こう聞くと、こう返ってくる
MCPでつながったAIは、質問に合わせてKlangの会議を自分で検索し、必要な会議を開いて読み、どの会議の何分ごろの発言かを添えて答えます。下は9つの質問と、そのときAIがKlangに対して行う操作、返ってくる回答の例です。
9月の商談で、価格について出た懸念を顧客ごとにまとめて。
search-conversationsget-conversation ×3
3社で価格の懸念が出ています。
サンプル商事:初年度の導入費が予算を超える。分割払いの可否を確認したいとのこと。
北浜精機:ユーザー単価より、部署ごとの定額を希望。
みなと物流:価格そのものより、年契約の途中解約の条件を気にしていました。
- 9/12 サンプル商事 提案レビュー・18:40
- 9/19 北浜精機 初回商談・07:15
- 9/26 みなと物流 見積説明・22:03
顧客インタビューで多かった不満を3つ、根拠の発言つきで。
list-conversations(タグ:顧客インタビュー)get-conversation ×8
8件のインタビューで多かった順に、①検索で目的の会議が見つからない(5件)、②会議の後に共有する手間(4件)、③英語混じりの会議の精度(3件)です。
①の代表的な発言:「先月の打ち合わせを探すのに毎回10分かかる」。
- 9/04 ユーザーインタビュー #3・12:51
- 9/17 ユーザーインタビュー #6・04:22
自分のタスクで、今週が期限のものは?
list-todos(期限:今週)
今週が期限のタスクは2件です。
・改訂版の見積を送付する(金曜まで)
・セキュリティチェックシートに回答する(木曜まで)
- 10/06 サンプル商事 提案レビュー
「採用」フォルダの面接で、リーダー経験について話した箇所を探して。
list-folderssearch-conversations(フォルダ指定)
2件の面接で該当する発言があります。
バックエンド候補Aさん:5人のチームで障害対応の当番表を作った経験。
PM候補Bさん:リーダー経験はないが、新人2名の教育を担当していたとの説明。
- 9/22 一次面接 バックエンドエンジニア・26:10
- 9/29 一次面接 プロダクトマネージャー・14:37
週次定例で、3回以上持ち越されている議題はある?
list-conversations(タイトル:週次定例・要約つき)
「問い合わせフォームの改修」が4回連続で持ち越されています。
毎回「担当の工数が空かない」で次回に回っており、担当者は決まっていません。
- 9/08 週次定例
- 9/15 週次定例
- 9/29 週次定例
- 10/06 週次定例
サンプル商事との打ち合わせを時系列にして、決まったことだけ並べて。
search-conversations(参加者:@sample.co.jp)get-conversation ×4
7/14 試験導入は営業部の10名から始める。
8/05 シングルサインオンは本導入の条件にしない。
9/12 見積は年間契約のみで提示する。
10/06 稟議は10月末の役員会にかける。
- 7/14 サンプル商事 キックオフ・31:02
- 9/12 サンプル商事 提案レビュー・40:18
先週の全社会議で、新しい評価制度について話した部分をそのまま引用して。
search-conversations("評価制度"・先週)get-conversation(該当の時間帯)
該当箇所は 18:20〜21:45 です。冒頭の発言:「評価は半期ごとではなく、四半期ごとの面談に変えます。初回は1月です」。
質疑では、既存の目標シートを引き継げるかという質問が出ています。
- 10/03 10月 全社会議・18:20
来週、Klangが記録する予定の会議はどれ?
list-calendar-events
今後7日間の予定のうち、会議アシスタントが参加する設定の会議は4件です。
「北浜精機 2回目商談」はアシスタントがオフになっています。記録しますか?
- 今後7日間 接続したカレンダーの予定
さっきの提案レビューのタスクを、Klangに登録して。
get-conversationcreate-todos(作成・編集アクセスが必要)
タスクを3件登録しました。担当者が会議で決まっていない1件は、あなたの担当にしています。
- 10/06 サンプル商事 提案レビュー
回答はKlangが作成した架空の会議にもとづくイメージで、社名・人名・日付はすべて架空です。灰色の行は、AIクライアントが呼び出すKlangのMCPツールの名前です。実際の回答の言い回しは、使うAIクライアントとモデル、ワークスペースの内容によって変わります。
AIから見えるもの、見えないもの
KlangのMCPサーバーが公開するのは、接続したユーザー本人がKlangで閲覧できる範囲だけです。管理者が接続しても、ほかの人の非公開フォルダやメモは見えません。
見えるもの
- 文字起こし会議・録音ファイルの文字起こし。話者ごとの発言と、録音の何秒目かが付きます
- 要約と要点AI要約、トピックごとの要点、決定事項、タスク、タグ、関連する会議
- ファイルとドキュメントアップロードした資料の本文、Klangで作ったドキュメント、分析レポート
- フォルダとタグフォルダの一覧と説明、タグの一覧。質問をフォルダやタグで絞り込めます
- 自分のタスクとメモ自分に割り当てられたタスク、自分だけのメモ(ほかの人のメモは見えません)
- 予定接続したカレンダーの今後7日間の予定と、会議アシスタントが参加するかどうか
見えないもの・できないこと
- 閲覧権限のない会議Klangで本人が開けない会議・フォルダは、AIからも見えません
- ほかのワークスペース1つの接続が届くのは、接続時に選んだ1つのワークスペースだけです
- 削除と共有会議の削除や共有の操作は、MCPには用意されていません
- 文字起こしの編集文字起こしの書き換えはできません。修正はKlangの画面で行います
書き込みは、接続ごとに許可する
接続時の許可画面にある「作成・編集アクセス」は、初期状態でチェックが入っています。チェックしたまま許可すると、AIからタスクの登録・完了、タグとフォルダの整理、会議名の変更、URLや会議アシスタントによる文字起こしの開始ができます。読み取りだけにしたい場合は、チェックを外してから許可してください。どちらの場合も、すべての操作はその人の権限の範囲で行われます。
設定する
どのAIクライアントでも、つなぐ先はKlangが表示する1つのURLです。違うのはログインの方法だけで、Claude・ChatGPT・Claude CodeはブラウザでKlangにログインして許可します。
- 01
KlangでサーバーのURLをコピーする
Klangの左上のメニューから「設定」を開き、「開発者」の下にある「MCP」を選びます。「MCPサーバー」に表示されたURLをコピーします。
- 02
AIクライアントにサーバーを追加する
Claude・ChatGPTではカスタムコネクタとして、Claude CodeやCursorでは設定ファイルやコマンドで、コピーしたURLを登録します。
- 03
Klangにログインして許可する
初回はブラウザでKlangのログインと、アクセスの許可を求められます。読み取りだけにする場合は「作成・編集アクセス」のチェックを外します。
- 04
チャットでKlangを有効にして質問する
会話ごとにKlangのコネクタをオンにして、普段の言葉で質問します。接続したアプリはKlangの「接続済みのアプリ」に表示されます。
AIクライアント別の追加方法
Claude(Web・デスクトップ)
「Customize」→「Connectors」で「+ Add」→「Add custom connector」を選び、名前(Klang)とURLを入力して追加します。KlangへのログインはOAuthで行うため、APIキーは不要です。チャットではKlangのコネクタを有効にして質問します。
カスタムコネクタはFree・Pro・Max・Team・Enterpriseで使え、Freeは1つまでです。TeamとEnterpriseでは、先にオーナーが「Organization settings」→「Connectors」でKlangを追加し、メンバーがそれぞれ「Connect」します。
ChatGPT
ChatGPTのWeb版で「設定」→「アプリ」→「詳細設定」から開発者モードをオンにし、コネクタ名(Klang)とURLを登録します。KlangのログインはOAuthで行うため、APIキーは使いません。
OpenAIのヘルプでは、開発者モードとMCPの全機能はBusiness・Enterprise・Eduが対象(管理者が有効化)、Proは読み取りのみで接続できると案内されています(2026年10月11日時点)。
Claude Code
ターミナルで下のコマンドを実行し、Claude Codeの中で /mcp を入力するとログインが始まります。
claude mcp add --transport http klang <コピーしたサーバーURL>ブラウザを開けない環境では、Klangの「APIキー」で発行したキーをAuthorizationヘッダーに設定します。
Cursor・その他
Cursorは現時点ではAPIキーでの接続が確実です。Klangの「設定」→「開発者」→「APIキー」でキーを作り、mcp.jsonにURLとBearerヘッダーを書きます。
Windsurf、Zed、Mistral Vibeなど、Streamable HTTPに対応したMCPクライアントであれば同じURLで接続できます。
サーバーのURLは、Klangの画面に表示されるものを使ってください。専用環境で契約している場合はURLが異なります。クライアントごとの設定ファイルの書き方はKlangのMCPドキュメント(英語)、画面の操作はヘルプセンターの「KlangとMCPクライアントの接続」にまとめています。
MCPとオートメーションの使い分け
会議が終わるたびに同じ形で届けたいならオートメーション、何を聞くか事前に決まっていない調べものならMCPが向いています。
| 方法 | 動くきっかけ | 向いている用途 |
|---|---|---|
| オートメーション | 会議の処理が終わったとき | 議事録をSlack・Notion・CRMへ毎回同じ形で届ける |
| Webhook | 会議の処理が終わったとき | 社内システムへ署名付きのJSONを送る |
| MCP | 人がAIに質問したとき | 会議をまたいだ調べもの、経緯の確認、引用探し |
MCPという規格そのものの仕組みはMCPとはで、Klangの中で会議を探す方法は録音・会議の検索ガイドで解説しています。
よくある質問
KlangのMCP連携で何ができますか。
KlangのMCP連携を使うと、ClaudeやChatGPTなどのAIクライアントから、Klangに記録した会議の文字起こし・要約・タスクを検索して質問できます。AIは関連する会議を自分で探して開き、どの会議の何分ごろの発言かを示して答えます。
KlangのMCP連携はどのプランで使えますか。
KlangのMCP連携(API・MCP連携)はプロプラン以上で使えます。プロプランは月払いで1ユーザー1,180円、年払いなら月あたり980円(税込)です。AIクライアント側の条件は別で、Claudeのカスタムコネクタは無料プランでも1つまで使えます。ChatGPTでは、開発者モードとMCPの全機能がBusiness・Enterprise・Eduの対象で、Proは読み取りのみで接続できます(2026年10月11日時点)。
MCPでつないだAIは、会議のデータを書き換えられますか。
KlangのMCP接続は、許可した場合だけ書き込みができます。接続時の画面で「作成・編集アクセス」にチェックが入っていると、タスクの登録、タグやフォルダの整理、会議名の変更、文字起こしの開始ができます。チェックを外すと読み取り専用になります。会議の削除と共有、文字起こしの編集はどちらの場合もできません。
MCPでつないだAIには、ワークスペースのすべての会議が見えますか。
いいえ。KlangのMCP接続でAIが参照できるのは、接続したユーザー本人がKlangで閲覧できる会議・フォルダ・ファイルだけです。ほかの人の非公開フォルダや、ほかの人のメモは見えません。
Klangの会議データは、ClaudeやChatGPTの学習に使われますか。
Klangは会話データをAIモデルの学習に利用しません。一方、MCPで取得した内容はAIクライアントとの会話に含まれるため、その会話の扱いはClaudeやChatGPTなど各サービスのデータ設定に従います。業務で使う前に、各サービスの学習設定と契約プランを確認してください。
MCP連携をやめるにはどうしますか。
Klangの「設定」→「開発者」→「MCP」の「接続済みのアプリ」から、該当するアプリのアクセスを取り消します。取り消しはすぐに反映され、そのAIクライアントからKlangのデータは参照できなくなります。