大学の講義は、勝手に録音してもいいですか?
大学と授業によって決まりが違うため、先に確かめてください。山口大学の共通教育のように、授業の撮影・録画・録音を原則禁止とし、必要なら担当教員の許可を得るよう定めている大学もあります。シラバスや初回の説明に書かれていなければ、授業の前後に先生へ直接尋ねるのが確実です。
大学生・専門学校生の講義録音
先生の許可を確かめてスマホで録った90分の講義は、Klangにアップロードすれば全文の文字起こしとAI要約になります。試験前には全回をキーワードで検索し、AIチャットで「第3回の価格弾力性の定義は?」と聞けば、答えと根拠の時刻が返ってきます。フリープランは文字起こし無制限で、料金はかかりません。
経済学入門_第3回.m4a
89分 ・ 最前列のスマホで録音 ・ 文字起こし完了
※ 画面はイメージです。講義名・内容はすべて架空の例です。
毎週の手間は、授業後のアップロードと要約を読む10分ほどです。録音が溜まるほど、試験前の検索が効いてきます。
ステップ1
シラバスと初回の説明で録音のルールを確かめ、書かれていなければ授業の前後に先生へ一言尋ねます。録るときはスマホを教卓に近い机に置き、通知をオフにして画面を伏せておきます。
ステップ2
ボイスメモの録音は共有メニューの「ファイルに保存」で書き出してから、Klangにアップロードします。KlangのiPhone・Androidアプリで録った場合は、この手順は要りません。
ボイスメモを書き出す手順ステップ3
90分の授業でも、要約なら数分で流れを追えます。聞き逃した箇所は要約から時刻をたどり、その数十秒だけ再生します。専門用語の変換ミスはここで直しておきます。
ステップ4
「弾力性」「総収入」のような語で全回の文字起こしを検索するか、講義をまとめた分析のAIチャットに「第3回の価格弾力性の定義は?」と尋ねます。答えには根拠の時刻が付きます。
答えは大学と授業で変わります。全学で原則禁止にしている大学もあれば、学習目的の録音を授業ごとに認める先生もいます。確かめる順番は次のとおりです。
1. シラバスと初回の説明
「録音・録画・撮影の禁止」や「許可制」の記載がないかを見ます。大学の学生向けページに全学の決まりが載っていることもあります。
2. 先生に直接尋ねる
記載がなければ、授業の前後に「復習用に自分だけで聞き直したいので、録音してもよいですか」と一言尋ねます。メールで聞いておくと記録が残ります。
3. 必要なら支援の窓口へ
障害や病気でノートを取るのが難しい場合は、障害学生支援の窓口に合理的配慮として録音の許可を申し出ます。
許可を得て録った講義でも、使ってよい範囲には限りがあります。自分の復習に使う分には問題になりにくく、他人に渡した時点で話が変わります。
使い方
自分で聞き直す・文字起こしして復習する
使い方
要約を見ながら自分のノートを書く
使い方
録音や文字起こしを友人に送る
使い方
SNS・動画サイト・共有ドライブに上げる
| 使い方 | 目安 | 理由 |
|---|---|---|
| 自分で聞き直す・文字起こしして復習する | 問題になりにくい | 著作権法第30条は、個人的に使うための複製を認めています |
| 要約を見ながら自分のノートを書く | 問題になりにくい | 自分の言葉でまとめ直したノートは、自分の学習の範囲です |
| 録音や文字起こしを友人に送る | 控える | 私的使用のために作った録音を目的外で配ると、第49条で複製を行ったものとみなされます |
| SNS・動画サイト・共有ドライブに上げる | しない | 公衆送信の権利は著作者にあります(第23条)。大学の規則違反にもなり得ます |
講演は第10条で言語の著作物の例に挙げられています。条文はe-Gov法令検索の著作権法で確認できます(2026年10月17日確認)。教員が自分の講義を録音して受講生に配る場合の第35条の扱いは、教員・主催者向けの講義の文字起こしページで説明しています。このページは一般的な情報で、法的な助言ではありません。
文字起こしの読みやすさは、座る場所でほぼ決まります。下の表は当社の測定値ではなく、教室で録音したときの一般的な傾向です。
録音のしかた
最前列・教卓近くにスマホを置く
録音のしかた
教室の中央あたり
録音のしかた
後方の席
録音のしかた
オンライン授業の録画
| 録音のしかた | 聞き取りやすさ | 正直なところ |
|---|---|---|
| 最前列・教卓近くにスマホを置く | もっとも聞き取りやすい | 先生の声が直接届き、周りの物音より大きく入ります。板書中に背を向けたときだけ声が遠くなります。 |
| 教室の中央あたり | たいていは十分 | マイクとスピーカーのある教室なら読める文字起こしになります。前後の席の私語やキーボードの音が混ざりやすくなります。 |
| 後方の席 | 聞き取りにくい箇所が増える | 大教室では反響と空調の音が重なり、専門用語や数字の聞き違いが増えます。前に移れないときは、スピーカーの真下の席を選びます。 |
| オンライン授業の録画 | 配信の音声なら明瞭 | 大学が録画を配信していれば、それを使うのが一番です。自分で画面を録画する前に、その授業で録画が認められているかを確かめてください。 |
iPhoneならボイスメモで十分です。録音した講義の書き出し方はiPhoneの録音を文字起こしする方法にまとめています。KlangのiPhone・Androidアプリで録れば、授業後にそのまま文字起こしが始まります(App Store・Google Play)。
ビットレートから計算した目安です。どの形式でも、Klangの上限である1ファイル10GBに収まります。
形式・音質
m4a・mp3(64kbps)
形式・音質
m4a・mp3(128kbps)
形式・音質
WAV(44.1kHz・16bit・ステレオ)
| 形式・音質 | 90分の目安 | 15回分 |
|---|---|---|
| m4a・mp3(64kbps) | 約43MB | 約650MB |
| m4a・mp3(128kbps) | 約86MB | 約1.3GB |
| WAV(44.1kHz・16bit・ステレオ) | 約950MB | 約14GB |
スマホの容量が気になる場合は、圧縮形式で録り、アップロードを終えた録音から端末を整理します。対応形式はKlangヘルプのファイルのアップロードで確認できます。
2026年10月15日(木)3限、森田先生(架空)の「経済学入門」第3回「需要と供給の弾力性」を、最前列の机に置いたスマホで録音した例です。89分の録音から、次の要約と復習ノートができます。
文字起こし(抜粋)
講義はほぼ先生ひとりの声なので、フリープランの時刻付き全文で十分に読めます。
AI要約
需要の価格弾力性(需要量の変化率÷価格の変化率、絶対値)を定義し、学食のコーヒーの数値例で1.5と計算した。弾力性が1を超える財では値上げで総収入が減ること、代替品の多い財ほど弾力的になることを説明。次回は供給の弾力性と税の負担。
復習ノート:押さえる点
試験に出そうな問い(3問)
問1:需要の価格弾力性を定義し、価格が10%上がって需要量が15%減ったときの値を求めよ。
答えの手がかり:15÷10=1.5。1より大きいので「弾力的」と答える(00:41:05)。
問2:弾力性が1より大きい財を値上げすると、総収入はどう変わるか。数値例で説明せよ。
答えの手がかり:200円×1,000杯=20万円から、220円×850杯=18万7,000円に減る(00:52:30)。
問3:塩と外食では、どちらの需要が弾力的か。理由を2つ挙げて答えよ。
答えの手がかり:代替品の多さと、必需品かどうか。授業の三つの要因から二つを選ぶ(01:02:18)。
問いは、要約を開いた状態でAIチャットに「この回から、期末試験に出そうな問いを3つ作って」と頼んだ下書きを、自分で整えたものです。先生が「毎年聞いている」と話した00:52:30は、録音がなければ聞き流しやすい一言です。ノートの形はコーネル式ノートの書き方を参考にすると、左のキーワード欄に時刻を書き込めます。
録音は溜めるほど役に立ちますが、試験前に全部を聞き直す時間はありません。読む・探す・尋ねるで済む形にしておくのがこつです。
いつ
毎週の授業
いつ
授業の当日中
いつ
週末
いつ
試験の2週間前
| いつ | すること | ポイント |
|---|---|---|
| 毎週の授業 | 録音する(約90分) | 録音を止めたら、ファイル名を「経済学入門_第3回」のように授業名と回数に変えておくと、あとで探しやすくなります。 |
| 授業の当日中 | アップロードして要約を読む(10分) | 記憶が新しいうちに、分からなかった箇所へ[要確認]を付けておきます。翌週に先生へ質問する材料になります。 |
| 週末 | 復習ノートにまとめる(30分) | 要約と時刻を手がかりに、定義・例・試験に出そうな問いをノートに書き写します。ノートは自分の言葉で書きます。 |
| 試験の2週間前 | 全回を横断して探す | 全回の文字起こしを1つの分析にまとめ、AIチャットで回をまたいで質問します。「第何回で出たか」を時刻付きで確かめられます。 |
全回をまとめた分析では、AIチャットが答えの根拠となった回と時刻を示します(Klangヘルプ:複数のファイルを分析する)。AIの答えは下書きです。試験範囲や定義の細かな言い回しは、教科書と元の音声で確かめてください。
週に10コマの授業を録っても、文字起こしの時間に上限はありません。AI要約とAIチャットもフリープランに含まれます。ゼミの討論で発言者を自動で分けたいときだけ、プロプラン(月払い¥1,180、年払いなら月あたり¥980・税込)が必要です。
無料で講義の録音を文字起こし| 機能 | フリー | プロ |
|---|---|---|
| 講義の録音の文字起こし | 無制限 | 無制限 |
| 1ファイルの上限 | 10GB | 10GB |
| AI要約・AIチャット | ◯ | ◯ |
| スマホアプリで録音 | ◯ | ◯ |
| 話者の自動識別(ゼミの討論向け) | — | ◯ |
| Word・TXTなどで書き出し | ◯ | ◯ |
音声・動画・文字起こしは、AIモデルの学習に利用しません。ISO 27001認証のデータセンターで保管し、管理の詳細はセキュリティページで公開しています。
大学と授業によって決まりが違うため、先に確かめてください。山口大学の共通教育のように、授業の撮影・録画・録音を原則禁止とし、必要なら担当教員の許可を得るよう定めている大学もあります。シラバスや初回の説明に書かれていなければ、授業の前後に先生へ直接尋ねるのが確実です。
大学の障害学生支援の窓口に、合理的配慮として録音の許可を申し出られます。京都大学の障害学生支援部門は「授業での録音および撮影許可」を、筑波大学は「録音機器の持込・使用許可」を配慮の例に挙げています。2024年4月1日からは、私立大学を含む事業者にも合理的配慮の提供が義務になりました。
送らないでください。講演は著作権法第10条で言語の著作物の例に挙げられており、第30条で許されるのは、個人や家庭内などの限られた範囲で使うための複製です。友人に配る、SNSや共有フォルダに上げるといった使い方は、この範囲を超えるおそれがあります。共有したい場合は先生に相談してください。このページは一般的な情報で、法的な助言ではありません。
形式と音質で変わります。計算上、128kbpsのm4aやmp3なら約86MB、64kbpsなら約43MBです。非圧縮のWAV(44.1kHz・16bit・ステレオ)でも約950MBで、Klangの上限である1ファイル10GBを大きく下回ります。分割せずに1ファイルのままアップロードできます。
多くの場合、スマホの録音アプリで足ります。机の上にスマホを出しにくい授業や、スマホの電池・容量を気にせず毎週録りたい場合は、ICレコーダーが向いています。ICレコーダーのmp3やwavも、パソコンからそのままKlangにアップロードできます。
できます。Klangのフリープランは月額¥0で、文字起こしの時間に上限がなく、AI要約とAIチャットも使えます。クレジットカードの登録は不要です。ゼミの討論で発言者を自動で分ける話者の自動識別は、プロプランの機能です。
英語を含む17言語の音声を文字起こしできます。中国語と韓国語には対応していません。翻訳の機能はないため、英語の講義は英語のまま文字になります。
プランの最新情報は料金ページでご確認ください。