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研究・卒論インタビューの文字起こし

録音から逐語録、分析できる記録へ。

同意を得た研究インタビューを話者ごとに文字起こし。元音声で引用を確認し、匿名化して、人が解釈できる分析表へつなぐ実務フローです。

TRANSCRIPT IS EVIDENCE

「なぜこのコードを付けたのか」を、元の発言と録音位置までたどれるようにする。

Klangは文字起こし、話者整理、聞き直し、要約を支援します。研究者の代わりに、分析方法の選択や学術的な解釈の妥当性を保証するものではありません。

RESEARCH WORKFLOW

同意取得から分析表まで、判断の根拠を失わない順序で進めます。

録音前は半構造化インタビューの質問ガイドで聞く内容を準備し、録音後は逐語録の書式・記入例で話者と時刻をそろえます。このページでは、その記録を分析へ引き継ぐ手順を扱います。

  1. 01

    同意とデータ管理を決める

    研究目的、録音、利用範囲、共有先、保存期間、撤回の扱いを説明し、所属機関の手続きに沿って同意を得ます。

    成果物:同意記録・管理方針

  2. 02

    話者別の逐語録をつくる

    録音をアップロードし、発言者の区切りを確認します。言いよどみなどを残す範囲は研究目的に合わせて決めます。

    成果物:逐語録の下書き

  3. 03

    録音と照合する

    固有名詞、数字、専門用語、引用候補、聞き取りにくい箇所を元音声で確認し、不確実な箇所には印を残します。

    成果物:確認済み逐語録

  4. 04

    匿名化する

    氏名だけでなく、所属、地名、役職など組み合わせで個人が分かる情報も確認し、研究方針に沿って置き換えます。

    成果物:匿名化版データ

  5. 05

    人がコード化・解釈する

    引用候補、コード、メモ、反証例を表で結びます。AIの要約は探索の補助にとどめ、分析判断と根拠は研究者が記録します。

    成果物:編集可能な分析表

FREE RESEARCH KIT

Klangを使っていなくてもダウンロードできます。所属機関の様式と研究計画に合わせて編集してください。

参加者への説明チェックリスト録音前Markdown説明事項の抜けを確認
文字起こし確認チェックリスト文字起こし後Markdown引用・数値・不明箇所を照合
質的コーディング・マトリクス分析時CSV引用と解釈のつながりを残す

FREE TEACHING PACK · 2026-09-10

原文を読み、引用にコードを付け、反例で解釈を見直す45分の演習です。授業・研修・自習で使える原文、練習用シート、記入例、共有用のWord・Excelひな形をまとめました。アカウントや録音ファイルは不要です。

Klang編集部がAIの補助を用いて作成した架空の教材です。実在する参加者・組織・調査結果や、Klangで録音・文字起こしした出力ではありません。 方法論について専門家の監修を受けた教材ではありません。

ZIPには説明書、原文、練習用・記入例のCSV、解釈メモ、既存の顧客インタビュー用DOCX・XLSXを収録しています。会議ひな形は共有用の要約枠です。逐語録や分析表とは分けて使います。CSVが文字化けする場合はUTF-8で取り込んでください。

45分の進め方

  1. 5分:原文を読む。研究の問いと架空教材の範囲を確認する。聞き手の質問も含めて全文を読む。
  2. 10分:引用とコードを結ぶ。P01の発言から引用を選び、発言ID・原文・自分のコード・理由を記入する。
  3. 10分:反例で読みを見直す。S04とS09が、最初の解釈をどう変えるか考える。異なる読みを無理に一致させない。
  4. 10分:短いメモを書く。主張、根拠の発言ID、反例、言えないこと、次に確かめたいことをまとめる。
  5. 10分:互いの根拠を確認する。引用が原文と一致するか、希望を決定と誤記していないか確認する。見本との差ではなく、根拠の説明を話し合う。

見本と同じコードを付けることが目的ではありません。引用の正確さ、理由の説明、反例、言える範囲、次の問いを互いに確認してください。

1. 架空の原文を読む

研究の問い:引き継ぎ資料を利用するとき、何が探しやすさと信頼に関わるのか。

S01〜S10は発言IDです。実際の音声・再生時刻はありません。「……」も教材の表記であり、測定した間の長さではありません。引用では原文を変えず、省略・補足をした場合は記号と理由を別に残します。

S01 · 聞き手
引き継ぎ資料で、最近困った場面を教えてください。
S02 · P01
先月、最新版がどれか分からず、二つのフォルダーを何度も開きました。
S03 · P01
急ぎだったので、前任の人にチャットで聞きました。
S04 · P01
でも、毎回困るわけではありません。目次に更新日と担当者がある資料は、自分で見つけられます。
S05 · 聞き手
記録の方法について、変えてほしいことはありますか。
S06 · P01
全部を録音して残せばいいかは分かりません。長い音声を探す時間はありません。
S07 · P01
一覧に、決まったこととまだ決まっていないことを分けてほしいです。
S08 · P01
ただ、一覧が古ければ信用しません。誰が確認したのかも知りたいです。
S09 · P01
あの……会議が少ない週は、今のままでも足りています。
S10 · P01
来月から新しい方法にする、と決めたわけではないです。試すかどうかも、まだ相談しているところです。

匿名化の練習:架空の「[架空・北浜支所]の[架空・佐藤]」を「[部署A]の[担当者B]」へ置き換え、理由をメモします。実データでは氏名だけでなく、所属や出来事の組み合わせにも注意し、機関の方針を確認してください。

2. 自分で記入したら、コーディングの見本を開く

発言IDから原文へ戻れます。コードは編集部の仮の読みで、唯一の正解ではありません。スマートフォンでは表を横にスクロールできます。

架空のP01の発言から作った8つのコード候補
コード原文の引用コード候補理由・限界
C01 → S02先月、最新版がどれか分からず、二つのフォルダーを何度も開きました。最新版の探索に手間がかかる何度も開くという本人の説明。所要時間は測定されていない。
C02 → S03急ぎだったので、前任の人にチャットで聞きました。急ぎのときは人に問い合わせる一場面の対処。常に他者に依存するとは言えない。
C03 → S04でも、毎回困るわけではありません。目次に更新日と担当者がある資料は、自分で見つけられます。更新日と担当者が自力探索を支える「資料はすべて使いにくい」という読みへの反例。因果関係の実証ではない。
C04 → S06全部を録音して残せばいいかは分かりません。長い音声を探す時間はありません。録音量を増やすだけでは探せない録音一般への拒否や、特定製品への評価と読み替えない。
C05 → S07一覧に、決まったこととまだ決まっていないことを分けてほしいです。決定と未決定を分けたい希望の表明。運用変更の決定ではない。
C06 → S08ただ、一覧が古ければ信用しません。誰が確認したのかも知りたいです。鮮度と確認者を信頼の手がかりにする何日前なら古いと考えるかは不明。追加質問が必要。
C07 → S09あの……会議が少ない週は、今のままでも足りています。会議が少ない週は現状で足りる「いつでも変更が必要」という読みを狭める反例。
C08 → S10来月から新しい方法にする、と決めたわけではないです。試すかどうかも、まだ相談しているところです。変更も試行も未決定来月開始、担当者、導入合意を補ってはいけない。

3. 仮の読み:量よりも、探して確かめられる記録が求められている

最新版の探索と人への問い合わせ(S02・S03)、見つけられる資料の条件(S04)、録音だけを増やすことへの疑問(S06)、決定の区別と確認者への希望(S07・S08)から、この読みを考えました。ただし現状で足りる場面があり(S09)、変更の合意もありません(S10)。架空の一人分の短い抜粋から、組織全体の傾向や一般的な研究結果を結論づけることはできません。

根拠をたどる:C01C02C03C04C05C06

読みを狭める反例の要約:会議が少ない週は現状で足りる(原文S09)、変更も試行も未決定(原文S10)。ここは編集部による要約です。例外を削って主張を強くしないようにします。

次に確かめたいこと:会議が多い週と少ない週で具体的な探索場面を比べ、どの更新情報を手がかりにしたかを聞く。別の読みも記録して、問いと資料の範囲を見直す。

4. AIの提案を原文で点検する

誤ったAI提案を点検するために編集部が作った文です。実際のモデルやKlangの出力・性能を示すものではありません。

P01は、来月からすべての会議を録音する運用に合意した。
原文と照合した確認例を見る

S06では全件録音の有用性に疑問を示し、S10では変更も試行も未決定だと述べている。この候補は棄却する。 AIの候補、採否と理由、根拠の発言IDを分けて残します。

授業・研修・自習のためのコピー、編集、配布ができます。利用報告、会員登録、Klangへのリンクは不要です。第三者の参考資料はこの利用許諾に含みません。編集した版は原版と区別してください。

個人を識別できる録音は個人情報に該当する場合があります。利用目的、同意、クラウドサービスへのアップロード、アクセス権、保存期間、削除、国外での取扱いなどを、研究計画と所属機関の規程に照らして確認してください。このページは研究倫理・法務上の個別助言ではありません。

卒論のインタビュー文字起こしにも使えますか?

録音の文字起こしと元音声での確認には利用できます。ただし、所属大学・研究室の倫理審査、同意取得、クラウドサービス利用、データ保管に関する規程を先に確認してください。

AIが質的データを自動で分析してくれますか?

Klangの文字起こしや要約は、内容を把握する補助として使えます。しかし、コードの定義、分類、反証例の検討、理論との接続など、研究上の分析と解釈は研究者が行い、判断過程を記録してください。

逐語録はAIの出力をそのまま使えますか?

そのまま確定版にはせず、発言者、固有名詞、数字、引用箇所、聞き取りにくい部分を元音声で確認してください。逐語の粒度も研究目的に合わせて定義します。

匿名化では氏名だけ消せばよいですか?

氏名以外にも、所属、役職、地名、出来事などの組み合わせから個人が推測される場合があります。研究計画と所属機関の方針に従って確認してください。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。