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文字起こしの外注・依頼

文字起こしを業者に依頼する前に。外注・代行とAIの使い分け

裁判に出す反訳書は、業者に依頼するのが確実です。会議・取材・インタビューの記録は、AIで文字起こしし、引用する発言と数字だけ人が原音で確かめれば足ります。5社の公式料金では、60分の録音を業者に頼むと通常納期で9,240〜22,000円(税込)です(2026年10月15日時点)。

録音をAIで文字起こしするフリープランは文字起こし無制限・月額¥0・クレジットカード不要。

公開日:更新日:執筆・運営:

外注するかどうかは、録音の種類より「文字にした結果を誰が、何に使うか」で決まります。9つの用途を3つの判断に分けました。

業者に頼む

正確さを人が保証する必要がある録音

  • 裁判・調停に出す反訳書

    聞こえたとおりに起こす正確さと書式が求められ、作成者の記載も必要になる。

    業者に伝えること:裁判用であること、冊子・押印の要否

  • 議会・審議会などの公式な会議録

    公開される記録で、表記の基準と発言者の確認が欠かせない。

    業者に伝えること:表記の基準、発言者の名簿

  • 雑音・方言が多い録音、古いテープ

    自動認識が苦手な条件で、聞き起こしの経験が効く。

    業者に伝えること:録音環境と話者数(割増の対象になりやすい)

  • 社内に確認する人も時間もない

    AIの結果を原音と照らす人がいなければ、記録として使える品質にならない。

    業者に伝えること:納期と修正対応の範囲

AIで下書きし、人が確認する

使う部分だけ原音で確かめればよい録音

  • 取材・インタビュー記事

    記事に使うのは一部の発言。引用する箇所と数字だけ原音で確かめればよい。

  • 社内会議・定例の議事録

    件数が多く、要点とタスクが早く必要になる。決定事項と数字を確認する。

  • 研究インタビューの逐語録

    言いよどみまで残す基準なら、全文を原音で聞き直す。その時間が取れなければ業者に頼む。

AIで足りる

社内で見返すための記録

  • 商談・面談・1on1の記録

    社内で使う記録で、要約とタスクで足りることが多い。

  • 研修・講演の振り返り

    自分たちが後から見返す用途で、要約と全文検索で目的を果たせる。

迷う場合は、録音の一部をAIで文字起こしし、確認にかかった時間を測ってから決めます。確認が録音時間を大きく超えるなら、その録音は業者に向いています。

各社の公式料金ページに2026年10月15日時点で掲載されていた内容で、60分の総額が安い順に並べました。料金は改定されることがあるため、依頼前に必ず見積もりを取ってください。

  1. MOJI-OKOSHIYA

    9,240円60分・税込

    1分の単価
    標準140円(税別)。素起こしも同額
    標準納期
    60分で中3日
    最低料金・割増
    特急料金なし。最低料金の記載なし
    裁判用の反訳
    料金ページに記載なし
  2. データグリーン

    13,200円60分・税込

    1分の単価
    ケバ取り・通常200円(税抜)
    標準納期
    中3日(確定ではないと記載)
    最低料金・割増
    最低料金6,600円(税込)。話者4人以上・音質不良などで追加料金の場合あり
    裁判用の反訳
    追加料金(金額の記載なし)
  3. 文字起こし専門com

    13,200円60分・税込

    1分の単価
    素起こし・ケバ取り200円(税込220円)
    標準納期
    料金ページの納期表を参照(営業日計算)
    最低料金・割増
    15分未満は15分で計算。音質・至急で料金は変わらない
    裁判用の反訳
    料金ページに記載なし
  4. 東京反訳

    19,800円60分・税込

    1分の単価
    通常300円(税抜)
    標準納期
    中3日
    最低料金・割増
    最低料金8,000円(税抜)。ケバ付き+20円、整文+10円
    裁判用の反訳
    1分700円(税抜)。60分で46,200円(税込)、中5日
  5. テープリライト

    22,000円60分・税込

    1分の単価
    一般用(ケバ取り+整文)60分まで20,000円(税抜)
    標準納期
    4営業日
    最低料金・割増
    60分までは一律20,000円(税抜)。以降15分ごと5,000円(税抜)。納期短縮は+30〜100%
    裁判用の反訳
    法廷提出用60分32,000円(税込35,200円)

5社の総額には2倍以上の差があります。主な理由は、仕上げの範囲(ケバ取りだけか、整文まで含むか)と、最低料金・特急料金の扱いです。裁判用の反訳は通常の文字起こしと別料金で、料金を公開している2社では60分35,200〜46,200円(税込)でした。

文字起こし業者の料金は録音の分数で決まり、Klangの料金は人数で決まります。毎月の本数が増えるほど差が開きます。

60分の録音を毎月依頼した場合の費用(税込、2026年10月20日確認)
録音の量業者(通常納期)Klang フリープランKlang プロプラン(1人)
60分の録音を月1本¥9,240〜¥22,000¥0¥980(年払い)/¥1,180(月払い)
60分の録音を月4本¥36,960〜¥88,000¥0¥980(年払い)/¥1,180(月払い)
60分の録音を月12本¥110,880〜¥264,000¥0¥980(年払い)/¥1,180(月払い)

業者の金額は、確認した5社のうち60分の総額が最も安いMOJI-OKOSHIYA(標準1分140円・税別、料金)と、最も高いテープリライト(一般用1時間まで20,000円・税抜、料金)を本数分かけたものです。いずれも2026年10月20日に公式の料金ページで確認しました。Klangの料金は人数で決まり、録音の本数や長さでは変わりません。

それでも業者が向いている録音

  • 裁判・調停に提出する反訳書で、作成者の記載や書式まで求められる
  • 一語一句を聞こえたとおりに残す逐語録を、社内で確認する人がいない
  • 雑音・方言・重なった発言が多く、AIの下書きを直す時間のほうが長くなる

AIの下書きを自分で校正する4ステップ

  1. 録音ファイルをKlangにアップロードし、文字起こしと要約を待つ
  2. 要約で、公開・提出に使う区間と数字・固有名詞の箇所に印を付ける
  3. 印を付けた箇所だけ、原音を再生しながら文字を直す
  4. Wordで書き出し、体裁を整えて共有・納品する

発言者ごとに分かれたWordにするには、話者の自動識別があるプロプラン(7日間の無料トライアルあり)を使います。

記事用に60分のインタビューを録音した場合です。Klangでの文字起こしの抜粋、Klangが作る下書き、記事に使う前に人が確認する箇所を並べました。

取材インタビュー「酒蔵の杜氏に聞く、仕込みの冬」(60分・架空)オウンドメディアの記事用に、編集者が蔵元の杜氏へ対面で取材。スマートフォンで録音し、Klangへアップロードした想定です。話者名はプロプランの話者の自動識別で分けています。

文字起こし(抜粋)

  1. 12:04編集者今年の仕込みで、去年から変えたことはありますか。
  2. 12:09杜氏・森田さん酒米を一部、岡山の雄町に替えました。精米歩合は五十パーセントまで磨いています。確認1
  3. 12:31杜氏・森田さん仕込みは十一月の頭から三月の末まで。蔵人は私を入れて六人です。確認2
  4. 12:52編集者記事では、どの銘柄を中心に紹介するのがよいでしょう。
  5. 13:01杜氏・森田さん新しい純米吟醸の「冬灯(ふゆあかり)」ですね。ただ、出荷日はまだ書かないでください。確認3

Klangが作る下書き

要点
  • 今年から酒米の一部を岡山県産の雄町に変更。精米歩合は50%
  • 仕込みは11月上旬〜3月末、蔵人は杜氏を含めて6人
  • 記事の中心は新しい純米吟醸「冬灯」
記事で使える発言の候補
  • 12:09「酒米を一部、岡山の雄町に替えました」
  • 12:31「仕込みは十一月の頭から三月の末まで」
タスク
  • 編集者:「冬灯」の出荷日を記事に載せない
  • 編集者:引用部分を杜氏に確認してもらう

記録にする前に確認すること

  1. 確認112:09 品種名「雄町」と精米歩合「50%」を原音で聞き直し、蔵の資料とも照らし合わせる。
  2. 確認212:31 期間と人数は記事にそのまま載る数字。聞き間違いがないか確認する。
  3. 確認313:01 銘柄名の表記と読みを確認し、「出荷日は書かない」という条件を記事の担当者に共有する。
  • 業者に頼む

    上の5社・通常納期

    9,240〜22,000円

    税込

    原稿が手元に届くまで
    中3日〜4営業日
    人が行う作業
    納品された原稿から、引用する箇所を探して確認する
  • Klang フリープラン

    話者の自動識別なし

    ¥0

    文字起こし無制限

    原稿が手元に届くまで
    文字起こしが終われば、すぐ確認を始められる
    人が行う作業
    確認1〜3の3か所を原音で聞き直す
  • Klang プロプラン

    話者名が自動で分かれる

    ¥1,180

    月払い・録音の本数によらず定額

    原稿が手元に届くまで
    文字起こしが終われば、すぐ確認を始められる
    人が行う作業
    確認1〜3の3か所を原音で聞き直す

この例で人が原音を聞き直すのは、記事に載る3か所だけです。1か所20〜30秒なら、聞き直しは数分で済みます。一方、60分すべてを逐語録として仕上げる場合は、録音時間と同じかそれ以上の確認時間を見込みます。その作業を社内で受け持てないなら、業者に頼むほうが確実です。

  • 仕上げの定義

    素起こし・ケバ取り・整文の呼び方と範囲は業者ごとに違います。同じ仕上げで見積もりをそろえます。

  • 最低料金と最低時間

    短い録音は最低料金で総額が決まります。確認した5社では、最低料金の記載がない業者から、8,000円(税抜)の業者までありました。録音1時間までを一律の基本料金(20,000円・税抜)とする業者もあり、15分未満を15分として計算する業者もあります。

  • 納期と特急料金

    確認した5社では、特急は+30〜100%か1分単価の上乗せでした。特急による割増はないと明記する業者もあります。

  • 話者数・音質による割増

    話者4人以上や雑音の多い録音で追加料金になる業者があります。話者数と録音環境を先に伝えます。

  • 守秘義務と作業者

    守秘義務契約の可否、再委託や在宅作業者の有無、納品後のデータ削除の時期を確認します。

  • 反訳書への対応

    裁判に出すなら、反訳書の書式、作成者の記載、冊子・押印に対応しているかを確認します。

長い録音のうち、正確な原稿が必要なのが一部だけなら、全体を外注する必要はありません。

  1. 01

    全体をAIで文字起こしする

    録音ファイルをKlangへアップロードします。1ファイル10GBまで、mp3・m4a・wav・mp4などをそのまま扱えます。

  2. 02

    要約で必要な区間を見つける

    AI要約と文字起こしを見ながら、公開する・提出する区間の時刻を書き留めます。

  3. 03

    その区間だけ業者に見積もりを取る

    書き留めた開始・終了時刻を伝えます。業者の多くは録音の分数で料金を決めるため、対象を絞るほど費用が下がります。

  4. 04

    残りはAIの下書きを社内で使う

    社内向けの記録や検索用には、AIの文字起こしと要約をそのまま使います。

Klangに録音をアップロードすると、AIが文字起こしし、要約とタスクを作ります。原音を聞きながら確認・修正し、Word・Excel・TXTなどで書き出せます。日本語を含む17言語に対応しています。翻訳機能はありません。

  • フリープランは文字起こし無制限・月額¥0
  • 1ファイル10GBまでアップロード
  • 話者の自動識別はプロプラン(月払い¥1,180)
無料で試す
文字起こしは、業者とAIのどちらに依頼すべきですか?

裁判や調停に出す反訳書、雑音や方言が多い録音、社内に確認する人がいない場合は業者が向いています。会議・取材・インタビュー・商談の記録は、AIで文字起こしし、引用する発言や数字を人が原音で確認する方法で足りることが多いです。

文字起こし業者に60分の録音を頼むと、いくらかかりますか?

2026年10月15日に5社の公式料金ページで確認したところ、通常納期・標準の仕上げで9,240〜22,000円(税込)でした。話者が多い、音質が悪い、納期を急ぐといった条件で割増になる業者もあります。依頼前に同じ条件で見積もりを取ってください。

業者に頼むと、納品まで何日かかりますか?

60分の録音なら、確認した5社の通常納期は中3日〜4営業日でした。特急プランのある業者では、追加料金で翌日や当日の納品も選べます。MOJI-OKOSHIYAと文字起こし専門comは、特急による割増はないと料金ページに記載しています。

裁判に出す反訳書も、AIの文字起こしで作れますか?

AIの文字起こしは下書きにはなりますが、そのまま反訳書にはなりません。反訳書は聞こえたとおりの正確さと書式が求められ、作成者の記載も必要です。業者に依頼するか、自分で原音と全文を照らし合わせて仕上げてください。裁判用の料金を公開している2社では、60分で35,200〜46,200円(税込)でした。

外注するとき、機密保持では何を確認すればよいですか?

守秘義務契約を結べるか、作業を再委託するか、在宅の作業者が扱うか、納品後に音声と原稿をいつ削除するかを確認します。AIツールを使う場合は、会話データがAIの学習に使われないかを確認してください。Klangは会話データをAIの学習に使いません。

文字起こし業者の料金相場は、1分あたりいくらですか?

2026年10月20日に公式の料金ページで確認したところ、MOJI-OKOSHIYAは標準1分140円(税別)、文字起こし専門comは素起こし・ケバ取り1分200円(税抜)でした。テープリライトは一般用で1時間まで20,000円(税抜)の基本料金です。仕上げの範囲や納期で金額が変わるため、同じ条件で見積もりを比べてください。

毎月録音がある場合、業者とAIツールではどちらが安いですか?

業者は録音の分数ごとに料金がかかるため、60分の録音を月4本頼むと、確認した5社では月36,960〜88,000円(税込)になります。Klangはフリープランなら¥0、プロプランでも1人あたり月¥980(年払い・税込)で、本数や長さで料金は変わりません。

外注せずに、AIの文字起こしを自分で校正しても大丈夫ですか?

会議・取材・インタビューの記録なら、多くの場合それで足ります。要約で公開・提出に使う区間を見つけ、その部分と数字・固有名詞だけ原音で確認します。裁判に出す反訳書や、全文を聞こえたとおりに残す逐語録は、業者に依頼するか全文を原音と照らし合わせてください。

業者に頼む前に、AIの文字起こしを無料で試せますか?

Klangのフリープランは月額¥0、クレジットカード不要で、文字起こしは無制限です。録音ファイルは1ファイル10GBまでアップロードできます。話者の自動識別はプロプラン(月払い¥1,180、年払いは月¥980・税込)の機能です。

クレジットカードは不要です。数分でお使いいただけます。