)で「Take notes」を選ぶと、Geminiが会議中の音声を取り込み、終了後に要約・アクションアイテム・文字起こしをまとめたGoogleドキュメントをドライブに保存します。Googleの発表では、Androidは2026年8月11日、Webは8月14日以降、iOSは8月31日以降から順に提供されています。対象プランは自動メモ生成と同じです。
ZoomやMicrosoft Teamsで開かれる会議については、Googleの公式ヘルプに記載がありません。取引先の会議ツールが混在する場合や、録音済みのファイルを議事録にしたい場合は、Geminiアプリに録音を添付する方法か、会議ツールを問わない議事録専用ツールを使います。会議への入り方による道具の違いはAIノートテイカーとは:Bot型・デスクトップ型・デバイス型の違いで、対面の会議をスマートフォンで録音する方法は文字起こしアプリのページで整理しています。
録音済みのファイルを資料と一緒に分析するなら、Gemini Notebook(旧NotebookLM)も候補です。無料版の上限はNotebookLMの料金と無料版の上限にまとめています。
Geminiの自動メモと議事録専用ツールの違い
どちらが優れているかではなく、得意な仕事が違います。Geminiの自動メモは手元の資料を柔軟に整えるのが得意で、議事録専用ツールは会議を記録として残し、確認・共有するのが得意です。
| 観点 | Geminiの自動メモ | 議事録専用ツール(例:Klang) |
|---|---|---|
| 使える会議 | Google Meetの会議と、Meetから始める対面の会議。主催者のプランが条件 | KlangはZoom・Teams・Google Meet・対面・録音ファイル。フリープランから使える |
| 日英が混ざる会議 | 1つの会議で1言語のみ | Klangは区間ごとに言語を判定し、日英が混ざる会議も文字起こしできる |
| 記録の単位 | Geminiの自動メモとの会話(チャット)の中に結果が残る | 会議ごとの記録(音声・文字起こし・要約)がフォルダに残る |
| 確認のしかた | 出力を元の録音と自分で突き合わせる | Klangでは文をクリックすると該当箇所の音声が再生される |
| 共有と権限 | 出力をコピーして別の場所へ貼り付ける | Klangではフォルダ単位でメンバーに共有できる。プロプランではSlack・Notionなどへ自動送信も可能 |
| 向いている場面 | 手元の録音や文字起こしを一回だけ整えたいとき | 会議が毎週続き、あとから検索・比較・引き継ぎをしたいとき |
Geminiの自動メモの欄は、Googleの公式ヘルプとWorkspace Updatesに記載された内容だけで作成しています。社内の会議がすべてGoogle Meetなら、自動メモ生成で十分な場合も多くあります。
- Q1
会議はこの一回だけで、あとから検索したり引き継いだりしない?
はい → Geminiの自動メモで十分なことが多い。出力は元の録音と照合してから使う
- Q2
「誰が言ったか」「何分ごろか」を根拠として残す必要がある?
はい → 話者と時刻が残る文字起こしを先に作る(専用ツール、または会議ツール標準の文字起こし)
- Q3
同じテーマの会議が続き、チームで共有・比較したい?
はい → 会議を記録として蓄積できる専用ツールが向く。必要な回だけ生成AIに渡す
どれにも当てはまらなければ「いいえ」の側、つまりGeminiの自動メモだけで進めて問題ありません。3つの質問は、記録の使われ方を確かめるためのものです。
KLANG
Meet以外の会議も、同じ場所に議事録を
Klang(クラング)の会議アシスタントは、Google Meetに加えてZoomとMicrosoft Teamsにも参加し、会議ごとに文字起こし・要約・決定事項・タスクを残します。対面の会議はスマートフォンのアプリで録音でき、録音ファイルのアップロードにも対応します。
フリープランでも文字起こしは無制限です。話者の自動識別と、SlackやNotionへの自動送信はプロプラン(月払い1,180円、年払いなら月あたり980円、1ユーザー・税込)で使えます。
- 他社が主催するMeet・Zoom・Teamsの会議も、主催者の許可があれば記録できる
- 要約の一文から元の発言と音声にすぐ戻れる
- 会話データをAIモデルの学習に利用しません。ISO/IEC 27001:2022認証
よくある質問
Google MeetのGeminiで議事録を作るには、どのプランが必要ですか。
Google Meetの「自動メモ生成」は、主催者がGoogle WorkspaceのBusiness Standard・Business Plus・Enterprise Standard・Enterprise Plus・Frontline Plus、または個人向けのGoogle AI Pro・Google AI Ultraを使っている場合に使えます。Business Starterと無料の個人アカウントでは使えません(2026年10月11日時点)。
Geminiの自動メモは日本語に対応していますか。
Google Meetの「自動メモ生成」は日本語に対応しています。ただし1つの会議で使える言語は1つで、日英が混ざる会議には対応していません。日本語では「決定事項」のセクションがベータ版の利用者のみ表示されます。
Geminiの自動メモはどこに保存されますか。
Google Meetの自動メモは、主催者のGoogleドライブの「Google Meet」フォルダに、会議ごとのサブフォルダとして保存され、Googleカレンダーの予定にも添付されます。メールで届く範囲は主催者が「招待済みゲスト全員」「組織内のゲスト」「主催者と共同主催者のみ」から選びます。
ZoomやTeamsの会議でもGeminiの自動メモは使えますか。
Googleの公式ヘルプが案内しているのは、Google Meetの会議と、Meetのホーム画面から始める対面の会議です。ZoomやMicrosoft Teamsの会議については記載がありません。録音済みのファイルを議事録にしたい場合は、Geminiアプリに添付する方法か、議事録専用ツールを使います。
Geminiの「メモを取る」が表示されないのはなぜですか。
Google Meetで自動メモのアイコンが表示されない主な原因は、主催者のエディションが対象外であること、Workspace管理者が機能を無効にしていること、スマート機能がオフになっていることの3つです。他社が主催する会議では、その会社の契約と設定に従います。
ほかの生成AIで議事録を作る場合
社内で使える生成AIは会社ごとに違います。同じ観点(入力できる録音、話者と時刻、データの扱い、確認の手間)で整理した姉妹ガイドです。
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