ノイズ除去
録音・音声のノイズを除去する。エアコンやサーッという雑音を、無料・ブラウザだけで
ファイルを選ぶと、録音全体から雑音の大きさを測ります。「冒頭30秒で聞き比べる」で処理前と処理後を確かめ、強さを決めてからMP3かWAVで保存します。エアコン・パソコンのファン・サーッという音のように、ずっと同じ調子で鳴っている雑音を下げる方式です。処理はブラウザの中だけで、録音はサーバーに送りません。
音声のノイズ除去ツール
MP3・M4A・WAV・MP4・MOVなど。ドラッグ&ドロップもできます。
ファイルはこの端末のブラウザ内だけで処理され、サーバーには送信されません。元のファイルは変更しません。
- 無料・登録不要。MP3・M4A・WAV・MP4・MOVを読み込めます
- 保存する前に、冒頭30秒で処理前と処理後を聞き比べられます
- ファイルは端末の中だけで処理し、サーバーには送りません
更新日:執筆・運営:Klang AI AB
音声のノイズ除去は3つの手順です
手順1
ファイルを選ぶ
上の枠に録音をドラッグするか、「ノイズを除去するファイルを選ぶ」を押します。読み込むと、波形と推定した雑音の大きさ(dBFS)が表示されます。
手順2
冒頭30秒で聞き比べる
まず「標準」のまま聞き比べます。雑音が残るなら「強め」、声がこもる・語尾が欠けるなら「弱め」に変えて、もう一度聞き比べます。
手順3
保存する
「ノイズを除去して保存する」を押すと、録音全体を処理してMP3かWAVで保存します。元のファイルは変わりません。
ノイズ除去で消せる雑音と、消せない雑音
このツールは、録音全体を通して鳴り続けている音を「雑音」として測り、その周波数だけを下げます。そのため、雑音の種類によって効き方がはっきり分かれます。
| 雑音 | よくある例 | このツールで | 理由 |
|---|---|---|---|
| サーッ・シャーという音 | ICレコーダーの感度を上げた録音、古いマイク | よく下がる | 一定の大きさで、すべての高さの音に薄く広がっているため、測った量だけ正確に下げられます。 |
| ゴー・ブーンという低い音 | エアコン、換気扇、パソコンのファン、冷蔵庫 | よく下がる | 鳴り続ける低い音です。「80 Hz以下の低い音もカットする」を併用すると、さらに下がります。 |
| 電源のハム音 | 照明やアンプの近くでの録音(東日本は50 Hz、西日本は60 Hz) | 下がる | 基本の50・60 Hzは低音カットで消え、その倍音は一定の音として下がります。 |
| 話し声・BGM・テレビ | 隣の席の会話、カフェの音楽 | 消せない | 声や音楽は、話し手の声と同じ高さで絶えず変わります。消そうとすると話し手の声まで削れます。 |
| 突然の大きな音 | 咳、ドアの開閉、キーボードを叩く音 | 消せない | 一瞬だけの音は、録音全体の雑音としては測れません。 |
| 反響・音割れ | 広い会議室、マイクに近すぎる声 | 直せない | 反響は声そのものの響き、音割れは記録の時点で失われた波形です。どちらも雑音として切り離せません。 |
雑音より声のほうが大きい録音ほど、きれいに下がります。雑音と声が同じくらいの大きさの録音は、どの強さでも声が少し欠けます。
「弱め・標準・強め」の違いと選び方
強さは、雑音とみなした音をどれだけ下げるかと、どこまでを雑音とみなすかの2つを同時に変えます。迷ったら「標準」から聞き比べてください。
| 強さ | 雑音を下げる量 | 向いている録音 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 弱め | 約10 dB(振幅で約3分の1) | 小さい声・遠い席の声が多い会議、インタビュー | 雑音はうっすら残ります。声の質感はほぼ変わりません。 |
| 標準 | 約18 dB(振幅で約8分の1) | エアコンやファンの音が気になる、一般的な録音 | 声のすき間に、かすかに水の中のような響きが残ることがあります。 |
| 強め | 約28 dB(振幅で約25分の1) | 雑音が声と同じくらい目立つ録音 | 小さい声、語尾、「さ・し・す」のような息の音が欠けることがあります。 |
下げる量は、雑音だけが鳴っている部分での目安です。声が鳴っている周波数はそのまま残すので、声の音量は変わりません。
ノイズを除去しても声そのものは大きくなりません。声が小さい録音は、除去した後で音量を上げるツールにかけると聞き取りやすくなります。順番を逆にすると、雑音も一緒に大きくなります。
AIのノイズ除去との違い
このツールはAIではありません。録音を約0.04秒ずつ周波数に分け、雑音の大きさを測って、それを超えない部分だけを下げる「スペクトル方式」のノイズ除去です。
雑音の大きさは、録音全体から最大600か所を均等に取り出し、周波数ごとに静かなほうの値から推定します。冒頭に無音がない録音でも、話の切れ目から雑音を測れます。
声を学習したAIで声を作り直すノイズ除去は、話し声やBGMまで消せる反面、録音をサーバーに送る必要があるものが多く、声の調子が変わることもあります。社外秘の会議や面談の録音を外に出したくない場合は、端末の中で終わるこの方式が向いています。
録音そのものの雑音を減らしたい場合は、次の録音の前にマイクテストで確かめるのがいちばん確実です。エアコンの吹き出し口やパソコンのファンからマイクを離すだけで、雑音は大きく下がります。
文字起こしの前に、ノイズ除去は必要か
たいていの場合、必要ありません。Klangを含むAI文字起こしは、エアコンのような一定の雑音がある録音でもそのまま文字にできます。除去を強くかけすぎると、「さ・し・す」の息の音や語尾が削れ、かえって聞き取りにくくなることがあります。
おすすめの順番は、まず元の録音のまま文字起こしし、聞き取れない箇所が多かったときだけ「弱め」か「標準」で処理したファイルを試すことです。元の録音は、内容を確かめる証拠として残しておいてください。
処理できる長さは、端末のメモリで決まります
このツールは、録音全体を端末のメモリに展開し、処理後の音声をもう1つ作ります。ほかの変換ツールより多くのメモリを使うため、扱える長さはおよそ半分です。
メモリ8GB以上のパソコンなら、音声向けの設定で約45分、高音質・WAVの設定で約25分が目安です。iPhoneやAndroidでは、端末によって約5〜20分です。長すぎる場合は、処理を始める前にその旨を表示します。
45分の録音の処理には、パソコンで数十秒かかります。処理中もページは操作でき、「中止する」で止められます。
もっと長い録音は、先にカットツールで分けてから1つずつ処理してください。文字起こしが目的なら、分けずにKlangへ元のファイルのままアップロードできます(1ファイル10GBまで)。
文字にしたい録音なら、ノイズ除去せずにアップロードできます
Klangは、mp3・m4a・wav・mp4などを元の形式のまま受け付けます。1ファイル10GBまでなので、ICレコーダーで録った長い会議も分けずにアップロードできます。ノイズを除去したファイルを使っても構いません。
文字起こしの後は、元音声を聞き直しながら本文を直し、要約・決定事項・タスクまで整理できます。フリープランは文字起こし無制限で、料金は¥0です。話者の自動識別はプロプランの機能です。
文字起こしが目的なら、変換は不要です。
Klangは元のmp4・m4a・wavのまま、1ファイル10GBまでアップロードできます。フリープランは文字起こし無制限・¥0で、クレジットカードの登録もいりません。
よくある質問
音声のノイズ除去は無料ですか?
無料で、登録も必要ありません。回数や1日あたりの上限もありません。処理できる長さは、使っている端末のメモリで決まります。
ボイスレコーダーやICレコーダーの録音にも使えますか?
MP3・WAV・M4Aで保存されている録音なら使えます。WMAなど、ブラウザが再生できない形式は読み込めません。その場合は、レコーダーの付属ソフトでMP3かWAVに書き出してから読み込んでください。
iPhoneのボイスメモ(M4A)や、スマホで撮った動画(MP4・MOV)の雑音も消せますか?
読み込めます。保存はMP3かWAVの音声ファイルになり、動画のままでは保存できません。動画の雑音を消したい場合は、保存した音声を動画編集ソフトで差し替えてください。
話し声やBGMを消して、1人の声だけ残せますか?
できません。このツールは、ずっと同じ調子で鳴っている雑音を下げる方式です。話し声や音楽は、残したい声と同じ高さで変わり続けるため、切り分けられません。
ノイズを除去すると、声もこもりますか?
「標準」までなら、声の周波数はほぼそのまま残ります。「強め」では、小さい声や息の音が欠けてこもって聞こえることがあります。保存する前に、冒頭30秒の聞き比べで確かめてください。
ファイルはどこかに送信されますか?
いいえ。読み込みから保存まで、ブラウザの中だけで処理します。録音はサーバーに送信しません。