プレゼン・スピーチの練習
プレゼン練習のやり方。録音と文字起こしで、話す速さ・口癖・構成を直す
プレゼンやスピーチの練習は、通して話すだけでは上達しにくく、録音して聞き返すと直す場所がはっきりします。録音を文字起こしすると、話す速さを1分あたりの文字数で測り、「えー」「あの」などの口癖を数え、話の構成を目で確かめられます。一人でできる練習の手順と確認シートを紹介します。
更新日:執筆・運営:Klang AI AB
録音して振り返るプレゼン練習の手順
練習の回数を増やすより、1回ごとに「録る・読む・直す」を回すほうが、直したい点に早くたどり着けます。
- 01
本番と同じ長さで通して話す
スライドを映し、立つか座るかも本番に合わせます。途中で止めずに最後まで話します。
- 02
録音する
スマホの録音アプリやパソコンの録音アプリで録ります。口から50cm〜1mほどの場所に置くと、声の大きさも確かめられます。
- 03
文字起こしして読む
録音を文字にすると、聞き返すより速く全体を見渡せます。言い直しや口癖、話が長くなった部分が目に見えるようになります。
- 04
速さ・口癖・構成・声の4点を確かめる
次の節の方法で、1分あたりの文字数、口癖の回数、冒頭で結論を言えているか、聞き取りにくい箇所がないかを確かめます。
- 05
1回に1か所だけ直して、もう一度録る
全部を一度に直そうとすると、かえって話しにくくなります。いちばん気になった1点を決めて、次の練習で直します。
話すスピードは、文字起こしの文字数で測る
「速い」「遅い」は感覚では分かりにくいため、数字にします。文字起こしの文字数を、話した時間(分)で割ると、1分あたりの文字数が出ます。
ちょうどよい速さは、内容の難しさ、会場の広さ、聞き手が知っている話かどうかで変わります。一律の正解を目指すより、まず自分の普段の速さを測り、聞き手から「速い」「聞き取りにくい」と言われた箇所と照らし合わせて調整するほうが実用的です。
全体の速さが同じでも、数字や固有名詞、結論の部分だけ速くなっていることがよくあります。文字起こしで区間ごとの文字数を見ると、どこで急いでいるかが分かります。原稿がある場合は、読み上げ時間の計算ツールに文字数と自分の速さを入れると、持ち時間に収まるかを事前に確かめられます。
| 練習 | 文字数 | 時間 | 1分あたり | 気づいたこと |
|---|---|---|---|---|
| 1回目 | 1,560字 | 5分 | 312字 | 後半の数字の説明が速い |
| 2回目 | 1,480字 | 5分20秒 | 約278字 | 冒頭が長くなり、時間を超えた |
| 3回目 | 1,350字 | 5分 | 270字 | 冒頭を短くして時間内に収まった |
「えー」「あの」などの口癖を数える
口癖(フィラー)は、自分では気づきにくいものです。文字起こしを検索すると、どの言葉を何回使ったかが分かります。
- 文字起こしの中を「えー」「あの」「まあ」「なんか」で検索し、回数を記録します。
- 口癖が集中している場所を探します。スライドの切り替え、質問への答え、話の区切りに出やすい傾向があります。
- 口癖を言いそうになったら、黙って一呼吸おく練習をします。短い沈黙は、聞き手には「間」として伝わります。
- 文字起こしのツールによっては、「えー」などを自動で省くものがあります。数えるときは、元の音声も聞いて確かめます。
話の構成を、文字で確かめる
聞いているときは流れがよく感じても、文字にすると結論がどこにあるか分からないことがあります。文字起こしを読んで、次の点を確かめます。
冒頭で結論を言っているか
最初の数文を読み、何を伝えたい発表かが分かるかを確かめます。背景の説明が長いと、聞き手は途中で目的を見失います。
1つのスライドで1つのことを言っているか
スライドごとに、言いたいことを1文で書き出してみます。2文以上になるスライドは、分けるか削ります。
数字が聞き取れる言い方になっているか
「1万2千件」のように、耳で聞いて分かる言い方をしているか確かめます。比べる数字は前後で単位をそろえます。
まとめで最初の結論に戻っているか
最後に、冒頭で言った結論と、聞き手にしてほしいことを短く繰り返します。
練習の確認シート
毎回同じ観点で記録すると、前回より良くなったかが分かります。目標の数字は、自分の1回目の計測をもとに決めます。
文字起こしで誤りが多い場所は、聞き手にも聞き取りにくい可能性があります。早口、語尾が消える、マイクから顔が離れている、といった原因を録音で確かめます。
| 観点 | 確かめ方 | 記録の例 |
|---|---|---|
| 全体の時間 | 録音の長さ | 5分10秒(持ち時間5分) |
| 話す速さ | 文字起こしの文字数÷分 | 1分あたり約290字 |
| 口癖 | 文字起こしを検索して数える | 「えー」12回、「あの」5回 |
| 冒頭の結論 | 最初の3文を読む | 2文目で結論を言えた |
| 聞き取りにくい箇所 | 文字起こしの誤りが多い場所を見る | 製品名が別の言葉になっていた |
| 次に直す1点 | 上の結果から1つ選ぶ | 数字の部分をゆっくり話す |
場面別:スピーチ・オンライン発表の練習
基本の手順は同じでも、場面によって確かめる点が少し変わります。
| 場面 | 練習で確かめること |
|---|---|
| 社内のプレゼン・提案 | 結論と依頼事項が冒頭で分かるか。質問されそうな箇所の答えを準備したか |
| 朝礼などの短いスピーチ | 1分などの持ち時間に収まるか。話題が1つに絞れているか |
| オンラインの発表・ウェビナー | マイクの音量と雑音。画面共有の切り替えで間が空きすぎないか |
| 面接・自己紹介 | 質問に対して最初の一文で答えているか。話が長くなりすぎないか |
Klangで練習の録音を文字にする
Klangは、録音した音声を文字起こしし、AIで要約できるサービスです。プレゼン練習では、文字数を数えたり、口癖を検索したりする下準備に使えます。
スマホのアプリやパソコンのブラウザで録音するか、録音済みのファイルをアップロードします。文字起こしが終わったら、全文を見ながら元の音声を再生できるので、気になった箇所をすぐに聞き返せます。フリープランでも文字起こしは無制限です。
AIのチャットで「冒頭の1分で何を伝えているか要約して」と聞くと、聞き手にどう伝わったかを確かめる手がかりになります。ただし、AIの要約は話した内容から作られるため、話していないことは補えません。最終的な判断は、録音を聞いて自分で行います。
練習の録音を、読める形に
録音を文字起こしすると、話す速さや口癖、構成の偏りが目で見て分かります。Klangなら、スマホやブラウザで録った練習をそのまま文字にできます。
- スマホのアプリやブラウザで録音、またはファイルをアップロード
- 全文を見ながら元の音声を再生して確認
- AIチャットで、話の要点がどう伝わったかを確かめる
よくある質問
プレゼンの練習は一人でもできますか。
できます。本番と同じ長さで通して話し、録音して聞き返すのが基本です。録音を文字起こしすると、話す速さや口癖、構成を目で確かめられるため、聞き手がいなくても直す場所が見つかります。
話すスピードはどのくらいがよいですか。
内容の難しさや会場、聞き手によって変わるため、一律の正解はありません。まず自分の普段の速さを、文字起こしの文字数÷話した時間(分)で測ります。そのうえで、聞き手から速いと言われた箇所や、数字・結論の部分を意識してゆっくり話します。
口癖の「えー」「あの」を減らすにはどうすればよいですか。
最初に、録音の文字起こしを検索して、どの言葉を何回使っているかを数えます。口癖が出やすい場所(スライドの切り替えや話の区切り)が分かったら、そこで黙って一呼吸おく練習をします。
スピーチの練習を録音するのに、特別な機材は必要ですか。
スマートフォンの録音アプリで十分です。口から50cm〜1mほどの場所に置き、静かな部屋で録ります。オンラインで発表する場合は、本番で使うマイクで録ると、音量や雑音も一緒に確かめられます。
練習の録音を無料で文字起こしできますか。
Klangのフリープランでは、文字起こしを無制限に使えます。スマホのアプリやブラウザで録音するか、録音ファイルをアップロードすると、全文を文字にできます。